こんにちは、TYLORです。

早いものでこのボロのキューブキュービックが家のクルマになって1年半ほど。
今年は車検だ。
自分が高校生になって、母が初めて自分の為にと買ってくれたパソコン。NECだった。
ITバブル黎明期。
これからはパソコンの時代。きっと母なりに息子の将来への投資。
母の期待をよそに、自分のオタク活動のみに大活躍したパソコン。
今では10万くらいでそこそこのモノが買えるパソコンですが、当時はまぁまぁ高い買い物。
たしかそのパソコンと同じような価格だったわ。このボロのキューブ。コミコミ。
そんなことを思い出しながら関越自動車道を走るボロ。たどり着いたのは、群馬県の伊香保温泉。

なんだか毎年恒例になっている家族旅行。
出張とかして貯まった某アプリのポイント。それを1年に一度開放します。
去年は某新型ウィルス的な旅行還元みたいなのが適用されたのですが、今年はぜんぜん無い。
なので昨年よりも全体的に1万円くらい高い。感じがした。

伊香保温泉といえば、こんな感じの石段の温泉街。
廃墟旅館も多いですが、そこそこ活気のある温泉街は健在。

もはやどこに泊まったかも忘れましたが、自分も小学生くらいの時に親に連れられてこっちの方に来た。と思う。

もっと雑然としていた気がしますが、綺麗に階段が整備されていました。
自分が子供の頃はシーズンじゃなくても1泊2食付きで家族旅行なんて10万コース。
ですが裕福じゃない我が家。そんなにするなら行かない。

我が家でもなんとかポイントと割引を駆使して手の届く範囲の家族旅行。
そんな時代になりました。
会社の慰安旅行とかお年寄りの団体とか。昔のイメージ。
オシャレなカフェとか看板には4か国語以上の表記。
カップルの若者とか外国人観光客がほとんど。客層は変わっていく。
時代の流れにウマく順応出来ていくことが大切。それはどこの業界も一緒。
そんな事を考えて石段を上がっていくと、長男が教えてくれました。
「パパ、とうふ屋のクルマのやつあるよ(原文ママ)」

おれ別に豆腐屋探してねぇしと0.3秒くらい思ったのですが、長男が差しているのはコイツでした。
「いや、この人たち豆腐屋じゃないし。病院の息子だし」
って、長男に言っても分らんか。
何か所か点在するこのキャラクターのマンホール。
「パパ好きなのなんだっけ?」
と長男が探してくれましたが、
ごめん。パパは「頭文字D」よりも「湾岸ミッドナイト」の方が好きなんだよね。とは言えない。

小学生2人に3歳児。がんばって石段を登り切って神社へお参り。

陽も落ちてきていい感じの時間。
そうそう。こういうイメージ。伊香保温泉て。

温泉行くと必ずある射的。

足湯あったので入った。

なんかノスタルジーな感じ。
気温0℃。そろそろ旅館に戻ろうと思う。

今回は宴会場で夕食。
地場の豚肉を使ったしゃぶしゃぶだそうで。ボリュームがすごい。
宿泊しているお客さんも我が家のような小さい子供連れがほとんどでした。
長男が絶好調でご飯4杯お替り。仲居さんにホメられていました。

明けて翌日。今回は部屋も良かったし眺めも良かった。
毎回低予算旅行。部屋か食事かお風呂か、どれかを諦めて旅行していました。
今回は全体的にバランスがいい。

また起こされて男同士で朝風呂へ。

朝食もボリュームある。今日は夜まで遊ぶ予定だったので、コレなら昼飯食わなくていいな。くらいの勢い。

旅館を後にして出発。榛名山を登ります。
秋名の名物5連ヘアピンを一生懸命に登るボロのキューブ号。
5連ていうけど4つしか無いとかはもうどうでもいいので。
ちょっと離れてもう一か所あるから、そこも入れて5連ということで解釈しています。

とか考えていたら、例のスタート地点。
ココは去年S660でも来たんだよな。

冬の榛名湖に到着。
凍った湖面の上でワカサギ釣りってイメージでしたが、最近はあんまり凍らないんだとか。
よく見ると全体的に氷は張ってる。

除雪してある雪でも遊ぶ東京の貧民街の子供達。今シーズン初かな。雪は。

少し湖の周囲を走って遊べそうな場所へ。

気温は3℃ほど。日差しが強くて暖かいですが、標高1000m以上だし全体的には寒い。
榛名山の辺りは秋の紅葉とかが見ごろってイメージでしたが、我が家にはこうした人のいないシーズンの方がいいかも。
疲れるし。

我が家のキューブキュービック号。と榛名富士。
狭いしトロいのですが、このクルマで家族と走っていると「一体感」を感じなくもない。狭いし。
今年車検。2年くらい乗れればいいやと思っていましたが、壊れないならもう一回くらい車検通そうと思います。カネ無いし。

まぁまぁ榛名湖で遊んで、下山してから続いて八ッ場ダム。
去年ココにも来た。

去年ココに一人で訪れた時、子供達も連れて来ようと思っていました。勉強というか一度こういうデカい構造物を見せるのも良いかなと。

天気よくてホント助かった。気温は低めですが日差しは強い。

ダムのデカさにビビったらしくて次へ次へと走り回る。長男。もう見えなくなった。

フフフ 狙い通りだぜ。

この日はダム湖の水を下流側に放水していました。スケールがすごい。
エレベータでダムの下流側へ。

2020年から本格稼働した八ッ場ダム。施設全体がまだ新しくて綺麗。

放水している所を間近で見られる。まぁまぁ怖い。

子供達は雪で遊びたいらしくて退屈しちゃうかなと思っていましたが、放水のスケールのデカさに興奮。

ここから下流は景観で有名な「吾妻峡」ってスポット。行った事ないのですが、ココからでも十分綺麗だった。

地上25階ビルくらいあるんだとか。高さが。
以前にも思いましたが、よくこんなデカいの作ったよな。スゲー

ダム併設のカフェでアイス。寒いのに。まぁ楽しんでたみたいだしな。

どいてよ。

自分は少し進んだ先にある道の駅でダムカレーパン。ダムカレー食べたかったのですが、先を急ぐのでパンで。

2年目のスタッドレスタイヤ。ホイールは去年の秋くらいにゴールドに塗った日産純正。
けっこう気に入ってる。
なんか純正タイヤにスタッドレスって冬感ある。と思う。

続いてこちらも去年S660で訪れた「旧太子駅跡」。
ここには最近旧国鉄時代に使用された貨車である「ワラ1型」が展示されました。それ見たかったので立ち寄り。

貨車ってもう意識しないとなかなか近くで見れないよな。自分の環境では。

引き続き峠道。昼間でも凍結していました。
がんばって峠道を登る我が家の5人家族を乗せたボロキューブ。
がんばれとしか言えない。

到着したのは草津温泉。
温泉が流れる公園の方から、有名な「湯畑」方向に歩く。
途中に足湯出来る所が何か所かあって、すぐに入りたがる。

自分はこの旅の最大の目的であった、出来立ての温泉饅頭。
まんじゅう食うだけではない。 出来立てが食べたかったのさ。

やっぱ出来立てが一番美味しい。ヤバい。

硫黄の強烈なニオイと人の多さにビビる長男の図。
まだ子供には硫黄はキツかったかな。

また足湯。温泉入ればいいのに足湯は大切らしい。嫁が。
この後、日帰り温泉に入りました。

伊香保温泉もそこそこでしたが、やっぱり関東最大の温泉地なだけあって人が多い。
外国人観光客がメッチャ多い。

温泉入って軽井沢方面へ。ワンチャンどこか立ち寄れないかなと思ったのですが、もう暗い。店じまいの時間。
なんとかポツンと営業していた洋食レストランへ。

美味しかった。

なんか今回はけっこうスケジュールが詰まっていたなと思う家族旅行。
子供達もだんだん大きくなってきたのもあって、少しは観光地を巡れるようになったなと思います。
まぁいつまで一緒に行ってくれるか分からないけど、破産しない限りは家族旅行というイベントを継続していきたいかなと思わなくもないです。
峠道で-8℃。ところどころアイスバーンでしたが、安いスタッドレスタイヤを履いたキューブ号は別にふつう。
ボロでも往復で600kmを走ってくれたキューブ号。
お礼に明日は洗車して車内も綺麗にしてあげようと思います。
翌日雨でしたがね。
そんな感じです。