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日産自動車が初めて自社開発をした軽自動車デイズ（ek）を所有して1年。約28000キロ走行し、12か月点検を迎えました。


赤で囲った3行がリコール対応の部分で、Cがサービスキャンペーン、Rがリコールだそうな。3行で2件ってわかりにくいよね。それとECUってスマホのファームウェアみたいに最新版にアップデートすればだいたいOKかと思っていたら、サービスキャンペーンのアップデートも別途やるんですね。


ミーコさんの整備手帳
https://minkara.carview.co.jp/userid/798759/car/2869106/5833813/note.aspx
こちらに書かれている「リコールでECUアップデートしたらSCiBに充電されやすくなった」という印象はまったく同感です。平たん路を走っているのに充電が満タンになるなんて今まで無かったもの。3月のECUアップデートでもかなり改善していたけれど、恐らくさらに良くなっています。ではなぜECUアップデートのたびに劇的に機能改善するのか？


日産がデイズを自社開発することになった背景には、2016年に発覚した燃費不正事件が大きく関係しています。そうでなくても開発資金力でライバル他社に劣る三菱が、事件発覚のダメージで「もう無理・・・」となって日産に泣きついたのだと。まあ、この事実が書かれた元記事は新型デイズ発売後しばらくして消された(笑)ので、信じない方はご勝手に。

とにかく日産がデイズ開発に着手したのは2016年の事件発覚後。正確には2016年の6月からで、2019年の3月には新型車を発表してるのだから開発期間は3年に満たなかった計算になります。プラットフォームから新設の新型車をそんなに短期間で開発する苦労はちょっと想像を絶するものだけど、それでもスズキやホンダに太刀打ちできる完成度を作り込むのは普通に考えて不可能です。

つまり発売時の完成度が絶対的に不足していたからECUアップデートのたびに機能が改善されるんですね。初期ECUソフトウェアでは燃費が悪すぎて乗り換えちゃった方もみんからにいたし、実際自分のクルマも300キロ走る前に給油警告が出るぐらい燃費が悪かったのです。私は飛ばさないし距離乗るので比較的燃費は良くなるのですが、それでも15Km/Lなんて屈辱を味わいました(笑)。今は無給油で400キロ走れます。数字だけ見るともう別のクルマかよってぐらい変わってますよね。2型（マイナーチェンジ）が楽しみです。

リコール通知来ました。昨年のエンジンコントロールハーネスに続き２回目ですが、相変わらずどうでもいい内容ですね。もっと直してほしいところは他にいっぱいあるのに・・・。


ただ今回のリコールで判明したのは、自分の車両が正式発表前に生産された初期型だったということ。道理で不具合多いわけだ・・・。

https://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/displayselect.do?orderno=14735

現行デイズは設定でエマージェンシーブレーキ機能を停止しておくとPでもアイドリングストップするようになるのですが、PだけではなくDのアイドリングストップ頻度も上がります。さらにエアコン（送風も含め）停止しておくとワゴンRより高頻度にアイドリングストップするようになり、燃費も凄いことになります(笑)。今更ながら、こんなに効くんですね。

ちいんきさんの記事「送迎等で待っているときのアイドリングストップ」
https://minkara.carview.co.jp/userid/894966/car/2816999/4889283/photo.aspx

を読んで自分のクルマで試してみたら、確かにPでもアイドリングストップが動作しました。しかも普段のDとは違う長時間アイドリングストップ可能な、駐車時専用の動作モードだったのです。


ワゴンRに乗っていたとき、アイドリングストップしていてもシフトレバーをPに入れると再始動してしまう仕様が不満でしたが、デイズではアイドリングストップ状態をキープすることが可能(先代モデルでも出来た)。もちろんPポジションで駐車中はセルではなくエコモーター（ISG）で再始動を行い、短時間エンジンを回しSCiBに充電→エンジン停止のサイクルを繰り返す、アクアとかガチハイブリッド勢みたいな芸もこなすのです。凄いでしょ！？ただし・・・


「エマージェンシーブレーキをOFFにしている場合」という妙な注釈がついているのです。ブレーキ負圧確保のため？いやいや駐車中に自動ブレーキいらないし、全くもって意味不明。しかし、1年余分に開発期間があったルークスではこういう変テコな不具合が改善されているはず・・・


思った通り、ルークスの説明書ではエマージェンシーブレーキの注釈が無くなっています。いいなあ・・・。駐車モードのアイドリングストップが動作出来るのは走行後に限られるものの、乗車時はオートACCがあるからエンジンをかけずともオーディオが使える（最長10分）。なるほどキー操作によるACCポジションが無くてもいい理屈です。でも実際デイズのオートACCはユーザーがDIYで手を加えないと使えない、不完全な状態です。

日産関係者の方、この辺もECUアップデートで直しましょうよ？


最長35分まで試したけど、やはり何度でもアイドリングストップします。「これはすげえ！」と思ったけど、残念ながらエアコン使うとこれが全くダメですね。エアコン使用時も1度はアイドリングストップするけど、再始動したら二度と止まりません。せっかくスズキのマイルドハイブリッド車には無い面白い機能なのにねえ・・・。
追記：2020年4月7日

タイトル通り、エンジンをかけてから2時間40分ほどハイブリッドシステムが動作しない異常が確認されたので記録しておきます。付け焼刃のポンコツハイブリッドがついにイカれたか！？と思ったけど、一度エンジンを停止して再始動したら何事もなかったかのように復旧しました。この間SCiBへの充電やモーターアシストは一切行われず、ずっとバッテリー残量表示は目盛り1つのままでした。当日の外気温は5～8℃程度。


これは別の日「キーシステム故障」。走行中にビープ音とともに表示され、エンジンを止めるまで消えなかった。びっくりした以外に実害はなし。