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2004年12月に公開された映画『ULTRAMAN（ウルトラマン）』に登場する「ウルトラマン・ザ・ネクスト」の不完全体のウルトラマンを「アンファンス」といいます。ちなみに完全体は「ジュネッス」。




このウルトラマン、テレビシリーズ『ウルトラマンネクサス』の前日談（ネクサスの5年前）として時間軸が繋がっています。なので「ネクサス」とのデザイン上の共通点が多く見受けられます。映像作品としてはTVの「ネクサス」が先に放送されましたが、放送時間帯（土曜朝）やその極めて特異な内容ゆえに視聴率もふるわず、結果、映画『ULTRAMAN』の宣伝も上映映画館も少なくなり興行成績は大成功とはいえないものとなったようです。ただ、見てもらえれば分かると思うのですが、『ウルトラマンネクサス』も映画『ULTRAMAN』も実に良質の作品で、その後のDVDなどソフトの売上は好調とのこと。私もDVDを買ったクチです（^^）。

映画『ULTRAMAN』と『ウルトラマンネクサス』は、後日評価が高まったという点で『大人のウルトラマン』であるともいえます。しかし重要なのは「大人のためのウルトラマンだけど子供も楽しめる」のであって「大人に喜んでもらえる」ことに特化したヒーロー作品とは決定的に違います（こちらは間違いなく失敗する）。アメリカのヒーロー映画製作者たちもこの点をセンスとして理解していると思われます。今年も偉大なタイトルのリメイク作品が目白押しですが、くれぐれも勘違いはしないでほしいと切に願うものであります。

▼ジュネッス形態。


アンファンスは不完全体ゆえ、筋繊維がむき出しだったりトゲがあったり全身シワシワだったり…また身長もたった10mです。戦い方も不完全で基本肉弾戦。そんなウルトラマンゆえ、初登場・変身のシーンがこれまでにないのもとなっています。大きさが10mだから常に人との対比にさらされており、そのシーンが非常にリアルで新鮮です。40mだとウルトラマンの対比対象がどうしても街並みやビルになりますからね。ちなみに完全体のジュネッスは40mとなります。気になる変身者は航空自衛隊のF15パイロット。演じるはハムのお歳暮でおなじみの別所哲也さんです！

▼『ULTRAMAN』より。初めての変身。


今回の「アンファンス」、一目でウルトラマンと分かるデザインながら、不完全な状態の表現、且つ現代的なアレンジが実に秀逸（初代ウルトラマンのAタイプにも似ている）。一目惚れしたウルトラマンの一人です。それにしても日本の特撮（仮面ライダーやスーパー戦隊他全て…）の造型技術は素晴らしい。CGと巧く調和しつつもこれからもこだわって欲しいところです。

余談ですが、『ウルトラマンネクサス』のショッキングポイントは数多くあるのですが、個人的には、怪獣（ビーストと呼ばれる）の目撃者の記憶を消す（パニックを防ぐ目的で）部隊が存在しているという事でした。ネクサスに関しては紹介しておきたい事があり過ぎるので別の機会に。

▼ウルトラマンネクサスの世界観が少しわかる動画。


今回のイラストは「CLIP STUDIO PAINT PRO」で作成。フォトショップで仕上げをしました。


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さて早くも新年も5日が過ぎました。遅ればせながら本年もまたよろしくお願いいたします。挨拶代わりのウルトラマンでご勘弁ください（^^）。

年末年始はいつものごとくでつつがなく過ごす事ができました。正月は家族と祖父母・義理弟夫婦と三浦海岸近くのお墓参りに行くのが恒例となっていますが、暖冬で暖かかったので城ヶ島まで足を伸ばしてみました。冬の海岸なんて普段は寒くてまず行かないロケーションですが、この日も本当に過ごしやすく海風が気持ちいいくらい。釣りをする人も多数いましたね。

▼お土産屋さん通り。密度が高い！


▼勝手に行動するタジマ家のオナゴども（笑）。空は少々曇り気味。


▼特徴的な地層が見られます。