黒トラのブログ一覧

自分の中で911と718ケイマンの違いがはっきりしました。

718ケイマンは、乗りこなせた気がし易いクルマ

911は、なかなか乗りこなせた気がしないクルマ

もちろん、ポルシェは走り屋の気持ちを最も分かっているメーカーの一つと乗る度に思いますし、そのポルシェが作り上げた全てのスポーツカーはマンマシンインターフェイスに優れています。

その上で、パワーじゃなくて、シャシー、駆動系を含めて、ドライバーがタイヤグリップの限界を使い切ってる感がするかどうかの話です。
996も991.2も911は同じ印象です。
ミッドシップとRRの違いだと言えば間違いではないでしょうが、それ以上に意図的にポルシェが作り上げた挙動特性に思えて仕方が無いです。
911というのは全く挑戦する気になれない大きな壁ではなくて、簡単には超えられないけど、ちょっとずつ上っていけそうな壁という絶妙な設定にしてる気がします。

ポルシェというのは、過剰感を重視しているメーカーだと思います。
パワーもそうですが、ボディ、ブレーキ、サスペンション、駆動系についての話です。
その過剰感の程度によって、値段、クラス分けを明確にラインナップしていると思います。

718のボディは普通に良いし、柔らかい訳でもないのに、911は硬いボディという過剰感があるので、相対的に718とのボディ剛性は違うのだなと思わせます。
ボディと合わせて、サスペンションの特性として、718も高速安定性は良いですが、想定スピードレンジを718より911の方を高速度対応としているのか、911はもっとドッシリした直進安定性を感じます。

718ケイマンはホイールベースが2475mm、991.2は2450mmで、リアシートがある911よりミッドシップの718の方が25mm長いだけです。
運転席に座るだけだと、718はすぐ後ろにエンジンルームの壁があって短く感じるし、911はリアシートがあって長く感じます。
それが、コーナーリングでトータルでの反応は、718は普通にリアタイヤを流しながら走れると思えば、911は妙にもっとホイールベースが短く、アンダーオーバーがピーキーな気がします。

そんなケイマンの方がナチュラルなボディ、挙動特性と思いますが、911の方が強固なボディと強烈な押し付け主張の挙動特性でクルマの方から、何故か全てのクルマの中で911こそが正しいクルマと思わせる宗教みたいなものがあります。
718は乗りこなせた安心感、911は速く上質な乗り味が伴う乗りこなせない不安感、が飽きない止められない魅力に感じてきています。

991.2のマフラーバルブ改仕様にしてから楽しくて仕方が無いです。
やっぱりレスポンス、パワーが違う気がして、991.2が自分に近付いた気がします。
これまで以上に乗りこなす練習をしたいクルマになりました。

991.1も同じと思いますが、991.2 Carrera Sは、純正で音量切り替えバルブが付いています。
残念ながらCarrera純正はバルブ付きマフラーではありません。
この写真のアクチュエーターが左右両方に1個ずつ付いており、エンジン停止でアクチュエーターが伸びて、エンジン始動するとアクチュエーターが縮んでバルブのレバーが上がり、静音モードになっていると思われました。
純正の設定だと、勿体ぶってノーマルモードでもスポーツモードでもアイドリングはレバーが上がりっ放し、何時バルブが開いているのか、よく分からない設定です。
まぁスポーツモードにして5000rpm以上キープしてアクセルオフでパンパンパンパン！とアフターファイア音がするので、その時だけは開いているのは分かりますが。

991.2の低中速はスポーツモードにしてもやっぱり大人しいです。
よほど718の方がマフラーにバルブが無いのに、ノーマル・スポーツモード切替で音量が変わります。
991.2用に直管マフラーを作る前に、バルブ開きっ放しを試そうと考えたのです。

方法としては、
・アクチュエーターへの負圧配管を外し、配管にメクラする

ただ、下から配管根元を触ると、このようなワンタッチカシメのホースバンドを使っています。
外し方は知らないし、ブラインドで外せる気がしなかったので、アクチュエーターロッドを外そうと考えましたが結構しっかり固定されていて外せませんでした。
困った時は、ステルスガレージで相談！
マフラーが熱いうちは触れません。

ツマと子供と3人で行ったので、近くでやってる草野球を見たり、草花、田んぼのオタマジャクシを見ながら、ラーメンいろはで食事をしてステルスガレージに帰ると、サスガ！作業完了してました。
意外と変わりました。
アイドリングから低音が増えて、低中速からウォーンと抑圧解除されたフラット6の音が聞こえます。
3000rpmくらいでもパンパン鳴るようになりました。
プラシーボだとツマから言われますが、ブーストが早く掛かりやすく、少ないアクセル開度で多くブーストが掛かるようになったと感じます。
純正で物足りない人は、スポーツエキゾーストを買う前に、一度試すと良いですよ！
スポーツマフラーの低回転低音のコモリ音が嫌いな人には勧めません。


その後は、ツマが行きたがっていた御岩神社に行きました。
ハートの石だね～と子供が喜んでいました。

今日もコーヒーが売っていて、色々な産地のコーヒーが飲めます。
パプアニューギニアのコーヒーにしたら、酸味が強いコーヒーでしたが、なかなか本格派でした。

前回気付きませんでしたが、葉っぱの上にツボミがあって、これから咲くらしいハナイカダという面白い植物がありました。