10月に入って特に中旬以降ここまでハードモードの日々でしたが、ようやく落ち着きの兆しが見えてきたところです。数ヶ月単位の全集中から全開放…メリハリはデカい。
オフ活動の筆頭はやはりメガーヌでのドライブになりますかね(^^)。スポーツ走行はもとよりのんびり流しても交差点を曲がること一つとっても、運転が楽しく刺激的なのはスポーツカーならでは。ドライブ後の余韻は癒しに変化して記憶に蓄積されるのでした(^^)。
ということでメガーヌに関してのエピソードはなし。来年3月で早くも我が家に来て丸5年…早いものです。
さてブログが開店休業している中、コメントやメッセージの返信が滞ってしまったことで、中には心配してわざわざご連絡いただいたみん友さんも…ありがとうございました。とりあえず健康で頑張れています(^^)。
●不器用
フリーでやってこれたのはたまたまラッキーだったことに尽き、正直なところ華麗なスカウトがあったとか実力で切り開いてきたとか華やかな経歴はありません。。。
たくさんあるラッキーだった要素のひとつに、奥さんが経理を一手に担ってくれたおかげで、制作に集中できたことがあります。恥ずかしながら長い独身生活を経ていても料理とお金の計算がからっきしで、こればかりは本当に感謝しています。さらに義弟が銀行員で奥様が会計事務所勤務と、お金の流れに関する様々有益かつ的確なアドバイスも非常に大きい。毎年の確定申告、インボイスの対応等々…。
元来数字が苦手。中学一年の数学の「方程式」から早くも躓きますが、中学の教師をしていた父の個人補習で矯正、高校受験まではなんとか乗り切れました。自己擁護すると文系教科は無問題だったんですが。
高校入学直後の学力テストでまたもや数学が壊滅状態だったものの、幸運にも担任が数学担当でこの先生の指導が良く、2〜3学期は平均くらいまでには引き上げてもらいました。しかしその後は何をやっても(諦めてるわけじゃない:^_^;)数学の成績は下降線、3年生も最終の頃、ついに数学で200点満点のテストで0点という偉業を達成(白紙で出したワケじゃない)、もはや先生も親も何も言いませんでした。ついでに計算や公式が必要な物理もぼほ全てのテストで赤点(+放課後補習)でしたねー。いやはや。
デッサンのコツは苦もなく掴めても、数学のコツは教わっても教わってもモノにならない。何もかもがピンとこない。私の左脳(+計算野)は生まれつき死んでいたのかもしれん(^_^;)。ドライブ中の目的地までの所要時間や燃費計算は右脳でやってるのかなぁ…会社の経理を担ったら倒産確定(苦笑)。
とにかく人間は「向き不向き」が確実にあります。
作曲ができない人はできない、料理が苦手な人は何をやっても不味い(今の私)。どんなに努力しても野球やサッカーのプロにはなれないものはなれない。でも結果的に目標が叶わなくても目指す過程で心身ともに人間としての基礎体力が築かれ、挫折があったとしても別の道を見つけるセンサー感度が磨かれるんだと思う(受験の目的ってそういうことですよね)。世の中は天才よりそういう努力の人の方が多いはず。
得意系に全フリした偏った人間だとの自覚はもちろんあります。それを知った上で他と比べることを辞めた時に何かが開けた気がします。
中高年はとっくに迷いの時期は過ぎ、得意分野の選択と集中ができる年代。無駄なことを排除して若者より効率よく目標を達成する経験と知恵を積み重ねて今がある。残された時間は少ないのだから迷うより行動から答えを見つけるのが吉なのかと。不器用が武器になることを確知できたのも中高年になってですから(^^)。
●「サンダーマスク」読本
「突撃!ヒューマン」読本に続き情熱がカタチになった逸品です。どちらも表紙は私のプライベートで描いたものを採用していただきました(嬉)。
ひと昔前に、とあるサンダーマスクマニアの方が個人で収集した資料をまとめたデータ集(CD)がありました。これを別のファンの方が手に入れて(現在入手不可)個人出版で本にしたものがコチラで、内容的に一般書籍では出版不可なことはぱっと見明白。それほどに忖度ない深い内容の資料集になっています。ちなみに同人誌の類ではないと思います。
大手出版社の昭和特撮の公式写真は出尽くした感もあり見たことのあるものが大半で、このテのMOOK本は近年は余程のことがない限り買わなくなりました。そんなオッサンが本当に見たいものがここには詰まっていました。著者の個人的主観がこういうマニア本の真髄であって、それこそがスイートスポット!面白すぎる。
▼ヒューマンは約180P、サンダーマスクは約230P。上質紙でずっしり重い。
紙の本であることの喜びがあります。
▼全話の解説や、関係者のインタビュー、商品紹介、児童雑誌の内容等…、
仕事でやったら赤字になるかもしれない、情報の解像度が凄い。
実は私も密かに誰も振り向かない特撮のキャラクターについて、徹底考察した資料の集大成を作ろうかと目論んでいたことがあります。
というのも、件の親友と若い頃に関連の情報誌を内輪だけのために作っていたことがあり、いつかまた自身の仕事の環境下で再編集したいと思ったのです。しかし考えただけで膨大な時間がかかることは明白…着手は仕事を引退後かと考えていた矢先…「サンダーマスク」読本の深淵さに光速で降参。これを超えるような密度にすることはちょっと無理。
サンダーマスク」は現在大人の事情とやらで再放送やソフト化が実現できない状況で今後も不透明と言われています。「突撃ヒューマン」に至ってはマスターテープさえ残っていません(当時の公開放映時に観客が8mmビデオで撮ったわずかな映像が残るのみ)。そんな不利な状況下でよくもまあコレだけのものをと感動を禁じ得ません。
その情熱は、ゼットンに負けたウルトラマンの仇を討つ決意がきっかけで世界的な格闘家になったあの人とか、ウルトラセブンのSFに感動して宇宙飛行士になった方とかと比べても引けを取らない熱さがあったはずだと確信します。商売とか承認欲求等とは無縁の、一人のファンの己の心が発するパッションは人の心を揺さぶって止まない(^^)。
●ライフワーク
みん友さんに紹介されて今年夏頃から見始めたニチアサの「
仮面ライダーガヴ」。
放映開始は2024年の秋なので、私がアマプラで見始めた時は本放映3クール回った頃か。ニチアサのライダーを全編通して観るのはは2012年の「仮面ライダーウイザード」が最後で途中2019年の「仮面ライダージオウ」だけは完走、あとは試食程度でそれ以来の全話視聴になりました。

©️2024石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
「仮面ライダーガヴ」のモチーフは「お菓子」。デザインも子供っぽくて最初から食わず嫌いでスルーしていましたが、1話を見たら次回もその次も観たくなる…こんなにハマったのも久々でした(^^)。最初「?」だったデザインも見事にストーリーと絡まっていて全部意味があって、新フォームにワクワクしてしまうようになりましたね。脚本家の力量をまざまざと思い知らされた佳作。控えめに言って最高。
映画も観にいく予定ではいますが、作品全体の詳細なレビューはまたじっくり綴りたいと思っております。夏からハイペースで視聴、最終回位には本放映に追いつき一仕事終わった充実感に満たされしばらくはロス状態でした(笑)。
やりようによってはまだまだ面白い作品が作れるんですよね。
2回目観ようかな。
そして個人的宇宙規模のニュースが
「スーパー戦隊」終了(一時的?)。
私もスーパー戦隊シリーズを離脱して久しいですが、毎年チェックだけはしていました。ブンブンジャーはクルマ素材だったので最初少し観てたんですがフェードアウト。
それにしても2000年代からの「スーパー戦隊」クオリティーの向上は異常で、名作連発の黄金期だったように思います。パッと思い浮かぶだけでも「デカレンジャー」「シンケンジャー」「ゴーオンジャー」「ゴーカイジャー」などは個人的ギャラクシー賞。2011〜12年以降になると観なくなってしまいますが「トッキュウジャー」あたりは面白そうな甘い香りをプンプン発散させていましたね。
さて「スーパー戦隊」シリーズの後を担うヒーローが「
PROJECT R.E.D.(プロジェクト・レッド)」シリーズ。記念すべき第1弾作品は 『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』。
…「超」ってなんだよ?と思っていたら「(前作or固定観念を?)超える」だったのね。
リアタイ世代の40〜50代がまず観る初回放映の視聴率は、凄い数字が叩き出されるのではと睨んでいます。ささやかな希望を言わせてもらえれば、宇宙刑事は素顔である程度強くなくてはなりません。訓練を経て宇宙犯罪の脅威から地球を守るという重責を担ったプロフェッショナルなのです。すぐに蒸着したり線の細いイケメンでは務まりません。下っ端戦闘員も活躍させてほしい。スーパー戦隊との差別化を図るためには、合体巨大ロボは出さない方向で工夫してほしいところ。マシンはサイドカーで。
初代シャリバンの渡洋史さんはまだまだ現役なので、偉い人の役で登場してくれないかな。あとデカレンジャーとの共演とか(^^)。
とはいえ、東映は公式に「まったく別モノ!」「ゼロから構築したまったく新しい「ギャバン」」と言ってるので、オッサンの戯言はガン無視される可能性は高い(涙)。アナザーワールドの宇宙刑事ということなのか?
もったいぶった情報の小出しを続けている東映ですが、初代ギャバンの衝撃をリアルに知る者としてはどんなものが出てこようと驚かない…ハズである(笑)。方々から「赤い宇宙刑事はシャリバンではないのか?」という止まないツッコミにどのような解答を提示してくれるのか。見せてもらおうか!新型コンバットスーツの性能とやらを(定番^^)。
本音言うと、宇宙刑事シリーズは昭和の3人で終わっていたからこそ伝説になったと思うのでそっとしといて欲しかったというのもあります。できれば「メタルヒーローシリーズ」にしてもらえたらと…(^_^;)。まぁ新作の楽しみの方が優先しますけどね。
そういえば微分積分は全く覚えていないのに、LPレコード「宇宙刑事ギャバンヒット曲集」の収録内容、セリフ曲ともにほぼほぼ記憶しているんですよ。嗚呼…DNAの悪戯に抗う術はなし(笑)。
▼以前イラストを担当させてもらった、学研「スーパー戦隊図鑑」。
スーパー戦隊が子供番組やドラマとしても日本の映像文化の一ジャンルとして大きな足跡を残した証です。海外にも輸出され大ヒットしましたね。ヒーローが子供の健全な育成に一役買った部分もきっとあったと思います。こんなカタチで少しだけ携わらせていただいたことはいつか冥土の土産として持っていけるかな。
▼図鑑内のロボ内部図解のラフの一部です。こういうの描いていてホント楽しい。

今年に入り、プライベート/仕事の作品をまとめる作業を少しずつではありますが進めています。気軽に外にも持ち出せるようにiPad miniを購入しました。コレくらいコンパクトだとやっぱり便利ですね〜(^^)。
アップル以外の製品も検討はしたのですが、PCやiPhoneとの同期の便利さや画面の綺麗さ(目的がイラスト表示ですから)を比較すると、価格が高いことを理由に選択を排除できないとの結論になりました。
実用上の不満点を一つ挙げるとすれば、ホームボタンが無くなったことですかね。