わら太のブログ一覧

ここ数年で中華ナビの販社は何倍にも増え、もうどこのどれを買ったらいいのか分からない状態です。しかし、使用されているSoC、特にプラットフォームに関してはほんの数種類しかありません。だからpumpkinだろうがXtronsだろうが同じカスタムROMが使えたりするわけですね。


今回衝動買いしたのはSoCにSoFIAを採用したFYTベースのAndroid8マシンです。正直もうPX5に慣れてしまうとソフィアの能力はちょっと耐えがたいほど貧弱なのですが、SoC上にBlueToothが乗っているというメリットはまだ揺るぎないと思うのです。・・・が、しかしAndroid8.0M？Mってなんのことだろう。


いいですねえ。画面タッチの感度も良好です。


あれ？なんか設定画面に凄い既視感が・・・


間違いなくAndroid8だよね？


スプリットスクリーンもPIPもAndroid8の機能が一つも使えないのでCPU-Zで確認するとAPIレベルが23でした。これはAndroid6のシステムを改ざんしてAndroid8に見せているだけです。


余計な改造をしているからGoogleマップにログインできないし、開発者サービスのアップデートもできません。


でも一番面白いのは改ざんについて指摘すると「Android8というのは単にファームウェアの名前であってAndroidバージョンのことじゃないんだ」という予想の斜め上を行く中華販売者の言い訳でした。相変わらず中国人は面白い。もちろん返品しましたけどね。

pumpkinの公式ページでアップデートが公開されていたので入れてみました。ついでにROOT化も（実はこっちが目的？）。ただROOT化手順はすでに紹介しているので割愛。

PX5-OREOのROOT化
https://minkara.carview.co.jp/userid/1241116/blog/41683838/

ファームウェア（直リンクを貼れなかったのでフォーラムから探してください）
https://www.autopumpkin.com/forum/viewtopic.php?f=20&p=24439&sid=dfd6d71da7da8c3c9469da5704f02e68#p24439


アマゾンから届いた状態のROMは6月6日版だったから約2か月分新しくなったけど、例によってなーんも変わりません。相変わらずGLONASSは拾わないし、分割画面のままスリープするとランチャーがクラッシュする不具合も直っていません。


もう正直こういうQDタイプのPX5には飽きていて、早く次が欲しいのですが、このリカバリーモードの起動手順は知りませんでした。フルタッチモデルに慣れているからついリセットを押してしまうのですが、この機種はリセットホールは最初の1回しか押さないんですね。



それと以前からやりたかったエアコンのダクトに穴を開け、そこに管を通して冷風で中華ナビを直接冷やすという加工をしてみました。恐らく誰もが一度は思いつく手段だろうけど、いいクルマ乗ってるとやりにくいよね(笑)。安物の軽だからできる雑なDIY。ただもう夏も終わりに近く、遅きに失した感は否めません。


といっても今年の残暑はハンパなく、8月も終わりだというのに今日も日中車外温度計は38度を差していて、中華ナビのSOC温度はいきなり80℃に達していました。


施行後、20分ほどのドライブでSOC温度は約20度の低下。まあ本当は穴を開けなくてもエアコンダクトに挟まれているだけで割と温度は下がるのですが、無いよりはマシでしょう。

JOYINGのFYT機を買って、ぼちぼち余ったPX5機をヤフオクで処分してしまおうと思っていたら、余るはずだった予備機と届いたばかりのJOYINGが立て続けに壊れ、仕方なくまた買っている・・・安物買いの銭失いが止まらないわら太です。


久しぶりのpumpkin。初めて買った中華ナビもpumpkinでしたが、あれはとにかく傷だらけで画面に保護フィルムすら貼っていない、強烈な”使用済み感”を放つ粗悪品でした。比べると今回は保護フィルムも貼ってあるし手垢のついた感じがしない、一応新品に見える製品です。


Aliで中華ナビを買うといつも小汚い段ボールに入って届きますが、Amazonプライムで買うとAmazonの箱で届くんですね（当たり前）。今回は例のタイムセールで買いました。夜中の2:00にポチって同じ日の15:00に届いてしまうんだから恐ろしい。絶対Amazonの倉庫とかで働きたくないですね。


例によってHCTのオレオはGLONASS非対応。GLONASSと北斗に対応したFYT機と比べると捕捉できる衛星の少なさにため息が出ます。ファームウェア更新で直るといいけど、マシュマロは結局Googleマップのフリーズ問題を解決することなく開発終了でしたから、まあ今回も期待するだけ無駄でしょう。


意外だったのは発熱問題で、AbemaTVをつけっぱなしに1時間放置しても70℃止まり。同じことをJOYINGのFYT機やKANORのPX5でやったら確実に80度超え、たまに噴火のように90度を超えることもあるから、これはSoCになにか仕掛けがあるのか？と思い


画面を外して中を見るも特に変わったものは発見できず。むしろFYTはもっと冷えそうなスリットが入ってるぐらいなのに、不思議ですねえ～。ただ、SoCにべったりついた白い小汚いコーキングはKANORや他の機種では見たことが無いものです。これでは容易にSoCを外せません。


せっかく開けたのでヒートシンクを貼っておきました。考えてみるとSoCはある程度熱に強く出来ているから100℃でも壊れないけど、密閉されたケース内でSoCの熱を拡散してしまうとそれほど熱に強くないパーツにもダメージを与えてしまう恐れがあるんですね。そんなわけでもうCPUファンはつけない。できればケース外に廃熱したいけど、封印シールを破らずに排熱する方法が思いつきません。今度はせめて1年ぐらい持つといいなあ・・・。

中華通販AliexpressにはDisputeという買い手保護サービスがあり、商品の不具合や商品説明の誤りなどがあっても商品到着後15日間に限り強力に保護されます。当然中華業者もこれを知っているので15日間のらりくらりと対応し、15日を経過してしまうと音信不通なんて悪質業者も実際に存在するわけですが


中には１年保証を謳っている販売者も存在します。これぐらい保証期間があるなら中華ショッピングも安心なのですが、なんせ中国へ返送しなければならないのでいちいち時間も金もかかり、やはりAmazonで買うのとはわけが違います。


実は昨年ご紹介したAndroidミラーが壊れたので、今回初めて到着後15日を過ぎた商品の保証修理を依頼していたのです。私はこのDVRミラーをWi-Fiホットスポットとしても使っているので無いと非常に困るため、すぐに代替品を購入（写真上）。しかしこれも初期不良(笑)で即返品したのですが、ややこしいのでこの製品のエピソードは割愛。今はJunsunの３万円ぐらいのDVRミラーを使用しています。中華製品とのお付き合いはまさに不良品対応の連続ですね(笑)。


ミラーにSIMカードが収まらなくなり、ダメもとで保証修理の催促をしたのが5月5日。


ほんなら送り返せと返事が来たのが5月6日。今思うとこの販売者はとても話が早かったですね。


その日のうちに郵便局へ駆け込み、重さ1キロ未満1800円のSAL便で深センに送りました。この1800円は購入者（私）の負担になります。


そして修理品（実際は新品交換だった）が届いたのが今月5日。正味三か月かかりましたが、ちゃんと保証規定通り対応してくれました。代替品を購入しているのでせっかく届いたこのミラーはすでに不要なのですが、中華通販業者が購入から半年も経った製品の保証に応じてくれるなんて思いもしなかったので、なかなか貴重な経験になりました。


ちなみに１月に購入したKANORも壊れました。残念ながらこちらは封印を切って改造をしているので保証は受けられず、不燃ごみです。もちろん今回の一例だけで全中華業者を信用するわけではありませんが、保証が受けられるなら今後は中華ナビの扱いも考え直さないといけませんねえ・・・。

2018年度のベストバイ中華ナビ（個人的な見解です）JOYINGのFYTベースPX5機のroot化を行ったので手順を紹介します。


まずADBを有効にします。以前HCT系のroot化で紹介したターミナルエミュレーターでコマンド入力する手順でもいけるのですが、FYT機はソフィアの遺産AoWを使用した方が簡単確実です。
※その後AoWでADBが有効にならない現象が確認されています。hvdwolf氏が制作したJET.apkを使用してください。2018年9月7日追記

AoWのダウンロードはこちら（製作者：AssassinsLament）
https://forum.xda-developers.com/showpost.php?p=71616884&postcount=273

AoWを実行し、enableをタップしたら一度ユニットを再起動します。

次にhvdwolf氏が制作したroot化キットの中から”SuperSU-PX5-ARM.zip”をダウンロード
https://github.com/hvdwolf/Joying-RootAssistant/releases/tag/PX5-rooting-1.0


ダウンロードした”SuperSU-PX5-ARM.zip”を解凍し、C:にコピーします。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き

adb connct 中華ナビのIPアドレス
cd c:\SuperSU-PX5-ARM
copy_install.bat 中華ナビのIPアドレス

を実行し


※私の環境ではなぜか途中でスクリプトが止まってしまい、コマンドプロンプトを再起動する必要がありましたが、これはPCの問題と思われます。


再起動するとSuperSUがインストールされているはずです。


SuperSUを起動するとアップデートを催促されますが、これをキャンセルします。アップデートするとソフト文鎮でROMのインストールからやり直しです。


hvdwolf氏はすでにXposedもリリースしていますが、まだexperimental（＝実験的）だそうなのでスルーしておいたほうが無難でしょう。ちなみに私はZaneZam氏が制作した広告の出ないYouTubeアプリを利用する以外に特別なことはしていません。