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ここ半年程で購入したCDにエラーが多発。

フィギュアスケートの試合では音楽に合わせて選手が演技をして、それをジャッジが採点して順位が決まりますよね。その音楽の編集を時々やるのですが、サンプルとして選手・保護者・先生・振り付け師さんに渡したりするCD-Rは50枚入りの安価な物なのです。

ここ半年で購入したCD-Rでエラーが多発しているのが発覚。
サンプル用としても再生に問題が出たら大変ですので。

エラーレートを測定してみると、C1エラーはまあまあなのですが、C2エラーが発生しているのです。
以前購入したものはC2エラーは発生していなかったのです。

業務用CDプレーヤー(TASCAM)で再生してみると、音飛び、音切れ、そして「ディスクエラー」で再生が止まってしまいます。

数年前まで国産で生産されていたCD-Rでは考えられないエラーレートです。
C1エラーはまあまあ低く問題ないのですが、C2エラーが出ているのが問題です。




問題ないと言われるエラーレートとしては

C1　MAX 100以下
C2　ゼロ
CU　ゼロ

なら、どのCDプレーヤーでも大抵は再生できると言う目安です。

競技会では、開催する連盟にもよりますが、会場備え付けCDプレーヤー、民生用プレーヤー、業務用プレーヤーと様々です。
音飛びやディスクエラー等で読み込みできない場合は、選手側で予備のCD-Rを準備しておくという決まりがあります。

私は、試合用は国産の「太陽誘電」製のストック品で予備も含めて作成して、エラーレートを測定してお渡ししています。その際のエラーレートはC1でAvgで3以下、Maxで30以下を目安にしています。それ以上は曲掛け練習用としてお渡ししています。
C2、CUエラーはゼロ以外は廃棄です。

競技会で音が出なかったら演技が出来ませんから大変な事になります。
国産のCDならそれぐらいのエラーレートは当たり前の数値です。

ですが、数年前に国産CD-Rは全て製造を撤退したのです。
太陽誘電製のCD-Rは数百枚ストックしていますからまだまだ心配していませんが、現在在庫品が流通しているものは50枚入りで１万円以上もします。マスター用CDなんか１枚3000円以上です。

台湾とか中国、インド製が最近は出回っています。国産はありません。
たとえSONYやTDK、マクセル等の日本メーカーでも製造国は全て海外です。

海外製でも台湾製がまだマシです。とは言っても安いものは買わないほうが良いかもしれません。
太陽誘電の製造装置で作成していると言う話がありますが、メンテナンスや品質管理で品質は決まりますからね。


何が問題なのかを調べてみました。それが下記の説明です。

どう判断したらよいのかですが、

・鏡面(記録面)に傷が無い事、色素が変っているところが無い事です
　エラーが多く出るものは傷があったり色にムラがあります。



色のムラがありますよね



傷があります。
これらのCD-RはC2エラーが発生して音飛び、音切れ、ディスクエラーが発生する可能性が高くなります。

これは台湾製の安価なものですが、50枚チェックして約半数が不良品の疑いがありました。
書き込んでエラーチェックするのも大変なので、まずは傷と色むらを外観でチェックして、問題ないものを書き込んでエラーチェックして、問題なければサンプルとしてお渡しするといったやり方です。



また、外周部の精度が悪いものが多いです。



CD-Rの外周部の縁にぶつぶつがあります。回転ムラが出るかもしれませんね。
これは以前購入したものですがインド製でした。



参考までに数年前までに流通していた国産製造の「太陽誘電」製のCDです。



これは本当に品質の信頼性があります。

因みに書き込みドライブは「PLEX WRITER Premium2」、書き込みソフトは「SONY CD Architect 5.2」、エラーレートチェックソフトは「Plex Tools Professional XL」を使用しています。

CD-Rを購入される時のご参考までに。