
2012年式トライアンフタイガー800XCに乗り換えて1年半経ちました。重さとハイパワーにもすっかり慣れ、林道も獣道以外ならリヤを振り回して走り抜けることができ、峠ではロードバイクに余裕でついていけるし、高速道路の長距離も快適でして『これは俺の上がりバイクかも』と思ってました。

そんな中、『こいつは乗ってみたいぞっ!!』と思わせるバイクが登場。
KOVE 800X RALLY なんと半乾燥重量176kg、95ps、サスストローク270mm/250mm!! オフ全振りアドベンチャーバイクだって。そんなスペシャルスペックなのに価格¥165万はかなりお買い得です。

800X RALLYの試乗車がお世話になっているバイク屋さんに今週まであると聞き、5/24(土)タイガーに乗ってお店へ行きました。
実車はフロントサスのストロークが長いので背が高く大柄に見えます。地面からスキッドプレートまでが広く空いています。腹の下がフラットですっきりしているとオフ車ぽさが増して非常にカッコいいです。タンデムステップは無く荷物キャリアも付いていません。燃料タンクは樹脂製で軽量化に大きな効果でしょう。
またがると前後サスペンションが柔らかく体重60キロでもイニシャルでかなり沈んで173cmでも踵ちょい浮き程度。シート高875mmで足つき問題なし。軽さがタイガー800XCと全然違い、両足つま先立ちでぶんぶん左右に振れます。

普段バイクの試乗なんて転んだら大変なのであまりしないのですが、これは乗らせていただきます!
エンジンはツインらしいパルス感でリヤタイヤを蹴り上げます。アクセルちょい開けでは付きが良すぎて少しギクシャク。でもダッシュ力は凄まじくこりゃ速いや。フロントが軽くてラフに開けると簡単に浮きます。昔乗っていたKTM690エンデューロRぽいかな。長距離は疲れるかも。

調子に乗って飛ばしたらブレーキが甘め。やばー、シングルディスクでした。オフ車のブレーキはこんなもの、タイガーのダブルディスクに慣れたらオフ車のブレーキちょっと怖いかも。
今日はアスファルトだけなのでサスペンションはよく分からず。ダートで走ってみたいなあ。クラッチはめちゃ軽。シフトも軽くスコスコ決まります。ニュートラルはちょっと入りにくかったけど。
メーターはフルカラー液晶。これあんまり好きじゃない、タコメーターはアナログがいいな。操作性は日本車と変わらず問題なし。

on/offモデルの標準車800Xの方が林道ツーリングメインなら使いやすいかな。これだって半乾燥183kg、タイガー800XCより40kgくらい軽量です。
でもRALLYの方がカッコいいな。

貴重な体験、どうもありがとうございました。今度はオフロードでぶっ飛ばしてみたいですね。
品質は全く問題ないけど、それでも中国製なのが引っかかる。これ買ったら、日本人が彼の国の利益に貢献してしまうよなあ。性能も価格も魅力的なバイクだけに悩ましい所です。

まあ、大学生を持つ父親に新車バイクを買う余裕は無いのでまだまだタイガーに乗ります。この3気筒エンジンは下もエンストせず粘るし高回転時のパワーと排気音はツインより面白いです。
Posted at 2025/05/24 20:25:33 | |
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