![クラッチシリンダー クラッチシリンダー](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/740/836/47740836/p1m.jpg?ct=4226029e431c)
クラッチのマスターとスレーブシリンダーを、オーバーホールしました~。
少し前からクラッチの操作に何となく違和感があり、半クラを長めに使ってるとミートポイントがずれてくる感じ。
油圧系統が怪しいと思って点検してみるもフルードは減ってなくて外部への漏れも無さそうやったので、おそらくマスターシリンダーのタンク側にあるチェックバルブから圧が抜けてるんかな?
前回の交換から12万キロほど走ってるので、この際にO/Hすることに。
まずはマスターシリンダーのほうから。
フルードを抜き取って、配管とブラケット類を外す。
クラッチペダルのハウジングを固定してるボルト6本を車内側から外す。
ペダルのカバー等も外しておいたほうが後で作業しやすいです。
車外側からハウジングごと取り外し。
スペースが狭いので良い姿勢を探りながら外します。
マスターシリンダーとペダルが一体の状態で摘出。
プッシュロッドのナットを緩める。
ダブルナットのほうは工具が干渉して回しにくいので、右下の写真みたいな薄く小さく加工したスパナがあるとやりやすいですね。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/068/705/001/a516a4b706.jpg?ct=aef43106b116)
ここのナットサイズが正しくは1/2インチやと思うが、高価な工具を削る勇気が無いので100均で買った13ミリのスパナを加工して使ってます。
マスターシリンダー本体は2本のボルトを緩めると分離できます。
ゴムカバーをめくって、プッシュロッドを留めてるスナップリングを外して、ピストンを抜き取る。
ちなみに前回に取り付けたマスターシリンダーはTRW製の社外品。
スプリングを分解して、ピストンのシールを取り外す。
今回用意してたのは純正のリペアキット。
ここでシールに注目して見ると、内径のサイズが異なることに気がつきます。
上側がTRW製の社外品、下側が純正品。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/068/705/008/26189570de.jpg?ct=6d0bf68deb57)
これはDEF乗りの間ではわりと知られてる話のようですが、シールの内径サイズ違いにより純正用のリペアキットでは社外品マスターシリンダーのシール交換はできないということ。
全ての社外品がそうなのかわかりませんが、O/Hしながら使うのなら純正相当のものが無難ですね。
今回は中古の純正ピストンも用意していたので、そちらに新しいシールを付けてニコイチにして組付けていきます。
シリンダー径は同じみたいやからたぶん問題無いでしょう。
2ヵ所のシールを交換。
向きを間違えないように注意。
シールには軽くシリコングリス塗っておきます。
スプリングを組んで、ロックの爪をカシメて固定する。
逆の手順で組み戻して車両に取り付け。
順番が前後しますが、クラッチペダルのハウジングは錆が出てきてたのでサビチェンジャーで手直ししときました。
続いてはスレーブシリンダー。
こちらは漏れは無さそうやったけど、簡単なのでついでにシール交換しときます。
先にフルードのホースを少し緩めておいてからボルト2本を外す。
プッシュロッドはクラッチフォーク側に固定される構造なんで抜かないようにしながらシリンダーを取り外し。
ホースを外して、スレーブシリンダーを分離します。
ゴムカバーをめくって、ピストンを抜き取る。
スプリングを分解して、ピストンのシールを交換します。
今回用意してたリペアキット。
あとはピストン組み戻して、車両に取り付けてフルード入れてエア抜きします。
フルードを適量に調整して完了です。
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ディフェンダー | 日記
Posted at
2024/05/25 02:20:28