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イイね!
2020年04月09日

イラスト・ギャラリー145(ダークメフィスト ツヴァイ)

〜 闇の巨人 〜

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2004年に放送された「ウルトラマンネクサス」に登場するウルトラマン的な巨人(ニセウルトラマンではない)。

「ウルトラマンネクサス」は、ウルトラマンシリーズ50年の歴史の中でも例を見ないハード&シリアスで重苦しいものになっています。まず、光の国の住人ではなく、全シリーズを通して単独で別次元の唯一のウルトラマンです(よって他のウルトラマンとの共演は少なめ)。

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©円谷プロ

映像的には大人が見ても強烈でした。
「主人公・孤門一輝の恋人リコの部屋に飾られた大量の不気味な絵(孤門絶叫!!)」
「怪獣の攻撃で両親を殺されたうえに両親の身体を操られて捕らわれる少女」
「リコが自分が何者かわからず錯乱してく中、のっぺらぼうの人形の家族と会話をしている」
その主人公の恋人リコは、何年も前にビースト(怪獣)に家族もろとも殺害されており、主人公と絡んでいるリコは、主人公を闇の世界に引きずり込むためにダークファウストに体を乗っ取られた操り人形なのです。このあたりの前半の件は本当にやるせない。
※ちなみにリコの家族が乗っていたクルマはゴルフ3です。

恋人が亡くなった(ダークメフィストが化けていたリコが消滅)後の主人公は抜け殻のようになり「闇の世界」に堕ちそうになりますが、リコの形見のマスコットで立ち直るきっかけをつかみます。

ダークファウストに引き続きあらわれたのが「ダークメフィスト」。ダークメフィストは防衛隊「ナイトレイダー」の元副隊長・溝呂木が心の闇に落ちて一体化した姿です。人間の怒り、恐れ、悲しみなどの負の感情に触れることを楽しみ、デスゲームと称してビーストを操り人々を弄んだホント〜〜に悪いヤツです。しかし最後はナイトレイダーの元恋人の女性隊員の腕の中で息をひきとるのでした。

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©円谷プロ

「ダークメフィスト ツヴァイ」はダークファウストとは別の巨人で、別の人物が変身しますが、悪さは引き継がれています。

終盤にはラスボス、すべての元凶「ダークザギ」が姿を現しますが、なんと最初から「ナイトレイダー」の隊員に化けていて暗躍していました。根源的な「悪」という感じ。

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©円谷プロ

               ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ウルトラマンネクサスが戦っているのは基本的には宇宙から飛来した正体不明の人食い怪物「ビースト」で大きさも特徴もまちまち。

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©円谷プロ

ネクサスに変身する人物は順に変わります。「ウルトラマンネクサス」の前日譚、映画『ULTRAMAN』と合わせたら計5人が変身します。

ナイトレイダーは「ビースト」を駆除するための秘密組織で一般的には秘密にされており、ビーストを目撃した一般人の記憶を消す「メモリーポリス」なる組織を内包しています。ナイトレイダー戦闘機や車両もカムフラージュされて行動しており、基地もダムの湖底。

また、この作品の特徴で、ビル街や山岳地帯など特撮必須のミニチュアを使った戦闘シーンが終盤まで出てきません。宇宙刑事シリーズのような「マクー空間」みたいな、ネクサスが作り出す特殊空間「メタフィールド」で主に戦うためです。「マクー空間」ではベム怪獣が3倍にパワーアップしますが、「メタフィールド」ではウルトラマンネクサスが3倍にパワーアップできるのです!
最後には全てが世間に明らかになり、街中での戦闘が初めて行われました。

…等、数え上げればきりがないくらい挑戦に満ち溢れた異色のウルトラマンが「ウルトラマンネクサス」なのです。

上記のようにその内容は、当時土曜朝7:30に放映していたのが何かの間違いかと思うほど。
当然打ち切りになり、次回作「ウルトラマンマックス」は光の国のウルトラマンで王道路線に戻りました。

おっと、「ウルトラマンネクサス」が好きなもので長くなってしまいました…。

今回のイラスト、ダークメフィストツヴァイのデザイン、人骨を模したテイストをちりばめ不気味かつカッコイイものになっていて惚れ惚れするんですよね。

なので今回は2枚目もUP。手前は「ダークメフィスト」後ろが「ダークファウスト」です。

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背骨のような模様が走る後ろ姿もゾクゾクしてしまう(^^)。
イラストは2点ともclipstudioとphotoshopにて。


               ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


過去、ニセモノのウルトラマンは多数登場しました。

▼ご存知、ザラブ星人が化けた「ニセウルトラマン」。
人は見かけによるのは宇宙人も同じ(笑)
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©円谷プロ

▼「ニセウルトラマンダイナ」。目つきが逝っちゃってます!
何か悪いものでも食べた?
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©円谷プロ

▼「イーヴィルティガ」。邪な青年科学者が、ウルトラマンティガの変身システムを解明して自分が変身したもの。こいつも悪トラマンのベストデザイン!
不気味に笑っているようなマスクが秀逸。カッコイイ〜!
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©円谷プロ

▼昨今、いろんなウルトラ作品でウルトラマンたちを困らせる、2009年初登場の「ウルトラマンベリアル」。
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©円谷プロ

基本的に「ニセモノ」ウルトラマンは光の国の超人や人々が認める正義の超人ではなく、悪者がウルトラマンに化けて悪さをするものです。
ウルトラマンベリアルは意外にも光の国出身にして悪事を働く、純粋な(?)ウルトラマンです(笑)。

ベリアルまでのニセウルトラマンはわかりやすいワルなのに対し、ダークファウスト、ダークメフィスト、ダークザギは一人の人間の精神を蹂躙し弄ぶ、救いようのない薄気味悪さがあります。当時リアルタイムで観た子供達のトラウマになっただろうなぁ。

▼最新の悪いウルトラマンは「ウルトラマントレギア」。
こいつの悪どさもそうとうなもんだ(笑)。
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©円谷プロ

すみません、暴走してしまいました(苦笑)
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Posted at 2020/04/09 12:44:55

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この記事へのコメント

2020年4月9日 17:23
最近のウルトラマンって見てませんが
ダークサイドに落ちたり
なかなか、大人な内容が
ちりばめられているんですね
(・_・;)
コメントへの返答
2020年4月10日 8:45
こんにちは!
コメントありがとうございます。

>大人な内容が…
そうですね。キャラクターやメカなどは高水準でカッコイイものばかりですが、内容はリアリティを追求しており、また謎が少しづつ解明されていく様子も結果的に大人向けになった感はあります。
なのでコアなファンは確実にいますね(^^)
2020年4月9日 18:32
こんばんわです
「ニセ」愛を
カンジました(笑)、

次はパチモン特集で(爆)
アレも目つき悪いの
多いですよね♪
コメントへの返答
2020年4月10日 8:53
こんにちは!
コメントありがとうございます。

ヒーローのニセモノって特撮モノにとってはちょっとしたお祭りですよね。
騙された一般人がヒーローの存在を疑ってしまうような件にドキドキしたものでした。

そういう意味では「ニセウルトラセブン」や「ショッカーライダー」は厳密には「ニセ」ではないかと思っています。

「ババルウ星人」が化けたアストラ、あれこそがニセモノの教科書です(笑)

>次はパチモン特集で(爆)…
ゴジラだってニセモノ(メカゴジラのカムフラージュ形態)があったりしますからね。掘り下げるとかなり長くなってしまいそうです(笑)。
2020年4月9日 19:52
投書が来るぐらいダークなストーリーでしたね。これを日曜の朝に放送していただから凄いです。

私はかなり真剣に見ていました。
それにしても16年も前ですか…。そんな昔の作品になってしまったんですね。
特に際立っていたのが溝呂木の極悪ぶりでしたね。深い闇を纏うような演技が凄かったです。その闇がこれでもかってぐらい続くので、見ている方も精神力が必要でした。リコはあまりにも可哀想でした…。

宮ケ瀬ダムから発進するクロムチェスターの描写が好きでした。ステルスで消えていく感じとか、唸らせるものがありましたね。メタフィールドは低予算の産物だとも言われていますが、見せ方は巧かったと思います。

ジュネッスブルー編も良かったです。
東武動物公園でクマさんのカステラを焼いているレンとか、ほのぼのするシーンも多かったです。

イラストは2枚ともストーリーのイメージが100%伝わってくるような描写ですね。首の角度とか上から目線の感じとかリアルです。背骨肋骨のようなスーツ、デザイナーさんの凄悪センスにも驚きます。

「過去は変える事が出来ないが、未来なら変える事が出来るかも知れない」という姫矢の言葉は今も心で響いてきます。

私もネクサスの思い出は尽きないです。
=^_^=
コメントへの返答
2020年4月10日 9:15
こんにちは!
コメントありがとうございます。

>私はかなり真剣に見ていました…
リアルタイムでは朝寝坊したりして歯抜けで観てたりしたんですが、それでも強烈な印象が残っていて、後日レンタルDVDで全話視聴しました。近年またAmazonプライムなどで再度全話視聴しました。ウルトラ作品はゼアスやUSAなど一部作品を除いてはほぼ一度は観てるんですが、全話通しで3度見たのは昭和作品とこのネクサスくらいかも。

溝呂木の極悪ぶりはホントに暗澹たる気分になりましたね。コモンや姫矢がピュアな分余計に悪さが際立っていました。記憶が戻ってきて死ぬまでのエピソードで救われました(そういえば救われるシーンって少ないですよね…^_^;)。

>ジュネッスブルー編
憐と瑞生(現在はボウケンレッドの高橋光臣さんの奥さん)のエピソードは前半の暗い雰囲気が変わって安心してみれるようになりました。とはいえ謎が解明されていくとまたまたダークな真実が明らかになっていったりして…まぁ、打ち切りの憂き目にあったとはいえ厚みのある作品だと思います。

ネクサスも初見はギョッとはしましたがフェイスの作りは実にカッコイイんですよね。でもダークファウスト&メフィストにはもっとシビれました(笑)。

>「過去は変える事が出来ないが、未来なら変える事が出来るかも知れない」
この言葉にたどり着くまでの姫矢の生き様が丁寧に描かれていましたね。
このあたりもいい意味でアダルトテイスト(^^)。誰もが心に刻んでほしい一節です!

ウルトラマンネクサス本人も制作予定にはいっていますのでそのうちUPしますね(^^)

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「さようなら。ゴルフV。 http://cvw.jp/b/527822/44890543/
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