ご存知の通り中華ナビには車内ネット環境が必要です。車載用モバイルルーターなどを用意すれば簡単ですが、私を含め中華ナビ利用者は基本的にセコい人が多い?ので、なるべく安く済ませたいわけです。
初めて中華ナビを車載した2016年はWi-MAXを車載していました。当時は定額で利用できるモバイルデータ通信サービスがあれしかなく、月額3000円ぐらい支払っていたと思います。その後、USBドングルを接続したりテザリング専用の安いスマホを車載したり試行錯誤の上、4G接続の出来るDVRミラーにたどり着きました。ただ、この製品も日本の広域ネットワーク周波数に適合していないし、専用SIMカードを用意する必要があるためコスト的にもベストとは思えなくなりました。
2018年は大手キャリヤも定額通信サービスを始めたし、今は通話用スマホだけで車内ネット環境もまかなった方がトータルで安いはずです。とはいえ、乗り降りするたびにテザリングのON/OFF操作はしたくない・・・
そこで登場するのがMacroDroidとTaskerテザリングコントロールプラグインです。プラグインはAndroid6以前のスマホには不要らしいので、今回の記事はAndroid7以降のスマホが対象になります。どちらのアプリも無料で、ROOT権限も不要。ただ、残念ながら正常に動作しない機種も確認されており、iPhoneは言うまでもなく対象外です。
ちなみにBT連動テザリングの設定は事前にスマホと中華ナビがBTペアリングされていることが前提ですが、こちらの手順についてはこの記事では触れませんので悪しからず。
マクロドロイドを開いたら次へボタンで説明文を送り、メニュー画面を出します。マクロの追加→接続→BlueToothイベント→デバイスの接続時の順にタップし・・・
一覧の中から中華ナビのデバイス名を選択し(画像は私のスマホなので一覧に表示されるデバイス名やMACアドレス等は環境によって異なります)、OKをタップしたらトリガーの設定は完了です。続けてアクションを選択し、アプリケーション→Locale/Taskerプラグイン→Toggle Tetheringの順に進みます。
Enable tetheringを選択すれば良いのですが権限を与えないと動作しないため、Open Settingsをタップして設定画面を開き、システム設定の変更の許可をONにします。戻るボタンでマクロドロイドに戻ってレ点マークをタップしたら自動テザリングONマクロの作成は完了です。適当な名前を付けて保存してください。
次は自動テザリングOFFマクロの作成です。ONマクロの時と同じようにBlueToothイベントまで進み、今度は”デバイスの切断時”を選択します。中華ナビと切断したら自動的にテザリングも停止させようというわけですね。デバイスはもちろん中華ナビを選択し・・・
先ほどと同じようにToggle Tetheringまで進み、今度はDisable tetheringを選択します。自動ONマクロ作成時に権限の付与は済んでいるはずなので権限の設定は不要です。これでテザリングOFFの設定は完了・・・と言いたいところですが、このままだとテザリングOFFの度にWi-FiもOFFになってしまうため、続けてWi-Fi設定をタップし・・・
Wi-Fiを有効化を選択、そして適当な名前を付けて保存します。マクロをタップして自動ON、自動OFFの二つのマクロが保存されていることを確認してください。これでスマホに触ることなくクルマに乗るだけで自動的にテザリングが開始され、降りるとオフになるはずです。残念ながら動作しないスマホもあるようですが・・・。
ちなみに我がFYTとXperiaの組み合わせの場合、エンジン始動→BT接続→テザリング開始→中華ナビがWi-Fi接続までに30秒ぐらい。ちょっと長いので、NFCでピロリーン!とスマートにテザリングできないものか?とNFCタグを買ってみたのですが、プラグインが対応していないのでダメでした。それでは皆様良いお年を!
追記:2020年6月23日
手持ちのXperiaをAndroidQ(10)へ更新したら、上記の方法では自動テザリング出来なくなりました。対策は「テザリングプラグインを削除してMacroDroidでテザリングさせる」だけです(笑)。要するにAndroid5以前の状態に戻ったんですね。自動テザリングで検索するといまだにこの記事が上位に出てくるので一応対策を追記しておきました。
Posted at 2018/12/25 23:31:24 | |
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中華ナビ | 日記