BUBBLE-Bのブログ一覧

車のデザインって実に難しいと思う。
特に、自分が「日本人の車好き」という立場だと難しい。

なぜか？

上に並べた写真。欧州車を中心に、１台アメ車が混ざってるけど、最近のハッチバック。

確固たるデザインモチーフを守ってるBMWとかMINIとかメルセデスとかアルファとかは別として、新しいデザインモチーフを取り入れた車達を並べてみました。

どれも日本車よりデザインがイケてるように感じるかも知れない。


で、ここでトヨタ








こうやって見ると、トヨタにはトヨタのカラーがあるよ。


でも、自動車ジャーナリストや、車好きの評を見るに、トヨタのデザインに対しては常に辛口じゃん。


そんなにデザインがダメかな？

上に上げた欧州車と見比べて、そんなに見劣りする？



それ、トヨタのバッヂだけ見て言ってない？

電通とか、フジテレビとか、「体制側に対するアンチテーゼ」を自分のアイデンティティにしたいから、そういう発言してるだけじゃない？


どうなの？


と思うわけです。


例えば、プジョー208がもうすぐ出るわけですが、あれと全く同じデザインで先にトヨタが出して、トヨタのエンブレムを付けたら、人は

「こんなのウィッシュとどこが違うんだ」

って言うと思うんですよね。

VW UP！と同じデザインで、これにトヨタのバッヂを付けて、これも「パッソ」って名前で売り出したらどう思う？

トゥインゴゴルディーニを、まあ2本のラインは無いとして、あのデザインで「パッソ」として出したら、「うわー、不細工！」って言うでしょ。





それって何のバイアスなんだろう、と。

日本人、自国のプロダクト、特にマス寄りのプロダクトに対して、厳しすぎないか？とも思う。


実際この前オーリスを試乗して、まあ「トヨタだなぁ」と思ったのだけど、あれは「ゴルフとタメはる走り！」みたいな事を言うから「えーっ、違うくない？」と思っただけで、トヨタ以上でもトヨタ以下でも無かった。


トヨタのバッヂが付いてるから、デザインが急にダメに見えるっていうのは、公平な判断が出来てないような気がするんですよね。。。

みんカラリニューアル

今回のリニューアルでは、車種に関する情報や写真などを見やすくなるほか、マイページについても、ストリームのタイムライン表示を大きな写真を使用し見やすく、用途に応じてコンテンツやお友達・マイファンの情報を、複数まとめて絞り込めるようになり、よりスムーズにご覧いただけるようになります！

その他、デザインの刷新によりそれぞれのコンテンツへのアクセスが容易になるなど、より快適にみんカラをお楽しみ頂けるリニューアルとなっております。

だそうです。
どんどんmixiっぽくなっていくな…


でもみんカラのストリームって一度も使ったこと無いし、いまいち必要を感じないけどなあ。


そもそも、みんカラをFacebookやmixiみたいに、「普段思った何気ないこと」とかをそのまま書くように使ってる人って少ないんじゃないかな。
クルマに特化してるからこそ面白いと思う。


だから、そんなにバンバン一日何個もネタが無いから、ストリームを埋められない=ストリームの流れが遅い。
ストリームの流れが遅いと刺激がないからもう見ない、ってこと無い？


ストリームを活性化させるんだったら、それより先に、ソーシャルグラフの結びつきをもっと緩くせんと。

例えばFacebookだったら、申請したら相手が承認ボタン押すだけでOK。その手軽さがソーシャルグラフを広げていくのだけど、みんカラって、申請する時と承認する時にメッセージを要求するでしょ？
あれがよくない。あんなメッセージ意味無い。

あのご挨拶メッセージが無いと無礼、という人もいるかも知れないけど、それはみんカラのシステムに染まってるだけで、ああいう文化は無駄だと思うな。
やりたい人がすればいいと思う。


もしくはTwitterやGoogle+みたいに、片方だけフォローみたいなことができるようになるとか…　でもこれは今更無理ですな。



なので、みんカラって、結構濃いソーシャルグラフを築かせる割に、クルマに特化してるから新しい話題が生まれにくく、過疎りやすいよね。

迷いやすいコンセプトだなあ、とも思う。


話戻して、リニューアルするのであれば、ブログ機能をもっとモダンなものにして欲しい。

・動画貼り付けはURL貼り付けるだけか、iframeタグ対応して欲しい

・コメント欄の仕様がクソ。なんで１つ１つに絶対コメント返さないといけないの。そんなアホな

・しかも新着コメントのお知らせ通知が赤字で出るのは良いが、あれって未読じゃなくて「未返信」だから、返信するまで消えてくれない。これも厳しい

・ブログの管理画面の使い具合が悪すぎ


この辺改善して欲しいなあ。

特にコメント欄は今までみたいな方式と、一般的なブログの形式とを選べるようにして欲しい…

ポッドキャスト「BUBBLE-B・ポリゴン太のDriving Pleasure」最新号が配信されました！
今週のゲストは、BMWのチューナーとしておなじみStudieのBOB 鈴木代表です！！必聴です




BUBBLE-B・ポリゴン太のDriving Pleasure No.20

ケツをフリフリ歩くあのCMが話題になったトヨタのオーリス。
実は新しいブランドじゃなくて、２代目。いや、この流れ自体は昔からあって、古くはカローラFX、ランクス/アレックス、オーリス、と来ている。オーリスの上にはブレイドなんてのもあった。

なんでも、トヨタの相当の肝いりだというので、期待せざるを得ないでしょ。CMで「常識への裏切り」というコピーを使っていたり、Ｃセグメントでのグローバルカーであるゴルフやフォーカスを徹底研究して、そいつらに勝つために送り込んだのがこのオーリス。

トヨタはここから変わる、とまで言うじゃないか。

じゃあもう、期待せざるを得ない！　試乗するしかない。乗るしかないこのビッグウェーブに、である。




何せ、８６は頑張ったと思う。あれを送り出したトヨタには拍手喝采を送りたいと思っている。素晴らしい。スバルが作ったのかも知れないけど。その他、G'sブランドで走りのモデルをたくさん出してるのも素晴らしい。だめだったけどF1のチャレンジもやった。

ここ数年、何度も何度も、「トヨタは生まれ変わる」という類のキャッチコピーを見てきた。
モーターショーでも、「Re Born」っていうコピーがメインだっただろう。これからは面白い車を作っていくと。

だからトヨタには期待するし、８６は頑張ったし、次も期待するわけです。




で、オーリス。デザインは特に気合いを入れたそうだけど、確かに頑張っている感じはする。
「ここからデザインが変わる」というのも、何となく分かった。巧みな曲線の組み合わせで、シャープな印象を残してると思う。確かに走りを予感させるデザインになっている。




乗ったのは1.5X Sパッケージという中間ぐらいのモデル。1.5LのNAエンジンにCVTという組み合わせ。エンジンは1NZ-FEで110馬力、ということで平凡そのもの。うーむ、エンジンは馬力じゃないと言うけれど、実際動かして見ると、特に新しいことが無い。実家の車がランクスなのだけど、動力性能としてはランクスと大差が無い…
動力性能だけではなく、ハンドリングがどうにもゆるい。「軽い力でたくさん回転させる」タイプのハンドルで、これがスポーティさを大幅にスポイルしている。ボディデザインは十分スポーティなのに、ここで感じるちぐはぐさ。そこに、特に主張のない、これまでのトヨタ車でさんざん乗ってきた1.5Lの普通のエンジンが、CVTを通して普通に動く。




ゴルフやフォーカスを徹底研究して、何を得たのだろう？と、ゴルフやフォーカスを知ってる人なら思うはず。

ただ、乗ったのが1.5Lのモデルなので、1.8LのRSなら違うのかも知れない。リアのサスはダブルウィッシュボーンだという。でもこの様子じゃ、ゴルフやフォーカスにはまだまだ壁があるように思える…

ちょうど２日前にゴルフGTIに乗ったので、走行性能という面での違いがどうにも際立ってしまった。

まあ確かに、室内は広いしユーティリティも問題無い。のだけど、ちょっと背伸びし過ぎたのではないか？と思ってしまう。




試乗車なのにモデリスタの18インチタイヤを付けてたりするのもちょっと気になった。

内装のデザインも含め、デザインを頑張った感というのは凄く感じるのだけど、もうちょっと普遍的な価値がそこにあってもいいんじゃないかな。新しい、ゼロベース、ばかりをみんなが求めているわけではないはず…　みたいなことを感じた試乗でした。


提案として俺ならこういうことして欲しいと思う

・スバルの水平対向エンジン＋ターボのモデルを持ってくる
・もっと革を使った内装にする
・日本の伝統工芸をさりげなくシートなどに使う

フランス人が、毎日ベッドの上でジュテームとか言いながらセックスばかりして、バカンスで遊びほうけて、パリでオシャレばかりしてると思ったら大間違いだぜ！

フランスは実は武道大国。特に柔道の強さにおいては、とんでもないレベルに来ている。そう、フランス人は実は武闘派であり、やるときはやる。むしろ、殺る。暴力性、それはオシャレ大国フランスの、また違う一面。
そんな一面をまざまざと見せつけられるのは、このルノー　メガーヌRSという車。こいつ、恐ろしいです。




実は自分は１年半前に一度こいつには乗っているのだけど、今回MCして右ハンドル版が出てきたので、思い出すように再度の試乗。

なんというか見事に、前回乗って感じたことと全く同じだった(笑)

もう、「硬派」「一辺倒」の一言。前回「学ランを着た応援団のようだ」と形容したけど、今回もそう思った。




こういう「走りのモデル」って、デザインで「イカツさ」を出そうとするでしょ。攻撃的で、鋭利で、暴力的な感じ。ニラミを効かせて、他の速い車と対峙した時に、気合い負けしないように。ベンツのAMGなんてのはその典型で、「オラオラ！」って常に言ってる。悪羅悪羅系。だからちょっと怖い系の皆さんが自分の投影のためにそれをチョイスする。

けど、その皆さんってこっちには来ないでしょ？　いくらこいつが速くても。それは何故か。
その辺が分かれば、この車の性格がちょっと分かると思う。




フランスというのはアートの国なので、車のデザインに前衛芸術を消化して取り入れているということもあり、どの車のデザインも素晴らしい。必ず、世界の本流からはちょっと明後日の方向を向いてる部分がある。フランス車が好きな人というのは、そういう部分が好きな変わり者こだわりのある人。当然このメガーヌRSにもそういうアート的な部分を感じるわけです。
が、アートという表現の中で作られた「オラオラ」なので、現実感からちょっと遠いのも、この車かと。怖い系のオラオラ感じゃなくて、もっとピュアなオラオラというか？




フランスの柔道の選手が、よく分からないけど賞金でイカす絵を買っちゃった、みたいな、そういう感じ。

走りについては語るまでもない。もう、最強、最狂、そして最濃。今のフランス車で最も速い車だもんな。文句の付けようが無い。何もかもぶっちぎる。ベッドの上でジュテーム言いながらセックスしてるだけじゃぁないんだぜ、と言いつつも、明後日の方向を見てるアートの心は忘れない。壮大なインスタレーションのような車、だと思います。つまり最高。