![Re:ゼロから始める赤貧ツーリング Re:ゼロから始める赤貧ツーリング](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/559/389/47559389/p1m.jpg?ct=ec4d365574c0)
友人から250TRを5万で買った。
特に欲しいバイクでもなかったが、激安だったので思わず衝動買いである。
ぼちぼちヤレていたので磨いてみたら意外とキレイになった。
自賠責も4年付きで超お買い得車両である。
ソッコー名変して俺のマシンとなった。
前オーナーが既にカスタム済みで特に交換するようなパーツは無かったが、アルミグリップは好みじゃ無いのでVT250スパーダの純正グリップと倉庫に転がっていた適当なバーエンドを装着。
2008年式でFI車両。
今までキャブ車しか乗った事が無かったので人生初のFIである。
セル一発、軽くエンジン始動 流石はFI。
マフラーはRPM製のオールステンレスのフルエキだが、かなり静かで拍子抜け。
昔のRPMのマフラーなら死人も蘇生する程の爆音だったが、時代は変わったのう。
走ってみると単気筒にしては振動は無く、至ってスムーズ。
振動でバッテリーターミナルのボルトが緩んで脱落するSRXとは大違いだ。
パワーは良く言えばマイルド、悪く言えば遅い。 モンキー上位互換といった感じ。
分かり易く説明するとPCX125の方が断然速いし、燃費も向こうの方が上だろう。
最高速はベタ伏せで140m/hだがエンジンがブッ壊れそう。
80km/h以上の速度域では不快な振動が発生してとてもじゃないが走れたモンじゃ無い。
曲がりがどうとか剛性云々といったマシンでは無いが、見た目以上には車体はしっかりしている。
往復30km以内のチョイ乗りか、市内の移動には丁度イイバイクである。
ライバル車のFTR、グラストラッカー、TW辺りと勝負したら面白そうである。
昔なら「ダセエし遅せえし、こんなクソ乗れっかよ!」と見向きもしなかっただろうが、今ではジェット被って普通に乗っている。
ワシも大人になったのだ。
その大人のワシが日曜に近所の道の駅の手前を走っていると、そこにドカやら1000RRやら高級SSが数台停まっており、 ダイネーゼ、alpinestarsとおぼしき高級ウエアに身を包んだモデル風のオネーちゃんが二名、カメラマンを従えて写真か動画を撮影していた。
対するワシと言えばワークマンのジャケットとユニクロのパンツ、ホムセンで投げ売りの安全靴の赤貧装備+5万のTR
同じ人間でもこれほど違うのかと、情けなさを超越して笑ってしまう。
すると何を思ったのか、オネーちゃん達はワシに気付いて手を振っている。一人はあろう事かこちらへ来いと招いている。
同じバイク乗り 一緒にどうですかといった類だろうか?
雑誌やWEBの撮影、もしくはYoutubeか?
冗談じゃねえ、こんなクソ貧乏な格好のオッサンと蚊トンボみたいな激遅TRを高級SSマシンと並べてオネーちゃんと撮影なんざ出来るかっつーの。
世界に俺の貧乏を発表して誰が得をするのか?もはや罰ゲームを通り越して拷問だ。
ワシはアクセルをワイドオープン 笑顔で招くオネーちゃんをガン無視。
TRはまるで狂おしく身を捩るようにノロノロと加速し、その場を去った。
お前ら、カワサキ舐めんじゃネーゾ?
Posted at 2024/02/28 23:50:02 | |
トラックバック(0) |
プチツーリング | 日記