念願のCarinthia Defence 4 12/20に届きました。
あいにく仕事だったので受け取れず、翌12/21の朝、通勤前に郵便局へ受け取りに行ってきました。
発送方法はEMSで、12/16フィンランド発送だったので4日目には配達されたことになります。
予想以上に早かったでした。
これだけ早いならフィンランド通販使えますね^^
ただ、EU圏と日本の通商上の関係からなのか、関税・消費税・地方消費税・通関税で合計1700円を受け取り時に支払いました。
この課税金額の算出方法がどうもよくわかりませんでした。
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
ちなみに課税通知書によれば、原産国はカリンシア本社のあるオーストリアではなくモルドヴァになっています。
モルドヴァはEU加盟国ではないのですが、EUとの間で自由貿易に関する連合協定を結んでおり、つい先日EU加盟の意志表明も行っています。
上記のような背景でモルドヴァへ生産委託を行っているようですね。
さて、Defence4。
購入したのはMサイズで、185cm想定となっています。
Sサイズが175cm想定で、本当はSサイズがいいのですが(Sでも私には大きい)、いかんせん一番生産量が少なくて、日本の直販サイトだと入荷は来年の9月になっています(キャー)。
商品説明によれば、ガッチリ体型の人は1サイズ上を選べ、となっているのですが、マミー型シュラフとしてはけっこうゆったりした作りな気がします。
冬用のシュラフは隙間が少ない方が温かいので、モンベル等の山岳系シュラフはもっとピッタリサイズで、その代わり伸縮性を持たせて作られています。
Defence4はミリタリーユースなので、戦闘服を着たまま、靴も履いたまま楽に入れる考慮がされているそうなので、ゆったりしているのもそのためでしょうか。
ジッパーは中央にあって、これもこのシュラフを選んだ理由のひとつ。
ジッパーの内側には中綿の入ったドラフトチューブがあり、外からの冷気が伝わりにくくなっています。
山岳系の冬用シュラフによくある、首周りの襟巻のようなネックバッフルは設けられていません。
※快適温度がマイナス18℃のDefence6にはネックバッフルがあります
ただ生地が柔らかく、カラダにまとわりつくように密着させられるので、隙間が出来づらく暖かです。
ジッパーは下まで開ききらず、ここまで。
マイナス想定の冬用シュラフなので、足を出せる必要はないかなとは思います。
ただ、ダブルジッパーにはなっているので、下側から部分的に開けたりすることは出来ます。
靴を履いたまた入ることを想定しているので、足元は広めに作られています。
このシュラフの中綿は化繊です。
つまり丸洗いが出来ます。
これも選択理由の1つ。
そして、化繊とは思えない軽さ、柔らかさ、生地感の心地よさ。
我が家には、まだ寝具の値段を知らない頃に購入した西川のかなりお高い羽毛のかけ布団(シングルサイズのかけ布団のみで7万円!)があるのですが、ちょうどそれと同じような感触です。
さすがは寝具メーカーが作ったシュラフだな、という感じです。
あと、これも高級ダウンと似たところですが、暑くなりすぎない。
昨夜、暖房を入れずにキッチンのフローリングの床に敷いて寝て見ましたが、本当に快適でした。
ワタシはフリース素材の暴力的な暖かさが苦手なので、これも嬉しいポイントです。
耐寒性能についてはヨーロピアンノーム準拠なので安心です。
快適温度 … -8.8℃
限界温度 … -15℃
極限温度 … -35℃
●快適温度(Comfort Limit)は「一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い人や男性よりも寒さを感じやすい女性の方が、リラックスした体勢を保ちながらで寒さを感じることなく睡眠ができる温度域」。
普通の人が普通にキャンプで使う際に、まあ快適に眠れる温度はこれだと思ってもらって間違いないです。
●限界温度(Lower Limit)は、「一般的な成人男性が寝袋の入り口を閉めて中で丸くなり、寒さを感じることなく8時間睡眠できる温度域」。
「入口を閉めて中で丸くなり」というのがポイントです。
また、快適温度が女性基準だったのに対してこちらは男性基準になっていることにも注意。
●極限温度(Extreme Limit)は、「一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い成人女性が、寝袋の入り口を閉めて中で膝を抱える程丸くなった状態で6時間まで耐えられる温度域」です。
「耐えられる」であって「眠れる」訳ではなく、震えることで熱を作り出し、基礎代謝量を増やそうとするような、極限状況での使用を想定したものです。
よくこの極限温度を見てシュラフを購入し、-35℃なんて無理、寒くて眠れたもんじゃない、ウソつくな!みたいなレビューを書いている人がいますが、そもそも温度域の理解が誤っています。
それから、欧米人は日本人よりも基礎体温が高く、寒さに対して強いそうです。
普通のキャンパーさんなら、快適温度+3℃くらいを目安に選べば間違いないとのことです。
それと、出来がいいのが収納袋です。
コンプレッションバッグになっていて、かなり小さくすることが出来ます。
これが圧縮前。
↓
大きさの目安に折り畳みマットを置いてみました。
圧縮前はおよそ48cmくらいです。
そしてこれが圧縮後。
↓
27cmくらいまで圧縮することが出来ます。
これはバッグの生地、ベルト、バックルが頑丈だから。
以前購入したOne Tigrisのコンプレッションバッグではとてもここまで圧縮できません。
このバッグ別売してくれるといいですね笑
年内は連休がないので泊まりのキャンプは出来ませんが、河原かどっかでちょっとお昼寝でもしてみようかな♪