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デイズと同じ車なのにプロパイロットとアラウンドビューをつけると15万ぐらい高くなるeKクロス。だが私の疑問はもうひとつあります。


デイズの場合、寒冷地仕様のオプション代金は24,840円で、2WDと4WDの車両価格の差は131,760円。ただし4WDを選ぶとこの寒冷地仕様がセットでついてくるから、純粋な4WD機構に支払う代金は寒冷地仕様の代金を引いた106,920円と考えられます。


eKクロスは駆動方式にかかわらず全車寒冷地仕様なので2WDと4WDの差は駆動装置の違いだけのはずですが、2WDと4WDの価格差はデイズと2160円しか変わらぬ129,600円。寒冷地仕様の24,840円分はどこへ消えたのか？やはりeKクロスはボッ・・・いや、デイズがお値打ちなんですね(笑)。


それにしても新型素晴らしいですよ。N-BOXに続く軽自動車の新基準。後席シートにはやや疑問が残るものの、ドライバーズカーとしてなら現行軽ワゴンの中では最高の出来栄えでしょう。これが1,273,320円から買えるなんて・・・。

ちょっと小さいんですけどね・・・大きいほうはまだ未定です。


クロスにはナンバーがついていなかったので、eKワゴンのほうを試乗してきました。

https://www.webcg.net/articles/-/40801

＞――新型デイズは日産が全面的に企画・開発したと聞いています。
＞先代と逆ですね。どのような経緯で、そうなったのでしょう？

＞当初、2代目も三菱が計画していました。
＞しかしその途中で、あちらでもいろいろあったらしく……
＞「日産さん、やってくれないか？」ということになりました。
＞3年くらい前から……日産が、やり直しました。

数日前に公開されていた新型デイズの開発秘話？読み直したら内容が改修されていて、上記部分が消えて無くなっていました。新型車の開発期間がたったの3年？というのも驚きだし、デイズの開発をあきらめたということは事実上三菱が軽自動車開発から撤退したとも取れる、なかなかショッキングな記事でした。

軽自動車とはいえ数百億のカネがかかる新車開発から手を引き日産のODMに成り下がった三菱の新型ekがどれだけ売れようと、おいしいところは日産が持っていくのだから次の新型車を開発できるほど三菱は儲からないでしょう。商売とはそういうもの。新型ekを注文したときはなんとなく逆境の三菱を応援する気持ちもあったのだけど・・・時すでにお寿司。

新型デイズとekクロスの価格を比べると、ekクロスのほうが少し高いのがわかる。同じ車なのに？と思ったら、ekクロスは全車寒冷地仕様なのでその分高くなっているのだと。いやいや、私が言いたいのはそこではなく


デイズ ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション 2WD
メーカー希望小売価格 1,647,000円（税込）


ek X(クロス) T 2WD
メーカー希望小売価格 1,636,200円（税込）

これだけ見るとクロスのほうが安く見えるけど、デイズにはプロパイロットと自動防舷ミラー＋アラウンドビューモニターが標準装備されているので条件を揃えるためにメーカーオプションを追加すると・・・
先進安全パッケージ 91,800円（税込）←アラウンドビューモニター+デジタルルームミラー
先進快適パッケージ 70,200円（税込）←MI-PILOT(プロパイロット)

合計価格：1,798,200円（税込）！！！！！

この時点でデイズとの価格差なんと151,200円！！デイズ ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディションと同等の装備を求めるとekは15万も高くなってしまうのです。もちろんekクロスは寒冷地仕様だしデジタルルームミラーという追加装備もあるけど、それにしても15万ですよ(笑)。ekだけに装備されたグリップコントロールの動作表示もソフトウェア上のもんでしょう？


どうですか、ekクロスはちょっと高い。誰も言わないので私が書きました。逆に言うとデイズがもう破格に安いんですけどね。

ちなみに私はekクロスがちょっと高いという事実を指摘したかっただけで、新型車に対してネガティブな扇動をするつもりはありません。

だってもうekクロス注文しちゃったし(笑)。デイズの後にekの商談をしたら「あれ、意外と高くなるなあ？」と感じたので検証してみたのです。ただ実際の商談では日産より三菱のほうが値引き条件が緩いので多少価格差は埋まるはずです。

思いがけずJOYINGの新機種SC9853iモデルが手に入ったので紹介します。


ベンチマークの結果はPX5を圧倒。能力は３割増しだそうです。


SC9853iでは全機種DSPを標準装備してるらしく、イコライザーは専用のUIを備えています。ただし風呂場のような残響を楽しめるDSPではなく、各パラメータの意味はいまいち理解不能。


Androidは8.1にバージョンアップ。PX5の一部機種にフェイクの8.1がありますが、こちらは本物です。


ソフトウェア開発はSoFia以来の付き合いのFYTテック社によるもの。だからUIの見た目はFYTベースのPX5機とほぼ同じです。残念ながらPX5では北斗が使えたのに9853ではGPS+GLONASSだけになってしまいました。


最新機種といってもすでに数か月経過しているのでROOT化メソッドも公開されています。今回はsuperSUではなくMagiskを用いており、パソコンとのadb接続も不要でとても手軽な手順となっています（なので今回は手順をブログにしません）。


・・・で、この機種がお勧めかというとそんなことはありません。なんと9853はまだ日本語に対応していないのです。たとえ英語が得意な人でも日本国内で英語ナビを使うのは不便。だってGoogleマップに音声で目的地設定出来ないし、Googleアシスタントも使い物になりません。JOYING技術チームが修正に対応してるそうだけど、遅すぎでしょ。発売から何か月経ったと思てんねん。


そんなわけでJOYINGの新機種9853はお勧めしません。今はまだMTCEかCSN2のPX5のほうがいいでしょう。私は中華ナビより渋滞のノロノロ運転をこなしてくれるプロパイロット付きの軽自動車が欲しい！