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だいぶ形になってきた、ここからが長い！
吸気はノータッチ

エンジンオーバーホールするとなると色々拘りたくなるのが人の性、特にWPCやDLCなんかはお金をかければかける程良くなると思いがちなところだと思う。
何にでも処理できるのは良い点だし、生の金属と比べたら効果はあるのは間違いないわけだが、純正でも随所に色々な表面処理がかけられている。
特に大事なところは公差も厳しくコストをかけて拘ったことをしている訳で、リングなんかは上下内外それぞれ違う処理をかけている場合もあるらしい。
いたずらに均一な膜厚で丸ごと処理するのは果たして良いことなのだろうか
相手物はどうなる？耐久性は？疑問は尽きない。
同じ条件で使用したエンジンを開けて比較しているものや、処理・その後みたいな例があまり見当たらない。ブローしたみたいなことは聞かないから害はないのかもしれない。





E07Aの場合35000km走行エンジンのメタルやピストンリングでは著しい磨耗は見受けられず、純正でも十分な耐久性があるし余計なことはしなくていいんじゃないかと思い始めてきた。
大体ここがダメになるようなら使い方に問題アリな気がする





虫食いする場合が多いカムシャフトを新品と比較すると、表面処理が剥がれかけている部分もある。
ここはやってもいいんじゃないかな
相手側のカムジャーナルはどうだろう



こちらは見たところストック状態では特に処理されていないようだし、若干傷が入っている状態



カムホルダはそれはそれは綺麗なものでアンタッチャブルな気がするが、カム側を弄るならこっちもやったほうがいいのか？




ロッカーシャフトはやる価値ありそうかも？
ロッカーアームの摺動部は綺麗なまま

結局のところ公道専用車のエンジンオーバーホールなんかは自己満足、公式レースで1/100秒の世界で飯食ってるわけじゃないならプラセボでも当人が満足ならそれでいいんだろう。

オイル食ってるお疲れエンジンでも今まで楽しく走ってきた訳で、純正状態でも10万キロ以上普通に走れてしまうし変に弄らなくていい気がしてきた。

・オイル管理
・始動してすぐ走り出さないこと
・チョイ乗りしないこと
・ハイオクを使うこと
・ちゃんと回すこと

この辺りに気をつけて、何よりきちんと組むことが一番大事、が私の結論。

ポート研磨3時間コース
初めとは比べられないくらい平滑になっているけど、まだまだ仕上がるのは先かな
奥の方はやりにくい。

いよいよポート研磨スタート。
まずは排気から
純正状態だと手で触っても凹凸を感じる。とくに左右の中子の跡？は大きめの段差になっている。
全体の表面はともかく、左右の凹凸は量産エンジンとして妥協せざるを得なかった部分であるから平滑にしたい。
排気は拡大はしないが自己満足で鏡面に、吸気は段付き修正程度に留める予定。



今日はガスケット面を上にし、右側に手をつけた。






ノータッチのところはこんな感じ




段付きをダイヤモンドビットで削り、600番相当のゴム砥石で磨いていく。
さらに2000番のペーパーで磨く。
フラッシュを焚くとまだ線が残っているが、手で触れるとつるつるするくらいにはなった。
鏡面には程遠いからペーパーの番手をもう少し小刻みにかえながら続けていきたい。

仮に鏡面にしてもたぶん違いは体感できないね笑

本日はこのあたりで終了

ついにこの時が来た