これ、ブログにあげるかどうか迷ったのですが、自分の記録というか備忘録というか、そういう面もあるのであげておきます。
やりたいことの下調べの経過みたいなものになっちゃうので、ヒマを持て余してるとか、なんか時間つぶしとか、そういうのでなければ読んでもつまらないので。。。すみませんm(__)m
以前ちょっと書いたのですが、低山ハイク+キャンプというのをやりたいなぁと思っていて、あんまりハードルの高くない、比較的近場+駅からのアクセス良好+1000mくらいまでの山+登山口周辺にキャンプ場ありってのを探しています。
探してみるとなんだかありそうでなさそうで、別にキャンプ場でなくても自由に出入りの出来る河原なんかも含めて探していて、ようやく第一候補かな?ってところを見つけました。
目指すは倉岳山。
ちょっと前に登った百蔵山と同様、大月市が定める秀麗富岳十二景のひとつです。
アクセスはJR中央線の梁川駅か鳥沢駅から。
梁川駅側の登山口のすぐ近くに月尾根自然の森キャンプ場があります。
ただ、行動予定を徐々に細かく考えていくといろいろ課題が出てきました。
希望としては登山してキャンプ、なのですね。
低山だと特にこれからの季節は暑くなるので早朝スタートしたい。
早朝スタートで登って下って、昼頃にキャンプ場インっていうのがベストで、そうすると、下山~キャンプ地までの間で食料・飲料の買い出しをしたい訳です。
食料・飲料は重いしかさばる(特にアルコール類)ので、そういうものを持って登山したくはない。
でも、アルコール抜きのキャンプは考えられない。
低山ハイク+キャンプというヤツのポイントがそこにあります。
テント泊登山じゃないんですよね。やりたいのは。
ところが、月尾根自然の森キャンプ場付近には買い物が出来る場所が一切なさそうなのです。
キャンプ場付近のみならず、JR梁川駅周辺、徒歩でいける範囲に買い物が出来る場所がない。
以前は駅近くに1軒あったようなのですが、いろいろ調べてみるとどうも閉業してるっぽい。
うーむ。。。
妥協案として考えたのは以下の3案。
①登山してキャンプ、でなく、キャンプして登山にする
まず月尾根自然の森キャンプ場に入って、翌早朝登山というパターンです。
キャンプ場を登山のベースキャンプとして使う、という形ですね。
このパターンのメリットとしては、キャンプ場に荷物をデポしておけるのでキャンプとしての荷物にあまり制限を考える必要がなく、かつ最低限の軽量装備で登山が出来る、ということです。
一方、荷物を4~5時間置きっぱなしにすることになるので防犯面での懸念はあります。
また、コースタイムをオーバーしたときにチェックアウト時刻に間に合わないかもしれないという心配もあります。
もうひとつ、山頂でのごはんをどうするかも悩ましいです。テント泊の翌日になるので冷蔵・冷凍モノはダメ。乾麺とかにせざるを得ません。
②梁川駅側から登って鳥沢駅へ抜け、鳥沢駅近くで買い出しをする
鳥沢駅の近くにはコンビニがあります。
なので、バカみたいですが梁川駅の登山口から登って鳥沢駅へ降り、買い出しをしてから電車で再度梁川駅へ移動してキャンプ場イン、という経路。
食料・飲料以外の装備は背負って登山することになりますが、それは百蔵山で検証済みです。
また、移動ルートそのものには無駄がありますが、それ以外のことはいろいろ考えずに済むのでスッキリはします。
③キャンプ場イン→荷物をデポして登山→キャンプ
まず朝イチでキャンプ場にチェックインし、テントを張って荷物をデポし、登山してしまおう、というパターンです。
案①と同様でキャンプ装備にあまり制限をかけなくてよく、軽量装備で登山できます。
一方、懸念事項としてはやはり荷物を置きっぱなしにするので防犯面と、登山が遅めの時間になるので暑さ対策ですね。
ただ、この案はここのキャンプ場では使えないことがわかりました。
集金が後追いになるためです。
とまあ、モヤモヤしていたのですが、いずれにしてもここでの泊地は月尾根自然の森キャンプ場です。
まずは偵察に行ってみよう、ということでササッと行ってきました。
装備はこんな感じです。
だいたい
例の春キャンプ装備と同じですが、先日氷川キャンプ場で夜間の冷え込みにやられたので、念のためそのへんを強化。
食料・飲料抜きのベースウェイトで12kgくらいです。
食料・飲料は別出しで持っていきました(左脇のクーラーバッグ)。
JR梁川駅からスタートです。
駅近くに以前あったというお店も一応チェックしましたが、店名はなくなっておりシャッターも閉まっていました(小さな看板だけ残っていた)。
やはりもう営業はしてなさそうな感じでした。
キャンプ場は駅からは徒歩約15分ほどですが、坂道を延々と上るので脚力の弱い人だとけっこう辛そうです。
このキャンプ場はハンモックの聖地と呼ばれています。
林間のフリーサイトで、立ち木はいくらでもあるので確かにハンモックは吊り放題です。
利用にあたっては電話予約が必要で、予約しておくと当日は勝手に入ってよし、ということになっています。
料金は後から管理人さんが徴収にきます。
チェックインは9時から、チェックアウトは11時まで。
設備はトイレ・シャワー・水場のみ。
トイレは仮説の水洗トイレ、和式です。
総じて設備は最小限で、自然の森の中で過ごす時間を楽しむ場所、という感じです。
また、林間サイトの宿命として羽虫・地虫ともたくさんいるので、女性やイマドキのお子さんにはちょっとハードルが高そうです。
ゴミは灰以外は全て持ち帰りです。
灰はこちらのカマド兼灰捨て場のU字溝に捨てます。
直火は禁止。
焚き火台の下には、ここに用意されている鉄板を敷きます。
サイトはオールフリーで、車の乗り入れも可。
受付のある場所から下へ向かってサイトが広がっています。
おおまかに3段になっていて、受付のあるあたりが最上段、水場のあたりが中段、その下が一番広いメインのサイトエリアになります。
受付近くの最上段エリアは立ち木がなく、駐車場のようなイメージです。
中段は傾斜があるのでテント泊には向きません。また立ち木も少な目です。
なので、たぶんほとんどの方が最下段のエリアに来ると思います。
一番奥の場所を選びました。
新緑がきれいです^^
当初テントだけでいこうと思っていたのですが、夕方以降に雨が降るかもしれない様子だったので、なみのこ村のときと同様にLanshan2 Proの上に180×210cmのグランドシートをタープ代わりにして張っていきます。
一番奥に陣取ったので目の前はこの景色です。
偵察キャンプなので食事は適当です。
昼・夜はカレーで済ませます。
まずはごはんを炊いて、
ママカレーの具を鍋に開けて温め、
いったん火を止めてカレールーを1ブロック=2杯分投入。
ちなみにルーは大人の絶品カレー辛口です。
再度火を入れてトロミが出るまで弱火でコトコト煮込めば完成です。
お昼を食べて、チェアでくつろいでいたら爆睡してしまい、爆睡しているところへ管理人さんが集金にきました笑
ついでに薪を購入。
薪は一束500円です。
なみのこ村ほどではないですが、固めのものが多いのでバトニングナイフだとけっこうキツイです。斧などを持っていった方がいいですね。
なんとか薪割りしました。固くてバトニング出来なかったものはそのまま燃やします。
この後、倉岳山の登山口を見に行きました。
けっこうのっけから急な登りっぽい感じでした。
さて、いつものように焚き火を肴にして夕べの宴開始です。
このキャンプ場には人工的な灯りが一切ないので、ちょっと離れたところから自分のテントを見るとこんな感じです。
いつも通り薪がなくなるのを機に眠りにつきました。。。
翌朝はあわよくば倉岳山に仮登山してやろうと思って4時半頃に起きたのですが、口を開いて寝ていたらしく喉がめちゃくちゃ痛くてしんどかったのでパス。
ただ、前回の氷川と違って気温の落ち込みはなく、インナーシュラフなしで全然寒くなくてぐっすり眠れました。
朝食はバケットにガーリックバターを塗って焼いたのとベーコンエッグ。
今回の偵察キャンプは以上で終了しました。
偵察してみて実感したのが、やっぱり登山してキャンプの方がよさそう、ということです。
食って飲んでチンタラしちゃった翌朝に登山はやっぱりちょっと気分的にもキツイ気がしました。
ルート的には無駄があっても妥協案②の方がいいかな、という感じです。
今回の下調べ結果を元にして、改めて登山キャンプ計画を立てたいと思います。