
東京モーターショー、2年に1回の日本に於ける最大の自動車イベントです。
以前書いたように、1989年幕張に移ってからは毎回行っています。
今年は、参加メーカーが激減して当初からつまらないのではという評判が多かったですが、それでも見に行ってきました。
今回は国産乗用車メーカーは全て参加したものの、2輪はカワサキが不参加。外国車のメジャーではアルピナ、ロータス、ケーターハムのみと何とも寂しい内容です。
実際展示スペースは3大ホールのみで、この数年企画展示スペースになっていた別館は使用なし。
しかもあちこちに余った空間があります。かろうじてクルマと関連する事項のあることに使われていましたが、これが場所埋めであることは間違いありません。
さて、各メーカーで気になったクルマはフォトギャラリーで論評しますが、総論として、
不景気にもかかわらずしぶとく独走するトヨタに対し、来年日産が一矢報いれるのか。
いまいち未来が見えない三菱、マツダはいかに生き延びるのか。
ホンダはCR-Zで、ハイブリッドスポーツという新たな地平を創造出来るのか。
ダイハツはトヨタにおんぶに抱っこで、軽自動車の専門メーカーとしてトップを目指すのか。
スバルは軽自動車を捨てて日本のBMWに成れるのか、それとも過去のプリンスのようにトヨタの一部門に成り下がるのか。
スズキは、GMの後ろ盾を無くして普通車を維持出来るのか。初代アルト、初代ワゴンRのような独創的なヒット作をまた生み出せるのか。
2輪メーカーのヤマハは、現実離れしたおかしなアートを展示している場合か。
ホンダはなかなか実現しない電動バイクやスクーターを量産出来るのか。
スズキの燃料電池スクーターとセニアカーはすごいアイデアだが、コストが合うのか。
といったところです。
近未来は、近距離→電気自動車、遠距離→ハイブリッド車&燃料電池車という流れになっていくのでしょう。石油資源の枯渇が懸念されるガソリン&ディーゼルエンジンの内燃機関に我々が乗れるのも、あと20年くらいの期間しかないのですかね。
最後にフォルクスワーゲン、メルセデスベンツを初め外車メーカー首脳のみなさん、確かに自動車産業の進展著しい中国やインドに目が向くのは仕方ない事と思いますが、やれ非関税障壁だの、外車販売に門戸を開かないだの、色々な問題があったにせよあなた方のクルマを日本はそれなりに販売使用してきました。
あれだけ外車の販売比率が低いからもっと売れるように便宜を図れと言いながら、不景気の一声で掌を返したように一斉に不参加とはどういうことですか。
不調とはいえ、世界中でも日本での自動車販売は軽視できる範囲ではないでしょう。モーターショーの経費?そんなものは世界に名の通ったメーカーならば交際費ですよ。
モーターショーはクルマに対して夢を描く場なのです。そこにあなた方のクルマが存在しないということはその機会を日本人に与える場を放棄しているのです。ぜひ2年後には考え直して参加して下さいね。
まあ外国車を所有したことがない私は、意見出来る身分ではないかも知れませんけれど(笑)
勝手気ままなフォトギャラリーは、手始めに
トヨタから徐々に書いていきます。
Posted at 2009/11/08 23:10:00 | |
トラックバック(0) |
ブログ企画 | クルマ