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2012年10月17日

破産

破産  東京商工リサーチの記事『倒産速報:㈱河合商会』に注目。

 関連情報URL『第34回鉄道模型ショウ』をご参照いただいての通り、つい最近までイヴェントに出展し、事業継続に意欲を燃やしていたはず………なのだが、努力の甲斐もなく破産申請をするらしい。




 私にとって河合商会の製品と言えば、旧国鉄の貨車群。
 トミックスが販売を止めた旧製品の金型を引き取って生産を再開。同じ形式でも所属企業の違いに因る表記や塗色の差をバリエーションとして展開し、トミックス時代を超越した高い充実度を誇るシリーズを築き上げていた。

 特に私がお気に入りでコレクションしたのは、

ホキ5700形(秩父セメント仕様):セメントバラ積み専用の40t積みホッパ車
ワラ1:17t積み有蓋貨車。有名なワム8よりも、実は大柄で新しい形式
ワラ1(東武鉄道仕様):上記国鉄仕様と同じ構造・積載量だが、東武の社紋および国鉄線直通可能車を示す車番下の二重線が附される
ワフ35000:5t積み有蓋緩急車。編成の短いローカル線の貨物列車で活躍

 ……といったところ。
 ホキ5700は、セメントの産地である埼玉県に住んでいた鉄道ファンには最も親しみのある貨車の一つだろう。旧国鉄・私鉄を問わずセメント輸送の主力として活躍し、特徴的な五角形のサイドビューを連ねて走っていた。埼玉県という切り口で言うなら国鉄・東武に共通して採用されたワラ1も同様だが、残念ながらこちらは私が暮らす東上線系統で見た記憶がない。
 ワフ35000も現役時代の記憶は殆どないが、今でもこの車体を倉庫兼居住スペースとして手に入れたいと思っている。


 
 現実の鉄路上では見られなくなってしまった貨車群を、ファンタジーの世界で生き返らせてくれた河合商会には、感謝の気持ちに見合う言葉が見付からない。
 何とか河合商会の再建、それが叶わぬなら充実の商品群を引き継ぐ企業が現れてくれないものだろうか。

 鉄道ファンの夢が、醜い現実に圧し潰される悲劇の連鎖が起きないよう、心から祈っている。


ブログ一覧 | 鉄道 | 日記
Posted at 2012/10/17 20:37:10

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この記事へのコメント

2012年10月17日 22:28
こんばんは。

C型DLの走りは滑らかでしたが、台所は火の車だったのですね。。。

河合商会で販売していた貨車群、マイクロエースあたりで引き継いでほしいですね。
せっかく陽の目が再び当たった訳だし、また埋もれさすにはもったいない。

> ホキ5700は、セメントの産地である埼玉県に住んでいた鉄道ファンには最も親しみのある貨車の一つだろう。埼玉県という切り口で言うなら、国鉄・東武に共通して採用されたワラ1も同様だが、残念ながら私が暮らす東上線系統で見た記憶がない。

東上線でホキ5700を見たことないの?
私は記憶ありますよ。
かすかに確認できる写真があるから、PCのアドレスに送っておきますね。

ワラ1は見たことありません。
コメントへの返答
2012年10月17日 22:53


 こんばんは。

 さっき画像データ確認しました。
 東上線系統で見た記憶がないのはワラだけのつもりで書いたのですが、紛らわしかったですね。あとでもう少し書き方を工夫してみます。


 でも確かに東上線でバラ積のセメント貨車って余り明確に記憶が残っていなくて、袋セメント用のボギー有蓋車か、砕石輸送用のボギー無蓋車なんですよねぇ。
 秩父鉄道や西武鉄道、旧国鉄・JRの高麗川駅は、東上線とは逆にバラ積のホキとかタキをよく覚えているのですが。


 キャラクター的に、マイクロエースが引き継いでくれるのが一番しっくりきますね。
 とにかく事業停止に伴って、製品の市場流通が無くなってしまうのは回避してほしいです。



2012年10月18日 0:35
やっぱりホキは見ていましたよね。(ゴメンゴメン)

貨物最後の頃は、袋セメント用の有蓋車か高本線のトキが常連でしたよね。
特にトキが連なる列車は夕方になると北坂戸を通過するので、K氏とよく見に行っていました。
機関士さんに手を振るとホイッスルを一回。
良い思い出です。

ホキは熊谷の貨物ターミナルが出来たころから見なくなったのかな??

送った写真、ブログ記事などを彩ってもらえれば幸いです。
コメントへの返答
2012年10月18日 17:40



 こんばんは。
 おすすめスポットにアップするつもりで書きかけの記事があるので、クレジット入りで活用させていただきますm(_ _)m。

 まだ坂戸駅に中線があった頃、折り返しで待機する貨物列車に隣接して停車する下り電車から、山積みの砕石、または空車の貨車の底を覗き込んだものです。
 鉄道好きの原風景ですね(笑)。


 轟音を響かせて疾走する長大編成の貨物列車も好きですが、EDが車掌車だけを牽引してトボトボ帰る回送列車の光景が、とても長閑で一番のお気に入りです。

2012年10月18日 4:18
河合商会はソノスジが好きな方は
一度は通る道でしょうね。
私もNゲージを多少かじっており
コレクションにはホキ5700も。
幼少時代に近所の貨物機関区を毎日散歩した
思い出があるので素敵なラインナップでした。

いまでも貨物列車を見るたびに心トキメキ・・・
“最果てまで物資を送る届ける重要な使命感”を
感じざるを得ませんね(^^)


コメントへの返答
2012年10月18日 18:05



 こんばんは。
 zabel77さんの思い出は長町でしょうか。私が赴任していた頃には太子堂駅が開業し、再開発が本格化していましたから、機関車が屯する光景は残念ながら見ていません。見たかったなぁ・・・・・・・・。

 その代わり、現在は広島ZoomZoomスタジアムになっている場所にあった東広島駅(新幹線の東広島駅とは無関係)へよく列車を見に行っていました。
 既にコンテナ貨物列車ばかりになっていましたが、コンテナにも様々なサイズや塗装があることに気付くと、それなりに楽しめたものです。

 コンテナの荷札を読むと、今の時期は遙々北海道から発送されたジャガイモやタマネギ、中には「年賀状」なんてのもあります。

 東京でも停車中の貨物列車がいると、ついつい発着駅と中身を確認してトキめいてしまいます(笑)。

2012年10月18日 7:24
河合商会…懐かしい。大学生の頃、絶版となったトミックス(当時)の香港貨車を引き継いで再生産されることになり大いに喜んだものです。
おまけにトミックス時代になかったラインナップもあり楽しかった記憶があります。

鉄道模型からは足を洗ってしまったのですが、私も経営再建か他の会社が引き継いで再生産されることを期待したいです。
コメントへの返答
2012年10月18日 20:15


 こんばんは。
 模型屋さんの存在意義は、第一義的にはリアルで精密な模型を販売することですが、いつかは手にしたくなるような模型を売り続けることも、大切な使命ではないかと考えます。

 じろうさんのように足を洗った方でも、子どもに手が掛からなくなったら、或いはリタイアしたら始めてみようと楽しみにしながら日常を豊かに過ごすことができるのは、今は忙しくて買えないけれど確かに模型が売られている、そしてこれからもずっと売られるだろうと思うからこそだと。

 
 老舗の天賞堂がそうですね。何年・何十年も退蔵されていたキットについての問合わせや部品欠損にも、常に対応できるようにしているとか。

 そんな模型屋さんが日本にあることが誇らしいとともに、何時まで模型を楽しめる豊かな社会であって欲しいと思います。

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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