TPPに関連して米国は日本における軽自動車の税制優遇を輸入障壁として認識し、その撤廃を求めている、という話は以前から出ていますが、今更ながらに思うところを徒然なるままに書いてみようかと思います。
まず、大前提として輸入障壁にはなっていない。それはほとんど確実かと思います。だって軽自動車の優遇がなくなったらそれを買っていた人たちが代替として買うのは乗用車なら十中八九国産コンパクトカー、商用車ならなおのこと国産車しか代替の選択肢はないでしょうし。
その話は終わり。
アメリカの言っていることはおかしい。
でも、軽規格撤廃って、悪いことばかりじゃないと思うんですよ。
そもそもいくら狭い日本だからといって660ccの車を蔓延させる理由なんてないじゃないですか。
燃費がいい、なんてそんな理屈だっておかしいでしょう。排気量が小さければ燃費がいいなんてそんな単純な話はありませんし、なにより最近の軽自動車、前後方向にも横方向にも伸ばせないから馬鹿みたいに(失礼)背が高くなったりして、車重だって増える一方じゃないでしょうか。安定性にも(ひいては安全性にも)欠けるし。
だからいっそのこと、軽規格なんて廃止しちゃえばいいんですよ。
それもポジティブな方向に、つまり、普通車にかかる税金も軽自動車並みにしちゃえばいい。
若者の車離れと言われて久しい今だけど、その一因は若者に金がないことだとも言われています。
若者が買える車が軽自動車だけじゃあまりにあんまりじゃないですか。いや、今時、場合によっては金銭的な理由から若者じゃない人だって軽自動車を買わざるをえない状況になっている。
そもそも、軽自動車自体の値段ってそんなに安くないんですよね。つまり、維持費を考えなければ別に普通車を買えるんですよ。でも維持費という観点からパワーもなければ狭い車を選ばざるをえない。
軽自動車優遇税制を自動車優遇税制にしちゃえばいいじゃない。
エコカー減税とか補助金とか、よくわからない制度(同じ燃費でも車重が重いほうが優遇されるって意味わからん)なんて廃止して、もうここは完全平等にやっちゃいなよ、安倍さん。
これが最高の景気対策だと、私は思いますよ。
まあ、軽規格がなくなったらスズキとダイハツは潰れるかもしれない、あるいは今のラインアップならホンダも国内では共倒れするかもしれない。三菱はよくわからないけど。
だから軽規格なんて、現実問題、廃止するなんてことは難しいかもしれないけれど。
でももとより今の時代になっては合理性なんてない規格なんですから、いつかは崩壊しますよ、こんなものは。
ポストスクリプト。
よく考えたら私
軽自動車運転したことないじゃん。
ブログ一覧 |
ニュース | 日記
Posted at
2013/03/01 21:49:18