ビートイットのブログ一覧

オリジナルエンジン君はオイルとガス臭くて屋内に置けたものじゃなく、保管前にメタルクリーン風呂に入ってもらった。
OHも1番手間なのは洗うことなのでいつかのための下準備ともいえよう。















今乗っけてる3万キロエンジンとの比較


ついでにご依頼があり洗浄したOH歴あり素性謎ヘッドもまあまあ綺麗だった。
4基ヘッド洗ったけど酷いのはなかったからそもそもこんなもんなのか？













ピストンは首が触れている



INバルブは何故かあたり面綺麗






















ポートの中はカーボンが落ちきっていない部分はあるものの、全体的にオイル焼けは綺麗に落ちた。残りは未来の自分に託す

3万キロと13万キロを分解してみて、どのくらい走ったら何を交換するべきかなんとなくわかってきた。
拘るなら交換必須な部品もバラしてみて良くわかったから、数買うと値が張るシリーズはあと1回分、分解時交換必須な小物はあと2回分くらい買っておこうと思う。

次は新しく乗っけたエンジンで5〜10万キロくらい走ったら秘蔵OSピストン組んで、(買う必要なかったかもしれない)大物新品組み込んで、今回やらなかった業者での作業も依頼して自己満足スペシャルなのを1基
降ろしたエンジンもベースとしては全く問題ないからいつかのために取っておく

しかしE型エンジンは軽量コンパクトで良い。
結局のところ特殊なところはないオーソドックスなワンカムエンジンだし、ブロック1人で持ち運べるし部屋でバラせるし自分で弄るのにはもってこい

2基のエンジンからバラしてもう自分のビートでは使わないと判断したお下がり部品たちを活用して他のE型エンジン車で遊んでみたいという好奇心も沸々と沸き起こってきた。
が、これ以上E型エンジン沼にハマると日常生活に支障をきたしそうなので自制したい

スロットルコートベタ塗り〜
ご丁寧にファンネルのほうまで塗られておりました。
こんなの塗るの素人じゃないな？
レトロフィットのラベルに記載のある、愛知の某専門店でワンオフ？ファンネルとあわせ取り付けたと予想。
デスビ換気システムもここかな
まさかのパッキン無しだったけど2次エア混入症状はなかった。

シリンダーは首振ってるところがつるつるになってたものの全体的にクロスハッチも残ってて思ったよりマシだったが、気になったのがこれ



どのみちボーリングかスリーブ入替必至だがこれは果たして？
ピストンリングは3万キロエンジンとは違い、側面がピカピカのツルツルに
オイル上がりの元凶



焼けたオイル経路と対照に状態の良い水路
クーラントはウルトラ入れるかこまめに交換しましょう



前回忘れたような気がする、ベアリングキャップのボルトとかも元ついてた場所に戻せるよう整理
こんなことしてるけどいざ組むとなったら新品にするような気がする



クランクはジャーナル当たり良し！なんだけど、両端オイルシール部分に指の腹で触ってもわかる凹みが、、





















その他は良く焼けております、、、
メタルは若干うーん？と場所もあるが、基本的には綺麗で距離なりと言った印象

3.5万キロ走行の綺麗なエンジンをベースにDIYにてオーバーホールを実施。NEW E07Aに載せ替え、慣らしも終え一息ということで降ろしたオリジナルE07Aの解体に着手。
OHベースにしたENGは洗わなくても綺麗である意味つまらない？ものだった。
これはどんな恐ろしいものを見せてくれるのか、むしろ分解が楽しみだった。

30年未開封、13.6万キロ走行。
7.5万キロにて購入時よりオイル消費があったお世辞にもオイル管理は良くなかったであろうエンジン。
6万キロにわたりオイルを継ぎ足し継ぎ足し走ってきた。
オイル消費を除けば冷却水の減りやオーバーヒートといった問題は一切なく、特に大きな不満なく無事に走れていたある意味優秀なエンジンでもあった。




ここ2万キロ程はハイオク運用だったが、凄まじいカーボン









うへえ
当然この見た目から程度は期待していなかったのだが、嬉しい誤算が






なんとカムシャフトに一切虫食いがないのだ。
当然ガタガタだと思っていたが拍子抜け。
ギアずれもなく、ジャーナル部も綺麗。ラッピングしてないカム山の部分は当然ある程度表面がピカピカになってしまっているものの、程度は良い。






ヘッド・カムホルダーのジャーナル部分も綺麗そう。



バルブのカーボンは汚すぎて感動するレベル
これで9,000rpmまでフツーに回ってしまうのだからE07Aは凄い。









ポートのカーボンも物凄い。ボッコボコ
そりゃ今のピカピカエンジンは速いわけだ。











現在ヘッドは2基解体中。
こうも連続してエンジンバラしていると段々慣れてくる。
これはどんな感じに仕上げようかな〜

OHに10ヶ月、慣らしは乗りも乗ったり3日で2,000km
〜2,500rpm
〜3,000
〜3,500
〜4,000
〜5,000
〜6,000
〜8,000+α
の順に徐々に解禁
4,000縛りの時、燃費はまさかの26km/L以上を記録。これは調子良いのでは？とときめく

このご時世なのでトイレ休憩を減らすためあまり飲み物も飲まず、昼食もとらず、極力給油のみの停車で頑張った
後半の1,000kmは高速道路を5,000rpm越えで12時間ひたすら走り続けるという人も車も半ば実走耐久の様相を呈していたがトラブルなし。
ひとまず作業は成功と言って良いかと
とりあえず感想

①エンジン音がすごく静かになった。
今まで回すとなんとなくカシャカシャしてたような音がない。こんな静かだったんだ
8,000越えまで澄み切った音で回る。

②すごくパワフルに
これまで苦手だった5速2千回転ノロノロ運転でも余裕あり、今までシフトダウンしていた登坂車線があるようなきつめの坂も5速のまま悠々と登っていく。
どの速度/回転域からでも軽く踏み込むだけで車がぐっと前に進むから、高速での追い越しや登坂がものすごく楽になった。
ビートってこんな速かったんだ笑
一度信号が青になり、中々回転上がらないなと思ったら誤って3速発進していてびっくり。
今までだったら相当煽らないと3速発進なんか出来なかったはず
高速合流フル加速でも高回転でのパワーが今までより強烈。
エアコン入れた時のパワーダウンも少なくなったような
客観的なデータはないけどパワー、トルクともに相当良くなっているはず。

③オイル減らない
高回転回し続けても全くオイル減らない。下り坂終わった後白煙が出ない。マフラーから煤が出ない。走った後オイルが燃えた匂いがしない。
当たり前のことだけど感動！

④高回転の伸び&レスポンス良くなった？？
気がするだけかも、たぶん気のせい
ポート研磨の効果があった、と信じておこう笑

今までのエンジンでも楽しく乗れていたんだけどね〜

あと、思わぬ副産物
クラッチ一式をアイシンから純正新品に、ついでにクラッチホースを何故か持っていた純正新品に交換したところクラッチの切れが良くなったのかシフトの入りがだいぶ改善された。









最強のセンター出し治具





ジャッキで積んだ




他にも色々あったけど色々ありすぎてまとめられない
1人ではおそらく叶えられなかった夢
オーバーホールの効果より、プライスレスな経験と思い出ができたことが嬉しい
達成感はひとしお
次はひとりで組めるように精進します！

屋内で長期保管してた3万キロエンジンのハーネス。インジェクターのコルゲート巻かれてない部分が3箇所とも断線。犯人はたぶん鼠



納屋や倉庫に置いている車だとよくある話みたい。
所謂Barn findでボディの状態が良い低走行車でも、こればっかりはどうしようもないね。市場の中古も信用ならないし

でも大丈夫！新品ハーネス一式あれば！

...ということでハーネスが齧られどうしようもなくなった、ご家庭でご不要になられました長期保管のビート、特にバージョンCがございましたらいつでも回収いたします