まずは、先日のブログで挙げた『
フロントガラスの汚れを取るには』について、沢山の情報を頂き有難う御座いました。
頂いた情報を元に
施工しましたが、結果は残念ながらイマイチ。
拭痕は綺麗に除去出来ましたが、結露の抑制するには至りませんでした。
やはり、A/Cやデフロスタ等を使わないと駄目なんですかね。
さて本題。
OBDⅡ値のロギングを始めて約2ヶ月が経ちました。
走行時の様々な値をログとして残せる為、後で色々な分析を行う事が可能となります。
今回はその一旦を紹介させて頂こうかと思います。
まずは日々の推移として出勤時のDATAを並べました。
帰宅時は寄り道したり同乗者がいたりして条件が安定しないんですが、出勤時はほぼ同じ時間に同じルートを走行する為、比較するには都合が良いのです。
この間で使用したタイヤが3銘柄有るので色分けしています。
気温影響等も混みでは有りますが、Le MANSに対してDIREZZAは悪化傾向、WINTER MAXXは両者の中間といった感じでしょうか。
しかし、結構日々の差異が有る事が判ります。
WINTER MAXXを履いている今月だけでみても、16.78~19.45km/Lと16%近いばらつきがあります。
このばらつき原因を根治する事が出来れば、全体的な底上げが可能となる筈です。
では、このばらつき原因は何なのか?
web上のサイトでは燃費向上術が色々語られていて、皆さんも目にした事が有るかと思います。
細かい差異は兎も角として、このような事が書かれている事が多いです。
①タイヤの空気圧をまめにチェックする事
②無駄な荷物を降ろして車の重量を軽くする事
③適切な車間距離を取って、で加減速を抑える事
④アクセルコントロールを丁寧にする事 (俗に言う ふんわりアクセル)
⑤エンジンブレーキを適度に使い、燃料カットをする事
①②は車のイニシャル状態管理になりますので、日々のばらつき変動には影響しません。
③については、私の通勤路が田舎道な為、他車影響を受ける要素がほとんど無いのでパス。
④は日々の細かい差異は生じるものの、走り方は変えていない(つもり)なので、とりあえずパス。
となると、原因は⑤という事になるのでしょうか?
という訳で、燃料カット率と燃費の関係をプロットしてみました。
結果は予想に反して燃料カットをした方が燃費が悪くなっています。
あれっ、燃料を使わないで走行したほうが燃費が良くなるんじゃないの??
その答えは、別のグラフを描いてみると良く判ります。
同じDATAを元に、停車時間と燃費の関係をプロットします。
緑、紫、茶、赤で示す点は先のグラフと同じDATAになります。
停車時間が長い程、燃費が悪くなるという傾向になります。
燃料カットをする為にエンジンブレーキをかけるのは、減速や停車をする為。
仮にここで燃費を稼いだとしても、その後の停車及び再加速で燃費悪化を招くので、トータルとしてはマイナスになるという事の様です。
※マイクラはアイドルストップ機能がありませんので、停車中の燃費は0.00km/Lです
では、実際の走行DATAを見てみましょう。
何れもタイヤはDIREZZAですので、条件差は無しです。
まずは良い方から
こちらは悪い方
良い方と悪い方の差は一目瞭然。
悪い方は停車と加速を繰り返している事が判ります。
ちなみに、通勤路にある信号は全部で6箇所。
最低値の時は全ての信号に引っかってますし、ブービも最初の1回で止まりかけて、残りは全滅という常態でした。
瞬間燃費が上に付き抜けているのが燃料カット時を示しますが、速度がゼロになる直前にアクセルオフした事で、燃料カットされている事が判ります。
また停車後の発進加速時の燃費は10km/L付近と当然の如く悪く、且つ燃料カット時間よりも長い為に、燃料カットの恩恵よりも再加速に因る悪化代の方が大きいという事が見て取れます。
うーん。日々のばらつき原因は、単なる運という事の様ですね。
※ちなみに、第2位のDATA時には少し運転方法を変えています。
※シャバダバダディ〜! わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ イェーイ!
さて、もう一つネタを。
2018年2月のブログにて、冷却水温度が低い事に因る燃費悪化について触れましたが、これの裏づけとなるDATAも取ってみました。
エンジンの暖機が完了している状態と、通常の冷寒状態で、同じ道を走行しています。
※冷寒状態のDATAは先に緑点で示した最良時のものになります
最初の3分位までのDATAを見ると、暖気完了では速度と瞬間燃費の値が概ね重なっているのに対し、冷寒では速度に対して瞬間燃費が低い値となっています。
また、エンジン回転が冷寒時には1500~2000rpmを何度も行き来していますが、これはシフト操作でクラッチを踏んだ際に、エンジン回転が跳ね上がっている現象になります。(もちろん、アクセルはオフ)
これらは全て冷寒時に燃調をリッチ気味に制御されているが故。
マイクラの場合、水温が50℃位迄は燃料がリッチ気味で制御され、アクセルオフ時の燃料カットは、85℃を超えないと効かない様です。
水温が上がる迄の時間が短縮できれば良いのですが、現時点ではグリル塞ぎぐらいしか妙案がありません・・・・