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2018年12月24日 イイね!

N-BOX+車いす仕様車のサスペンションを考察する

N-BOX+車いす仕様車のサスペンションを考察する少し前に、

「走行距離8万キロの2013年モデルN-BOX+車いす仕様車(2WD4人乗り、略称チェア4)のサスペンションを改善したいがどうでしょう?」

という相談を受けていました。

条件は、
1.なぜかフロント左右の車高がバラバラなのを是正したい
2.リヤスロープを取り外したらリヤのみ車高が上がったので是正したい
3.リヤサスペンションがフニャフニャなのを是正したい
4.車高は下げなくてもよい。
という要望です。

車高を下げないので、ダウンサスと車高調は当然除外で、純正サスペンションを使用します。N-BOXとN-BOX+では、フロント ストラット/コイル、リヤ トーションビーム/コイルのサスペンション形式は同じでも車両重量が同一グレード同士で約50kg違うので、N-BOX用は除外してN-BOX+用のサスペンションで考えることにしました。


これがN-BOX+のフロントスプリング、フロントストラット、リヤスプリング、リヤショックアブソーバーの品番表です。2012年-2014年モデルと、2015年2016年モデルで品番が異なりますが、現車は2013年モデルなので同年式で考えます。

N-BOX+は2WD同士、4WD同士ではフロントスプリング、フロントストラット、リヤショックアブソーバーの品番は同じです。各ノンターボ/ターボ共にリヤスプリングも同じですが、最も車両重量が重い車いす仕様車4人乗りのみ2WD/4WD共にリヤスプリングの品番が違います。


フロントの車高がバラバラなのは、フロントスプリングが原因ではないかと思いますが、普通は8万キロ程度でスプリングがへたる可能性は低いです。しかし、フロントスプリングとフロントストラットが均一な劣化をしないと左右の車高が不揃いということもあり得ます。そこで、車高を落とさないため標準装備のフロントスプリングとフロントストラットに同時交換するのがよいと判断しました。


N-BOX+車いす仕様車にはリヤスロープが標準装備されています。しかしただでさえ重いN-BOX+なので、スロープを使わないとなれば取り外して軽量化したいと思うのは人情です。スロープは約18kgの重量があるので、そのためリヤスプリングの品番が異なるのではないかと。


そこで、リヤサスペンションのスペックを調べました。正確にはばね定数や減衰力の数値が必要ですがそこまでは追究出来ず、外見で判断のみです。


これがリヤスプリングとリヤショックアブソーバーの数値表です。

やはり車いす仕様車のリヤスプリングは10mmほど高さが大きい、つまり背が高いことが分かります。また2WDと4WDでは、リヤスプリングの線径が4WDがわずかに太く、高さも10mmほど4WDが背が低い。リヤショックアブソーバーを手で伸縮させたら、2WDより4WDが抵抗感が若干ある、つまり4WDがやや硬めに感じました。リヤショックアブソーバーも長さは4WDが10mm短い。2WDと4WD共に最低地上高は150mmと同じなので、4WDの方が背が低いのは意外でした。

リヤスプリングは、ちょっとヤワかなという疑問もありましたが、スロープの荷重が無くなったことを考慮すると背が低いN-BOX+2WDノンターボ/ターボ用純正品で適当ではないかと考えました。

リヤショックアブソーバーはストローク長は同じであれば、多少なりとも硬めのN-BOX+4WD用純正品の方が節度感が出るのではないかと。



私の出した結論は、
〇フロントスプリング 標準装備のN-BOX+2WD用純正品
〇フロントストラット 標準装備のN-BOX+2WD用純正品
〇リヤスプリング N-BOX+2WDノンターボ/ターボ用純正品
〇リヤショックアブソーバー N-BOX+4WD用純正品
表の黄色く塗ったパーツを選択しました。

またサスペンション交換では、フロントストラット上部にあるダンパーマウンティングラバーやバンプストップラバー等のパーツもしないと、後で異音の原因になります。その付属品も全て新品を用意しました。



装着された結果は、フロントは交換前より約5mmアップ、リヤも約5mmアップとのことです。リヤはダウンと予想していましたが。

それでも交換前より安定した走りになったということで何よりです。


今回のサスペンション選択に際して、お友達2名にご意見を頂戴しました。ありがとうございます。
Posted at 2018/12/24 02:22:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | N BOX | クルマ
2018年12月18日 イイね!

ネットに騙されない本当の中古車選び モニターレポート

ネットに騙されない本当の中古車選び モニターレポートこの度、【ネットに騙されない中古車選び】の モニターレポートに当選させて頂き、本が送られてきました。

今まで自分のクルマは全て新車で買ってきたし(唯一の例外はフィットハイブリッドだが、新車時から面倒を見てきたので中古購入とも言えない)、今後も中古車を買う事は考えていません。

誰でも分かるように中古車は多種多様で、どんな選択をしても絶対の正解というのはありません。カーマニアを自負する私でもそれは同じなので、人を乗せて走る物に変な癖が付いているとよくないので中古車に手を出しませんでした。(楽器は例外で、楽器の癖で人命に関わることはまずないから今まで中古の楽器は何本も買いましたが)

それでも、たまには
「○○年の○○を買おうと思っているけれど、××年の××もいいと思うが、どっちらが得かな?」
などの相談を受けることもあります。

そうなると、
「カー○○サーや、G××を買って相場を見てから決めれば?」
と返答をすることが常套手段となっています。

考えれば中古車選びに関する書籍というのは、皆無ではないが決定打も見掛けません。

「この本、中古車選びに役に立つよ」
と推奨する本があれば確かに便利です。

その意味でも【ネットに騙されない中古車選び】の内容には少しばかり興味がありました。

さて読書感想文ですが、これから購入する人の興をそいでしまうといけないから詳細は書きません。


中古専門店の商売の流れや内幕(但し書かれている内幕が全てではない)が平易な文章で説明されていてそれはよい。

「本当の中古車チェックポイント」は写真が添えられて分かりやすい。これは実際に購入する際のスタンダードになりえる優れた記事です。

「車内のペット臭には特に気をつける」は重要項目です。中古車情報誌やインターネットでクルマを見るだけでは臭いまでは分かりません。本文にはタバコ臭はある程度まで落ちるとありますが、私が見た中古車でヘビースモーカーが前オーナーのクルマは、ルーフライニングやピラートリムのヤニによる黄ばみが落とし切れなかったりしてダメなことが多いです。私はタバコを吸わないので敏感なところはありますが。


中には素直にうなずけない個所もあります。

まず「法人登録のクルマは特におすすめ」ですが、法人登録車は整備が安定している、これは確かに事実ですが、但しリース契約の社用車は意外に整備が甘かったり、社用車では大勢が入れ替わり運転して車の傷みが早かったりすることが多いので、社用車ってそんなにお得かしら?と疑問に思います。

また、「10万キロ走行のクルマに目を向けよ」とあります。まあ昔と違って車自体の耐久性は上がったからそういう意見も出るのは分かります。でも自分でステップワゴンを12万キロまで乗った経験から、例えば今の状態で中古購入して更に5万キロ走ろうとすると相当なパーツ交換や整備をしないと無理です。中古車価格が安くても乗り続けるのに経費が掛かり過ぎてはお得なのでしょうか。まあ、百歩譲ってきっちりと納車整備をした2Lクラス以上のクルマなら、10万キロ以上でも耐久性は何とか持つでしょうが、コンパクトカーや軽自動車ではちょっと苦しいと思います。

本当なら車のジャンル別の注意点も書いてほしかった。軽自動車、SUV、輸入車等、各カテゴリーにはそれなりの特徴に対するチェック項目があって当然です。著者がミニバンを主に扱う中古車屋さんのためか、それに関する記述が中心なのは仕方がないと思いますがね。


と、不遜にも注文を付けてしまいましたが、一般人が中古車購入時の参考書として、推奨に値する内容です。多くの迷える中古車購入者の指標となることを期待しますね。
Posted at 2018/12/18 00:17:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブログ企画 | 日記
2018年12月16日 イイね!

ホンダ インサイト

ホンダ インサイト3代目のインサイトが発売されました。

今回の座っただけのインプレッションは、4年ぶりに復活したインサイトと行きましょう。

インサイトは、


初代(1999年-2006年)は、1L 3気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載した、アルミフレーム+プラスチックボディの2シーター3ドアクーペで、ホンダ初のハイブリッドカーでした。


2代目(2009年-2014年)は、1.3L4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムに、5ナンバーサイズのクーペルックの5ドアハッチバックボディの、当時売れていた2代目プリウスをターゲットにしたクルマでした。


初代は軽量ボディを利して当時としては燃費の良いクルマでしたが、2シーターでバッテリーのためラゲッジスペースが狭いなどが災いしほとんど売れずに終わりました。

2代目は発売当初はプリウスをしのぐほどの売れ行きでしたが、プリウスがモデルチェンジで3代目になり人気が更に出ると、インサイトはさっぱり売れなくなってしまい、2011年にマイナーチェンジで1.5L エクスクルーシブシリーズを追加しても回復せずに2014年販売終了となりました。

ということで2世代連続でホンダ車では不遇な立場のインサイトでしたが、捲土重来(多分)を期して、


3代目は1.5L 4気筒ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドシステムを、ルーフラインが円弧に近い4ドアセダンと、ガラッとコンセプトを変えてきました。

諸元表を見ると、ホイールベース/前後トレッド/サスペンション形式(前マックファーソン/後マルチリンク)は現行10代目シビックセダンと同じ。つまりインサイトとシビックセダンはほぼ同じフロアパンを使用した兄弟車ということになります。シビックは1.5L 4気筒ガソリンターボエンジン(セダンとハッチバックではチューンが異なる)ですが、インサイトはハイブリッドエンジンと、エンジンの違いによる棲み分けとして、お互いに食い合うことを防いでいるようです。


ハイブリッドシステムのマネージメントは、フィットよりもアコードに近い制御になっています。


ホンダセンシングはもちろんのこと、ドライバーの死角である斜め後ろの車両が接近すると注意
を促すブラインドスポットインフォメーションや、


走行時のステアリング操作から、注意を促すドライバー注意力モニターもあります。


CVTミッションでは、アくセルオフ時のエンジンブレーキが利きすぎでスピードが落ち過ぎたり、弱くてブレーキを踏むことになったりして、もどかしいことが多いですが、減速力を3段階に切り替える減速セレクターはそのイライラを解消してくれるかも知れませんね。


シフトレバーを廃して、プッシュボタンでギアチェンジをする方式も増えてきました。またハイブリッドバッテリーをリヤシート座面下に追いやったので、トランクスペースはかなり広く、トランクスルーで拡大することも可能ですが、写真のように後席中央シートベルトが残ったままでせっかくの機能を阻害しています。シートベルト下端をバックルを設けて切り離し可能にすれば、未使用時にラゲッジシェルフ内に収納出来るのに何でそうしないのでしょうか。(うちにあったコロナプレミオはそうなっていた)


スマートキーを持って車に近づくと、ドアアウトサイドハンドル内側にLEDランプが点灯する、スマートウエルカムランプはよい仕掛けです。


歩行者と衝突時にフード後端を持ち上げて歩行者の頭部衝撃を緩和する、ポップアップフードシステムも普及して来ました。


グレードはベーシックなLX、上級のEX、外装にブラックメッキを多用して、専用のブラックインテリアとしたEX・ブラックスタイルの3種類。


ボディカラーは、コスミックブルーメタリック(B607M)、クリスタルブラックパール(NH731P)、モダンスティールメタリック(NH797M)、ルナシルバーメタリック(NH830M)、プラチナホワイトパール(NH883P)、プレミアムクリスタルレッドメタリック(R565M)。

EX・ブラックスタイルは、クリスタルブラックパールとルーセブラックメタリック(NH821M)の2色しか選べません。

さてEX・ブラックスタイルの黒ずくめは自分は気に入りません。前にも書きましたがルーフライニングまで黒だとどうも陰気な気分になってしまうので、EXにしたいのですが強いて挙げればボディカラーはプレミアムクリスタルレッドメタリックでしょうか。

ボディカラーが全てシビックと共通カラーというのは、いくら兄弟車といっても魅力に欠けます。初代インサイトはNSXやS2000と共通色も設定されてカラフルだったし、2代目インサイトもスペクトラムホワイトパールという薄紫のホワイトパールという専用色を用意していたのです(残念ながら1回目の小変更で廃止になったが)。

ハイブリッド専用車なら、せめて1色くらいスペシャルなボディカラーを用意したって罰は当たらないと思いますがね。


ところで、同一車名でコンセプトが激変したクルマといえば、


日産レパードが挙げられます。

初代(1980年-1985年)は、910ブルーバード(正確には対米仕様の910マキシマ)をベースに、2.8L
2L、 6気筒エンジンをメインにした2ドアハードトップ/4ドアハードトップの高級パーソナルカーとして発売。

4ドアハードトップはカリーナEDよりも4年も早く、スタイルも斬新だったが、当時の日産はエンジン開発が遅れていて旧態化したL28E、L20Eエンジンでは見劣りがしました。翌年ソアラがDOHC2.8Lエンジンを引っ提げて登場すると大人気となり、レパードはL20ターボ、VG30ターボを追加したものの、挽回には至りませんでした。

2代目(1986年-1992年)は、2ドアクーペのみになりました。初代BMW6シリーズや初代ソアラに似たサイドビューのスタイルで、エンジンはV6 3L/2Lになったものの、同時期に2代目になったソアラにまたしても水をあけられることに。TVのあぶない刑事の劇中車に採用されたことで人気を保ったくらいでした。

一応専用シャーシーですが、7代目R31スカイラインスポーツクーペと共通パーツが多いです。

3代目(1992年-1996年)は、打って変わって「J・フェリー」のサブネームが付く4ドアセダンに。Y32セドリック/グロリア/シーマのシャーシーに、曲線基調の尻下がりのトランクを持つボディをかぶせたアメリカ人が好みそうなデザインです。エンジン設定はシーマに近くて、V8 4.1Lと V6 3Lです。

キャッチコピーは「美しい妻と一緒です」、つまり経済的余裕のある中年男性が以前は美人であっただろう奥方とパーティーやゴルフに向かう際にサマになるクルマというコンセプトですが、日本ではそういう人は外車を買うだろうし、そういう光景に出くわすことも少ない。案の定アメリカではそこそこ売れたが日本ではてんで売れませんでした。


4代目(1996年-1999年)は、またまた変わって4ドアハードトップに。J・フェリーはシャーシーはセドリックでも独自のボディだったが、サブネームが取れたもののドアやルーフパネルは共通化されてフロント/リヤデザインの違い程度になってしまいました。

バブルがはじけて日産の経営が傾き始めた頃の登場というハンディはあるが、レパード独自のものはほとんど無くなってしまい売り上げも低迷。セドリック/グロリアがY34にモデルチェンジされる際に生産打ち切りになりました。


話が逸れましたが、インサイトも代替わりの度にコンセプトが激変しています。しかも生産中止から3-4年後に同じ名前で再登場なんて他メーカーではあまり聞きません。どう考えても販売政策としては不利でしょう。

個人的にはトランクが広いといっても使い勝手ではハッチバックのほうが好みです。そうなるとシビックハッチバックに軍配を上げたくなりますわ。インサイトと名乗るならセダンではなくてハッチバックにした方がよかったのではないかと思いますがね。
Posted at 2018/12/16 01:11:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ニューカー | クルマ

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こんにちは、< えむ・どーぐ >です。 「ひたすらカーマニア」を自負して50数年になりました。 私のプレミアムクリスタルオレンジメタリックⅡのGB7 フリー...
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