さて、遅くなりましたが、先日10/8に筑波サーキットジムカーナ場にて行われた「槍騎兵×NoLimit合同基礎練習会」のレポートです。
参加された皆様、お疲れ様でした!
大府ベース→筑波サーキットまで、毎度おなじみパジェロでラディカル&トレーラーをけん引して、ひたすら新東名をえっちらおっちら。
もう何往復してるんだろう?
今回はランサーエボリューションオーナーズクラブ『槍騎兵』さんと、私が所属しているレーシングチーム『NoLimit』との合同基礎練習会。
今回のレイアウトは、午前はこんな感じ。
午前は小雨がぱらつくセミウェット。
そして、昼休みにとんでもない豪雨で、午後からはフルウエット。
夕方辺りは一部ウエット、一部ドライという、グリップが安定しない路面状況。
こんな感じに路面状況が変化する、練習には刺激的な1日でありました。
◎本日の課題◎
・安定感のあるリアステアで曲がる反復練習
・ウェットでドライのようなメンタルで走れるか
さて、午前の練習開始。
割と最近ラディカルに乗っているのでアジャストに時間もさほどかからず、ターンインで早めにノーズの向きを変えて、ヨッとリアステアに移行、積極的にアクセルを踏めるだけ踏んで全開加速へ。
走りながら気付く→セミウェットでも、ドライの時と同じ操作感覚で走れていた(!)
これって、自分なりに1つのトピック。
実際にはドライとセミウェットの時では違う操作をしているのですが、ドライバーのメンタルとして「怖くなかった」ことが大きいと思いました。
今まではウェット→スピンしそうで少し怖い→気を付けて抑え目に走ろう、という思考回路。
ところが、今回はセミウェットでスピードが乗る中速コーナーで、ビビって近くを見てしまうダメダメ目線になることもなく、臆することなくリアをゆるやかに出してコントロール下にあるスライドを意図的に発生。
車体を安定させるため+脱出速度を上げるため、なるべく早めに長くアクセルを、初めはじわーって踏みつつリアにトラクションがしっかりかかっていることを腰センサーで感じつつ、マシンと対話しながら徐々に全開。
言葉で書くと長ったらしくて分かりにくいですが、そんな感じ。
初めアクセル早めにじわー、いける、いける?いけそう?じゃあもっとアクセルじわ ー(繰り返し)
ウェットになると急激に運転の難易度が上がってしまうミッドシップエンジン・リアドライブMR駆動。
フォーミュラみたいなクルマのラディカルはスピンモードが早くて、あっと思った時には既にスピン。
乗り始めた頃はウェット路面は全くダメで、ウエットでスポーツ走行なんてとんでもない!スピンしてばっかりで、ろくに前に進まず、全然乗れませんでした。
基礎練・サーキットなどでラディカルとの対話を重ね、ラディカルが教えてくれたこと。
①ターンイン後は出来るだけ早くアクセルを踏んで、不安定な状態になっているリアタイヤにトラクションをかけて、タイヤをしっかり潰してプラスアルファのグリップを引き出して安定させてあげる。
②アクセルを踏んでいる間はクルマはとても安定しており、ドライバーの意に反するような変な方向にクルマが飛んでいくことはない。その状態で破綻しても、その場でくるっと回ってスピンするだけ、しかもコントロールの余地あり。
③長く、安定したリアステア状態を持続させるためには、アクセルをじわーっと長く踏み続けること。じわーっと踏み続けている間はラインの自由度も高く、挙動も安定しており、ウェットでもドライと変わらない同じ動き。違うのはコーナリングスピー ドが速いか遅いかのみ。
④もっと攻めた走りをしてOK。私のドライビングはラディカルとの対話を重ねるごとに、積極的にリアステアで走るスタイルになりつつありますが、私が考えている以上にラディカルはまだまだポテンシャルを秘めているように思います。走っているとラディカルが急かしてくる、試してくる。「どうした、その程度か?もっと踏んでみろ!もっと曲げてみろ!俺の限界はこんなもんじゃない!」たまにそう言われるのです。
ラディカルのオーナーになって、今年の12月で丸3年。
まだまだラディカルに叱られていますが、少しずつ自分自身のドライビング技量も上達してきて、初めて走るサーキットでもクラッシュする気がしないメンタルで、不安なく走れるようになってきました。
さて、午前レイアウトが終わって、お昼休み、どしゃ降りの豪雨。
屋根のないラディカルは大変!ブルーシートをかけたら、水がたまってえらいことに!
慌てて数人がかりでブルーシートを斜めにして、溜まった水を外側にジャー。
アウトドアテントをラディカルの上にsetして、ようやく落ち着いてお昼ごはん(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"
午後からはフルウェット、レイアウトはこんな感じ。
午前の走行で、セミウェットは少しイケると手応え。フルウェットはどんな感じかな?走行開始。
あーー、あーー、前後グリップが下がって、でも挙動は安定。
単にグリップが落ちたドライを走行している感覚。そしてヘルメットのシールドが曇って( ´Α`)ウゼー
フルウェットだからと言ってスピンモードが早くなる訳ではなく、あくまで車速が全体的に落ちるだけで、走っている感覚としてはドライと何ら変わりませんでした。
そう思えたことが今回の基礎練の最大の収穫かも?
ラディカルでフルウェットを走れるなんて、こんな機会そうそうないので、限界を知ることも大切、わざとオーバースピードで突っ込んでみたり、復帰できるレベルのスピンを誘発、復帰できないレベルのどうしようもないスピンを誘発、色々と試して挙動のお勉強もしてみました。
午後のレイアウトを走って、自分で自覚できたことが1つ。
それは、カウンターステアが以前よりもゆっくりと操作できるようになっており、その精度が上がっていること。
初めの頃は、カウンターステアが遅すぎてスピン。
徐々に慣れてきて、急なスライドでもカウンターステアを一瞬で合わせてクリア。
更に慣れてきて、発生する挙動を予測して、予測カウンターステアを一瞬で合わせてクリア。
もう挙動を覚えて余裕が生まれてきて、どうせこんな挙動をするんでしょ?と、ゆっくりと予測カウンターステアを操作→予測通りに車体が動く→事前に操作していた予測カウンターステアがバチッと決まる→クリア→悦に入る( ̄ー+ ̄)キラーン(イマココ)
特に低速でも挙動が乱れるフルウェットでは、落ち着いて予測カウンターステアの操作を何度も反復練習することができ、本当に良い練習になりました。
フルウェットはグリップが低下することによりクルマにかかる負担がとても軽減され、クルマに優しい状態で練習できるように感じました。
そして最後の1時間はドライとセミウェットが混在する、嫌な感じの路面状況。
路面によってドライビングを変化させ、アジャストする、これは今までやったことのないトレーニング。
目線の移動が多く、とても疲れる。路面→クリップ→ブレーキングポイント→コーナー出口→路面→パイロンを横目に次のクリップ…
運転していてクルマにとても負担がかかっているように感じて、正直あまり走りたくない路面状況でした。
スライドを発生させても唐突にドライ路面でグリップが回復してスライドが止まってしまい、苦し紛れにアクセルで帳尻を合わせて無理矢理リアのスライドを再び発生させるという、クルマに無理をさせて痛めつけているような感覚になり辛かった。
走行動画が最後の1時間のところしかありませんが、活動報告として添付しておきます。
右回り定常円の精度は高くなってきましたが、左回り定常円がパイロンにピタっと安定できていません。
目線の意識と、操作がまだまだ未熟なのでしょう。
アクセルをばんばん吹かしながらの定常円でお恥ずかしい・・・フルウエットではアクセル一定の定常円が出来つつあったのに、路面状況が変わるとアジャスト出来ていないのが悔しい。
以上、基礎練レポート(ほとんど自分自身の考えていることの備忘録)でした。
ラディカルはリアデフ付近からキュルキュルと異音が発生してきたため、しばらくSTOに里帰り。
早く元気になって帰ってきて、また一緒に走ろうね、ラディカル。
