本日6月22日から
岩手県宮古港と北海道室蘭港を結ぶフェリー航路が開設されます。
明るい話題の少ない運輸業界ですが、この航路も三陸沿岸道路の開通を待たずして見切り発車の感が否めませんが、、
運航するのは川崎近海汽船ですでに「シルバーフェリー」の愛称で八戸-苫小牧間を1日4往復運航しています。
八戸-苫小牧航路向けに「シルバーティアラ」を新造して、船齢が高くトン数の小さい「シルバークイーン」を宮古-室蘭航路に振り向けました。
増便するのではなく、新たに港湾施設を整備してまで新航路を開拓しました。
理由としては
①苫小牧西港フェリー埠頭が他社との兼ね合いもあり増便が難しいこと。
②トラックドライバーの休憩時間を厳格に取り締まる(罰則あり)方針であるため、8時間を超える(当初は10時間)航海を要すること。
③三陸沿岸道路が開通すれば、分岐点である仙台からの所要時間で八戸と宮古は同等に競争できること。しかも三陸沿岸道路は通行料無料。
午前8時に宮古を出港→10時間の航海→午後6時に室蘭に入港→2時間の荷役で午後8時に室蘭を出港→10時間の航海→午前6時に宮古に入港→2時間の荷役で出港というデイリーダイヤを組んでいます。
これに乗るには、車であれば夜通し走って宮古に余裕をもって到着・乗船受付まで仮眠すればいい(航海中は暇なので寝るのが一番w)
公共交通機関で行くとなるとちょっと不便です。
横浜・東京から盛岡経由で宮古行きの夜行バス(岩手県北バスBEAM1)があります。
コレが定刻なら7:35に宮古駅前に到着するのですが。。。間に合うか微妙?遅れたらアウト?
宮古駅前からフェリー乗り場まではタクシーになるでしょうし。
盛岡から宮古へは、JR東日本・山田線がありますが、本数が少なくて不便です。
「106急行バス(岩手県北バス)」の方が便利なんですが、盛岡始発に乗っても宮古駅前に8:00着。これも間に合わない。。。
というわけで宮古に前泊しなくてはなりません。
宮古駅前6:55→宮古港フェリーターミナル7:05というバスがあります。
一方、室蘭では都市間バス(長距離バスのことなんだが、北海道では一般道を走ることが多いので高速バスとはあまり言わない)に接続していて、室蘭入港18:00でバスの出発は18:25→札幌駅前20:58。
札幌からは札幌駅前16:00→室蘭港18:35着で20:00出港に間に合います。
宮古でも6:00入港→盛岡行106急行バス6:40発→盛岡駅前9:20着。
ちなみに山田線だと宮古9:25→盛岡11:34で青春18切符でなければ106急行バスを使うでしょうね。。。
ちなみにフェリーと室蘭-札幌間のバスの割引になる「
なかよしきっぷ」があって大人料金6800円。
ちなみに通常料金フェリー(2等)だけで6000円するので、都市間バス分が800円。
さらに札幌から「なかよしきっぷ」を使って宮古から106急行バスに乗るとさらに300円割引というおまけつきw
北海道に行く予定があったら、経路の1案としてご検討ください。。。
シルバーフェリー http://www.silverferry.jp/
道南バス http://donanbus.co.jp/
岩手県北バス http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/
Posted at 2018/06/23 00:01:45 | |
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