タジマ-K7のブログ一覧

嗚呼、気がつけば1月も半分が過ぎようとしています…。正月から仕事してたり、長女の成人式もあったりと公私ともにバタバタ状態でした。新年の更新がこんなに遅れたのは初めてかもしれませんが、今年もよろしくお願いいたします。

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さて新年のスタートから少々怪しげなネタで大変恐縮なのですが、大人になった今こそ「特撮ソング」を聞くべきだと提案するものであります（壮年の主張…笑）。昭和40年〜50年代はオリジナリティ溢れる特撮＆アニメ作品がきら星のごとく輝いておりました。現在の様にリメイクなんてほとんどなく、創造性に満ちた、また非常に良質な作品が次から次へと生まれていたのです。まさに私にとって特撮ソングは子守唄！

あらためて聴くとその素晴らしさを再発見するに至るワケで…力強く勇壮な旋律は月曜の朝に朝食代わりにもってこいなのです（笑）。元が子供向け番組の楽曲なので、とにかく理屈っぽくなく覚えやすい、そして忘れない。それでいて多様なジャンルに挑戦していて極めてバラエティに富んでいる…見事すぎる。

今の平成仮面ライダーも内容はともかく、音楽は挑戦的で非常にいいものが多い。一つ残念ポイントを挙げるとすると、歌詞自体は作品世界をうまく織り交ぜているのですが、「仮面ライダー」のワードが歌詞の中に存在しないことですかね（「クウガ」と「アギト」だけはちゃんとあります）。ライダーは戦隊ものと比べると対象年齢が少し上っぽいので、ここはあえてスーパー戦隊の主題歌をゴレンジャーから順番に聴いていくことをお勧めします。おそらくゴーカイジャー（2011年）あたりまで来ると人として次のステージに登っているハズです（笑）。

▼さて、子守唄ならぬ昭和特撮ソングで個人的にお勧めするのはまず「勝利だ！アクマイザー３」。出だしからティンパニーが炸裂し、神業のベースが響きまくる恐ろしくテンションの高い曲です。また水木一郎アニキ以外に考えられないマッチング具合。とにかく演奏も曲調もすごい。1番だけですが、オリジナルのアニキ版なので。


▼次は「アイアンキング」。作曲：菊池俊輔、歌：子門真人…特撮ソングのテンプレです。イントロから特撮感に溢れ、聞き手の心を鷲掴みで最後まで安心して聞ける。胎教にもいいハズだ。EDもこれまた名曲です。


▼「シルバー仮面」。これも名曲の一つですが、衝撃的なシルバー仮面の戦闘シーンをご覧ください。

…塔婆で滅多打ち…

▼昭和ライダーでは「戦え！仮面ライダーＶ３ 」を推したい。なんと当時120万枚を売り上げ、ゴールドディスク賞に輝いた特撮ソングの金字塔です。作詞：石ノ森章太郎、作曲：菊池俊輔。歌は風見志郎（宮内洋氏）本人ですが、水木一郎さんや子門真人さんバージョンもありますので今回はレアなこちらをUP。子門版はやはり燃えます。


▼近年のスーパー戦隊では「忍風戦隊ハリケンジャー」や「魔法戦隊マジレンジャー」が結構好きですが、戦隊の主題歌ははっきり言ってどれも良いです。




もちろん宇宙刑事シリーズやウルトラマンシリーズも珠玉の特撮ソングの宝庫なのですが、長くなるのでこれはまたの機会に。

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続いて突き抜けた特撮ソングを少々紹介しときます。70年代の特撮ソングは主題歌が徹底的にポジティブなのに対し、エンティング曲や挿入歌でかなりブラックな作品が登場しています。その一つ目が、「愛の戦士レインンボーマン」の敵、死ね死ね団の歌「死ね死ね団のテーマ」。とにかく「コレいいの？？」っていうくらい歌詞の内容がぶっ飛んでいます。〜死ね死ね死ね死ね死んじまえ〜、〜黄色いブタめをやっつけろ〜、〜日本人は邪魔っけだ〜…書いていて背筋に冷たいものが走ります（^_^;）。まぁ、死ね死ね団の目的が「世界征服」ではなく「日本をいじめる」ことにあるので社歌としては実に的を得ているかと。



当時は教室で「死ね死ね死ね死んじまえ〜」って歌ってる少年がそこらじゅうにいましたよ。

▼せっかくだからレインボーセブンを描いてみました。


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最後に「ゴジラ対ヘドラ」の挿入歌「かえせ！太陽を」。「かえせ かえせ かえせ かえせ 緑を 青空を かえせ かえせ（中国の人たちにこの歌を教えてあげたい）」。この映画の公開は1971年、日本が公害に汚染されまくっていた時代…。ヘドラはズバリ「公害怪獣」なのです。ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化すという恐ろしい存在。劇中でも飛行中のヘドラの下で学校の校庭の生徒たちがバタバタと倒れております…怖すぎる。その異様な出で立ちはトラウマになるのに十分すぎるインパクトでした（でかい目が縦に…）。とにかく史上最恐に気持ちの悪い怪獣の筆頭格はヘドラで決まりです。その地位は現在でも揺らぐ気配もありません（個人的主観では）。


しかし本当にここで紹介しときたいのはもう一つの挿入歌「ヘドラをやっつけろ！」でございます。「かえせ！太陽を」が作品内容にマッチしたサイケな曲なのに対し「ヘドラをやっつけろ！」は実に明るい曲調で、どこかの運動会のBGMで採用されてもおかしくないような特撮オーラを発散しています。しかし明るい曲調に対してその歌詞ときたら…これは暇なときにでも実際に聴いてください。


新年早々、こんな締めで申し訳ありません…。もう一度「勝利だ！アクマイザー３」を聴いてポジティブになってくださいね（^^）。

昭和特撮…凄すぎる。