
ここ10年以上カーショップに足を運ぶことがなかったが、カロⅡの小細工を始めるようになってからは、大手ショップや個人リサイクルパーツ屋などを見て回る機会が多くなった。
時代は変わったもので、当時ホームセンターレベルでも普通に売られていたH4に連結するポジションバルブや、カラーボジションバルブすら既に販売はされておらず殆どがLED式ばかり。時代錯誤と思われようが店員さんをつかまえて聞いてみると、「もう何年も売ってませんから、メーカーでも作ってないんじゃないですか」と。今更ながらの質問をしておきながら、「そうですよね」と答える自分がちょっと恥ずかしくなったことは言うまでもない。年をとったんだなぁって実感。
「無ければ作れ」という師匠の言葉を思い出し、昭和の小細工をすることにシフト。カラーポジションバルブというと、当時は赤青黄などのゴムのキャップをバルブに被せて色をつける方法が主流(いずれ熱と劣化でカチカチになるのですが)だったが、現在はカーショップで販売されている刷毛塗り塗料が主流?のよう。LEDでも色選択はできるのに、なぜにして旧式バルブの色付けなのかと若い方には笑われそうですが、やっぱり時代の雰囲気を壊したくないですからね。
自分で考えて作ることの楽しさが昭和にはありました。単純で素朴で意味のない物が殆どでしたけれど、それはそれで最先端のカスタムだったんです。
画像で紹介する「グラデコ」も、80年代半ば頃には、メーカーや車種を問わずに沢山の車が貼り付けて走ってました。どんな意味があったのかは分かりませんが、白いエアロアルミにこのグラデコを貼るとヨーロピアンなオシャレな雰囲気を感じていたんですね。「PARIS」ってロゴが入っていようものならなんでも格好良く思えたんです。レノマをはじめクレージュも憧れでした。
話は逸れましたが、グラデコは「当時物」検索しても出てくるような代物ではなく、型を取ってステッカー屋さんに依頼するようなものでもないため、屋外使用可という家庭用プリンターで作成できるマグネットシートを使って自作したものです。当時はモノトーン(濃グレー~薄グレー~白)が一番多かったことを記憶してますが、センス良くボディーカラーに合わせたカラーグラデコを貼っていた方も意外と少数でしたがおりました。ということで、試作品は青~水色~薄水色というパターン。
懐かしんで下さる同世代の方はどれだけいるでしょうかね。今頃何やってんだと笑う方の方が多かったりするかも。
Posted at 2010/12/20 13:57:28 | |
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