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2017年08月31日 イイね!

2代目N-BOX2017年モデル 前編

2代目N-BOX2017年モデル 前編2代目N-BOXが本日発表されました。さっそく検分してみましょう。

ホンダとしては大ヒットになったN-BOXですが、その2代目を作るのは相当に難しかった事でしょう。初代モデル末期でも需要を継続させるためか、早くから外見がリークされるなど前景気をあおってきたのはご存知の通りですが、変わり映えしないだの、カスタムの顔がおかしいだの否定的意見が私の回りでは多かったのは確かです。

ですが、私は2代目は写真よりも実物の方がきっと印象がよいと言ってきました。

初代が発表された当時も、カスタムのヘッドランプやメッキモールがいかついとかブルーのアクセサリーライトが下品だとかさんざんな言い方をした人が沢山いましたが、今ではそんなことはほとんど耳にしなくなりました。要するに数が出れば見慣れてしまうということなのです。

初代と同じくノーマルとカスタムに大別されます。外寸ホイールベース共に変化はほぼありません。まずノーマルの外見から。


ノーマルのフロントビューはキープコンセプトそのもの。

ヘッドランプの形状はそっくりですが、ノーマルも全てドアミラーウインカーになったため、サイドへのウインカー部分の張り出しが少なくなっています。スクープではノーマルはHIDとの記事もありましたが、全グレードLO/HI+リングポジション+ウインカー全部LEDです。従ってバルブ交換は無理です。

サイドは、ボンネットの厚みが増して(2代目ステップワゴンみたい)、サイドの切り口がそのままテールランプまで伸びるプレスラインに繋がっています。クオーターガラスの面積が少し広がったくらいで、ドアの構成などは初代とほぼ同じ。ノーマルは全車アウトサイドハンドルがボディ同色です。

リヤはリヤゲートの切り方が丸みを帯びて、リヤバンパーにリフレクターが設置されました。リヤゲートガーニッシュの長さが途中までというのは初代と同じです。テールランプは初代と異なりレンズ面がレッド。スモール/ストップはLEDですが、ウインカーとバックランプバルブは白熱球です。

見落としがちですが、ドアを開けるとセンターピラーやリヤタイヤハウスは初代に増してゴツい造りになっています。この点が剛性を落とさずに50kg-80kg軽量に出来た秘密ではないかと。

それから、N-BOXを含めてホンダ車のルーフパネルとサイドパネルの継ぎ目は、ルーフ左右両端20cm位の位置を溶接で接合してその上にルーフモールを前後に置く(溶接のアラを隠す)というやり方でした。初代フィットはリヤゲートの開閉振動で継ぎ目の溶接が剥がれて雨漏りという症例がありました。ルーフモールがあるので雨の侵入経路が分かりづらく修理に手間取ったそうです。
2代目にはそのルーフモールがありません。それだけ溶接技術が向上したということだろうと思います。初代はサイドシルが高張力鋼板でも硬い鉄板なので、作業がやりにくいと鈑金屋さん泣かせだったのですが、2代目も事故補修作業は大変そうです。


カスタムはフロントグリルから延長されたメッキバーがヘッドランプを横切り、下部は9灯式LEDヘッドランプで上部は最近流行のシーケンシャル(流れる)LEDウインカーランプ。もちろんコの字型に点灯するLEDポジションランプも内蔵。フォグランプも3連LEDタイプです。
フロントバンパーも抑揚の付いた造形でなかなかのもの。但しグリルの開口部は開けっ放しでクーラーコンデンサーのフィンが露出したまま。
近くマイナーチェンジの5代目ステップワゴンスパーダもメッキバーを採用しており、このデザインはしばらく他のモデルでも反復使用されるかもしれませんね。

サイドにはお約束のサイドスポイラーが標準で付いて、アウトサイドハンドルはメッキ。

リヤはルーフスポイラーが標準で付いて、リヤバンパーもスポイラー形状になってリフレクターは縦になります。
これも初代と同じくリヤゲートガーニッシュが長くなって、延長する形でテールランプにもメッキラインが入ります。テールランプは全てのバルブがLEDとなってレンズはクリアタイプ。このテールランプのレッド/クリアのグレード分けは3代目と4代目のステップワゴン(ノーマルはレッド/スパーダはクリア)を髣髴させます。

初代ではリヤゲートアウトサイドハンドルは独立していましたが、2代目は電気式スイッチになってリヤゲートガーニッシュに内蔵されました。中央にはナンバーランプがあるのでスイッチは少し右にあります。左利きの人だと違和感があるかも。しかもガーニッシュにはスイッチに位置を示す四角の凸凹模様まで配されているという、芸の細かさです。


インテリアは、ガラリと変わって3代目5代目ステップワゴンやフリードでおなじみの「アウトホイールメーター」になったこと。ステアリングホイールの上側にメーター類を見る配置になりました。背の低い女性だと見づらいのではないか、でも今はハイトアジャスターで何とかなるのか。まあセンターメーター(個人的にセンターメーターは嫌い)にならなかったことは評価したいですが。

その代りステアリングホイール内に何もないのは寂しい。最近は車内にi-Padを持ち込む人が多いからここが恰好の設置場所となりそうです。しかし万一の時に顔面に飛んで来ると危険です。ここは運転席アッパーボックスになっているので、フタに固定器具を装着してしっかりiPadを保持する必要がありますね。

全車プッシュスタートですが、スイッチがステアリングコラム左から右下よりに変更になりました。トヨタはほぼ右にありますが、ホンダは車種によって左だったり右だったり。右ハンドルなら右にあった方がしっくりくると私は思いますが。スタート待機状態ではスイッチ照明が蛍のように明滅するというギミックがあります。


インテリアでの売り物は、助手席スーパースライドシート。
助手席が57cmもスライドします。写真のように、リヤシートのお子さんを助手席に座ったお母さんが世話をしたり、リヤシートから運転席へウオークスルーしたりするのに便利です。しかもリヤシートで助手席を動かすためにシートバックにスライド/リクラインレバーを配してあり、助手席を後方にスライドしてもシートベルトが着用出来るように、シートベルトがシートバックに内蔵されている(タントやポルテ同様)、アームレストが左右別々に付くのも良い点です。
オデッセイとステップワゴンで、長期に渡ってセカンドシートのアレンジを試行錯誤してきた経験を生かした機能です。はっきり言って無駄に広いリヤシート足元も、助手席スーパースライドシートなら納得です。

ノーマルはベージュ/グレージュの一種類でブラックが選択出来なくなったことはよくない点です。初代後半はブラックが主力だったのに。その代りベージュでも明るい部分が減ってカーペットマットもブラックになったので多少汚れが目立たなくなったのは確かです。
カスタムはルーフライニングまでブラックになりました。うちのフィットRSもそうだけど何か暗い雰囲気なのは否めません。ルーフライニングはせめてダークグレー程度に留めた方がいいと思うのですがね。


初代であれだけ不評を買ったスライドしなかったリヤシートも、2代目では全車スライドが標準化。もちろんチップアップも可能。トランクスペースには大きな変化はありません。

インストルメントパネルやドアトリムに小物入れが増えたことや、時代の流れでUSBジャックが設置されました。初代が物を置く場所が少ないと苦情が多かったことに対処したのでしょう。その代りグローブボックスは小さく初代の2/3位の容量です。
全車オーディオレスですが、ナビ装着スペシャルパッケージでは、ETCも含まれるようになったこと、ステアリングリモコンスイッチの機能が増えハンズフリーテレホンスイッチと音声認識スイッチが付きました。初代ではいちいちナビ画面をタッチしないと受話終話が出来なかったのが不便だったのですが、手元にスイッチがあるというのは福音です。しかもスイッチはストロークが短くカチッとした高級感ある手応えなのも特筆です。
カスタムの場合4スピーカーからツイーターも含む8スピーカーになったのも進化点です。


エンジンはi-VTEC化されてS07A→S07Bと型式が変更されました。ですがNA/ターボ共にカタログ上性能の変化は見られません。燃費は向上しています。
心配なのはフューエルタンク容量が初代2WD35L/4WD30Lから、2WD27L/4WD25Lに少なくなったこと。
容量が減れば軽量化になるし燃費が向上しているからいいでしょ、がメーカーの言い分でしょうが、我々のように遠出する際に40Lくらいあると航続距離が伸びていいと思うのですがね。

サスペンションも、フロントストラット/リヤトーションビーム(2WD)リヤドデオンアクスル(4WD)と同じですが、2WDのみリヤに内蔵式スタビライザーが追加されました。
ノーマルは14インチタイヤにスチールホイール+ホイールカバー、カスタムはNAが14インチタイヤにアルミホイール、カスタムターボは15インチタイヤにアルミホイールです。


ホンダが力を入れている安全装備のホンダセンシングは、カタログに全車標準装備と書いてありますが、小さくNAには装備しない仕様もございますとも書いてあります。相変わらず安い価格のグレードを記載するためのからくりです。これだけ安全装備が不可欠という風潮なのだから、レス車など無くてもいいと思うのですが。モデルチェンジを機に、サイド/カーテンエアバッグが大半のグレードで標準装備されたのはよいことです。


未だに遅れているのが、ワンタッチオートスライドドアボタンの未設定です。
我々が初代にポチガーを後付けして、背の低い子供や力の弱ったお年寄りにとても便利で喜ばれていると、みんカラ上で称賛しているのはご存知の方も多いし、既にタント、スペーシアでは標準装備化されているのに、ホンダだけは頑として装備しようとしません。何故でしょうか?
セレナでおなじみのハンズフリースライドドアをディーラーオプションしたからいいでしょ、というのは理由になりません。ホンダの技術陣のみなさん、ワンタッチオートスライドドアスイッチ、年改時でいいから追加して下さいな。

初代はドアロック/アンロックがリクエストスイッチのプッシュすることでしか出来なかったのが、アンロックのみアウトサイドハンドルに手をかざすことによって解錠出来るようになったのは進化です。

グレード展開です。

ノーマルはベーシックなG、中級のG・L、上級のG・EX。


G・LとG・EXにはターボも選べます。G・Lまでは初代と同じフロントベンチシートですが、G・EXは助手席スーパースライドシートになります。


カスタムはGが廃されて、G・LとG・EX。


それぞれにターボも選べます。G・EXは助手席スーパースライドシートです。
カスタムはピアノブラックパネル調パネル+メッキ加飾の専用インテリア。インテリアイルミネーションは、初代のブルーかレッドから、ホワイトに変更。ルームランプもカスタムはLEDになります。

ボディカラーは共用色が、

ブリリアントスポーティブルーメタリック(B593M)
クリスタルブラックパール(NH731P)
ルナシルバーメタリック(NH830M)

の3色。初代2015年モデル以降カスタムでは廃止されていたルナシルバーメタリックが復活。

ノーマル専用色が、

モーニングミストメタリック(B618M)
ブリティッシュグリーンパール(G547P)
プレミアムピンクパール(R562P)
プレミアムイエローパールⅡ(Y70P)
プレミアムアイボリーパール(YR631P)
プレミアムアガットブラウンパール(YR633P)

の5色。新色はモーニングミストメタリックで、初代の2012年2013年モデルのクールミストメタリックに似ています。プレミアムアガットブラウンパールは、フィット2017年モデルで先に設定されました。

ノーマル専用2トーンカラーが、

プレミアムピンクパール/タフタホワイト(NH578)
プレミアムイエローパールⅡ/タフタホワイト
プレミアムアイボリーパール/プレミアムディープモカパール(YR586P)
プレミアムアガットブラウンパール/タフタホワイト

N-BOX/にしかなかったプレミアムイエローパールⅡが追加されましたね。

カスタム専用色が、

シャイニンググレーメタリック(NH880M)
プレミアムベルベットパープルパール(PB89P)
プレミアムグラマラスブロンズパール(YR634P)

の3色。新色はプレミアムグラマラスブロンズパール。初代のノーマルにあったブロンズ系がカスタムで復活。


カスタム専用2トーンカラーが、

ブリリアントスポーティブルーメタリック/クリスタルブラックパール
クリスタルブラックパール/サンライトレッドⅡ(R570)
ミラノレッド(R81)/クリスタルブラックパール
プレミアムグラマラスブロンズパール/スタリーシルバーメタリック(NH833M)

ブラック/レッド2トーンカラーのレッドは、N-BOX/のレッドルーフのサンライトレッド(R564)とも違うマゼンタに近いレッドです。

残念なのはレッドパール系の設定が無いこと。しかし最近ヴェゼルやフィットにプレミアムクリスタルレッドメタリックが追加設定されていることから、特別仕様車(SSパッケージⅡ?)などでN-BOXにも追加される可能性は大でしょう。

2代目N-BOXは2WDがDBA-JF3、4WDがDBA-JF4。NAがフレームナンバー1XXXXXX、ターボが2XXXXXXです。初代同様に、ノーマル/カスタムはフレームナンバーでは区別出来ません。

気になる派生車種ですが、N-BOX+(通常グレードは生産中止で福祉車両のみ)とN-BOX/は継続生産となっています。N-BOX/の動向は不明ですが、初代のN-BOX+福祉車両はまあまあ販売実績があったので、新型に移行の必要もあるでしょう。Nシリーズにはアウトドアに振ったコンセプトのクルマが未だに無いので、その需要をN-BOX+後継車に期待したいですね。モデューロXは・・・分かりません。N-ONEとステップワゴンにも出たのでぜひ再登場してほしいです。

まだまだ書きたいことがあるので、後篇に続く。
Posted at 2017/08/31 21:59:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | N BOX | クルマ
2017年08月09日 イイね!

中島春雄氏逝去

中島春雄氏逝去一昨日8月7日元俳優の中島春雄氏が亡くなりました、享年88歳。

と書いても、ほとんどの人は「誰、それ?」でしょうが、彼の姿(仕事中の)はほとんどの人が目にしていることでしょう。

それは、


怪獣ゴジラのスーツアクターです。

日本を代表する特撮映画として世界的にも知られるゴジラシリーズですが、そのゴジラの着ぐるみの中に入って演技をした人です。当時はそんなかっこいい呼称は無くて吹き替えと言っていました。

日本に於ける特撮の神と呼ばれる円谷英二氏(ウルトラマンを生み出した円谷プロの開祖)が、最初に製作した特撮怪獣映画がこのゴジラです。

それまで大部屋俳優だった中島氏は、円谷氏に見出されゴジラの初代のスーツアクターとして、1954年「ゴジラ」から1972年「ゴジラ対ガイガン」までの12作品を演じました。

各時代の作品で多少違いがあるものの、ゴジラは古代から現代まで海底で密かに生き延びていた恐竜(怪物)が、水爆実験の影響で安住の地を追われて、地上に出現し破壊の限りを尽くす、というのが基本の設定です。

怪獣という巨大生物が街を破壊するというシーンは特撮でのお約束ですが、それまでは人形を使用してコマ送りで撮影した画像を繋げてアニメーション的に製作されていたものです。


代表例は1933年アメリカ映画のキング・コングです。しかしこれは手間と時間が莫大に掛かって、コストも高いという手法でした。

それを着ぐるみを来た人間がミニチュアで作って再現したセット内で演技するという方式に改めたのが、円谷氏です。

主役のゴジラは恐竜に近い怪獣という格好になったのですが、それまで存在しない生物なのでどんな動きをするのか誰にも分かりません。

そのため、中島氏は動物園に通って動物の動きを観察して演技の参考にしたというのは、ファンの中ではよく知られています。

しかしゴジラスーツは操演ギミックを搭載して100kg以上あるので、着て歩くだけでもかなりの肉体労働。しかも着たまま水中で他の怪獣と格闘とか、着たままで宙吊りになってワイヤーアクションをするとか、常人にはとても不可能な想像を絶する大変な仕事です。

トラブルも当然あって、プールの中で溺れかけたり、ワイヤーロープが切れて落下したりとかもあったそうです。

今ではCGがあるのでそういう危険は少ないのでしょうが、実際の立ち回りを重視して、いかにリアルな生物に見せるかにこだわった点が、先駆者としての業績だと私は思います。

ゴジラを降板した後の後半生は、余りよい境遇ではなかったようですが、アメリカではミスターゴジラこそ中島氏であるとの定評で、晩年のファンイベントでも人気を博していました。

ところで、プロフィールに書いたように私が最初に映画館で観たのは、

1964年のモスラ対ゴジラでした。

何分幼かったので、ザ・ピーナッツの「もすらーや、もすらー」の歌が一番印象に残っている程度ですが、ゴジラは怖いというトラウマも植えつけられました。

その後観たガメラ対ギャオス(1967年)もギャオスが人間を捕食するいう描写などがかなり怖くて、特撮物を落ち着いて観れるようになったのは小学校6年位になってからでした。

特撮物を子供騙しと軽蔑する人もいますが、ゴジラシリーズについては(1970年代には一部怪しいのもあるが)時代背景に即した教訓があったり、製作意図に共感出来る要素が多いです。

子供向けであっても、円谷氏や中島氏が手を抜かずに真摯な態度で製作したゴジラシリーズは、50年以上経っても私はファンです。

中島氏のご冥福をお祈りします。

このブログは、
ゴジラ1954-1999超全集 小学館2000年発行
を参考に、一部写真は転載しました。
Posted at 2017/08/09 00:50:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2017年08月06日 イイね!

モーリス持ってもスーパースターは夢だった

モーリス持ってもスーパースターは夢だったまたクルマではない話題を一席。


今から40年前の1977年、私は最初のギターを手に入れました。

プロフィールに書いたように休日ミュージシャンである私は、ギターを弾くことから音楽演奏の道に入りました。(その前に幼稚園でヤマハオルガン教室に通ったが身に付かず2年間で辞めてしばらく楽器に縁が無かった)

中学校でアコースティックギターを持っている同級生がバンドを組んだと聞いて自分もギターがほしくなったのですが、高校受験があり、それは高校合格の日でした。

当時アコースティックギターは国産メーカーが群雄割拠していて様々なメーカーがありましたが、各種楽器製造大手のヤマハと、廉価ギターでは人気が高かったモーリスの、どちらにしようか悩みました

先日亡くなったムッシュかまやつと、今は演歌歌手になってしまった堀内孝雄がイメージキャラクターを務め、
「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」
というCMを流していました。

それに影響されたのではありませんでしたが、結局選んだのがモーリスです。高校3年間はほぼ毎日弾き続け、東京で4年間、社会人になって海外駐在にも1年間、岐阜に戻ってからもずっと家にありました。

その後他のギターを入手したので出番が無くなり、7年前に甥(妹の長男)が
「おっちゃん、ギター弾いてみたいので貸してくれん?」
と聞いてきたので、
「無期限レンタルだぞ。」
と貸し出しました。もちろん永久に戻らないことも止む無しと思っていました。

ところがこの秋に結婚することになった甥から、
「新居のアパートが狭くって。今頃で悪いけどギター返すわ。」
と思い掛けずモーリスが帰って来ました。


メンテナンスのやり方まで教えていなかったので、当然ながらホコリと汚れまみれ。やはり見過ごせずに、


ホコリを落として、ギターワックスで磨き、


トップ(表)は傷だらけだが、バック(裏)は傷が少ない。


バックとサイドの木材はマカッサル(縞黒檀)を使用。木目模様がきれい。この頃の国産品は現代より材質は良いものを使用していた。


錆が出かかっていたペグ(糸巻き)をCRCで軽く磨き、


当然弦は交換。


モーリス用に買っておいた長期在庫の弦を使用。ブリッジにひびが入っているので細くてテンションの弱いエクストラライトゲージ。

トップ画像は、最近メインで使用しているマーチンD-18(1998年)と、軽くメンテナンスしたモーリスW-45(多分1976年)を並べてみました。

バンドの練習に持って行って久しぶりに弾いてみると、最初は鳴らなかったが、1時間も弾き続けると少しは目覚めたようで昔の音が鳴るようになります。もちろんギターの出来自体ではモーリスはマーチンには到底かないません。(うちのモーリスはマーチンのコピー品だから)

モーリスを持っても、当然ながらスーパースターにはなれなかったけれど、こんなに傷だらけでは売りにも出せないし、また家に留まることになりそうです。

最初のライブに使用したギターだし、7年間離れていてもまた戻って来たので、腐れ縁ですわ。
Posted at 2017/08/06 23:48:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | Musician m-dawg | 音楽/映画/テレビ

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「東京タワーから見る富士山。」
何シテル?   11/03 09:27
こんにちは、< えむ・どーぐ >です。 「ひたすらカーマニア」を自負して50数年になりました。 私のプレミアムクリスタルオレンジメタリックⅡのGB7 フリー...
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