このアンプはシビックEG6のリアラゲッジ置きのウーハー用として購入したもので、稼働期間としては3か月位でしょうか? アンプ自体にフィルター機能があるんですよ。ですからこれを選んだのです。
シビックはハッチバックで、最後部にウーハーを置いたら逆に不明瞭な低音となってしまいました。当時は今のようにタイムアライメントなんて一般的ではありませんでした。ですから今考えると位相が変になっていたのです。サブウーハー付けて酷い音になったのですぐ取り外しました。そのまま20年以上収納していたのです。音は速度があるのですよね。リアのウーハーから距離があるので音が遅れるのです。するとフロントの低音と被ってぽわーんとなってしまうのです。
タイムアライメントでの調整なら音が出るタイミングは遠い方からです。
それで定位がキッチリしますし、ダブってしまうことが無くなるんです。
タイム差があるとエコーが掛かったようになりますよね。
さて動くでしょうか?
部屋で電源に接続してスピーカーを接続しましたが、何の問題もなく良い音で鳴ってしまったのです。
これがサイドの端子類。これまでの3542とか3554のシリーズと比較して端子のネジがデカイです。大きなケーブルを接続できます。とは言ってもこのアンプは3540と同じ定格30W×2です。MADE IN CHINAと製造国が変わっています。とは言っても部品は日本製ですから何の問題もないはずです。
スピーカーINがありますが、回路としてはグランドがアイソレーションされていません。ノイズ面でどうかと思うのですが…
サブウーハーの為のフィルターが内蔵されています。そのまま例えばリアのRCAラインに分岐アダプターを付けたら簡単にサブウーハーとして駆動出来ます。
正相・逆相の位相スイッチもあります。
裏蓋を外してみました。
使用期間が数か月なのでコンデンサーも全く劣化していないです。これは交換する必要はありません。音出ししましてもノイズもなく音もクリアで全く問題ありません。使用コンデンサーは電源用は温度85°Cですが、使用時間としては2000時間以上の物です。回路用も標準オーディオ用が使われています。
ですが、オペアンプが見当たりません。ディスクリート回路でしょうか? デュアルTrモジュールはありますけどね。オペアンプが無いというとマニアの方でオペアンプ交換で音を楽しむ方の楽しみが無くなりますね。もしかしたら3542みたいに基板裏側にあるのかもしれません。このアンプはそこまでするようなクラスではありませんのでこのまま整備不要とします。
音的には35××シリーズとそんなに遜色ないですよ。スピーカーを良いものに変えたら変化が分かるのかもしれませんけどね。
以下は興味のある方だけ読んでください。
オーディオでの音の変化ですが、70%以上がスピーカーですよね。スピーカーの音は千差万別です。アンプでの変化は10%程度かな?
入口と出口だけで70%は変わってしまいます。音を拾うのはCDになる前はマイクです。マイクはレコーディングでは用途の定番があり、ボーカル録りならノイマンU87とか、金物(シンバル等)はAKG C451とかバスドラはテクニカのATM25、スネアはシュアーSM57等。タム類はクジラで、ラインはDIで入れて、それも個別にいくつか種類があります。エンジニアそれぞれだと思いますが。定番マイク類殆ど持っていますが使用頻度はここ数年無くなりました… 防湿庫の肥やしとなっています。
マイクアンプはNEVE設計の幾種類かありますし、それもボーカルなのかドラムなのかによって変えます。私はメインはSSL使用です。ドラム等多チャンネルならFocusrite使用。それらのマイクアンプから最近はprotoolsでPCに入れてPCの中でミックスしています。マイクとマイクアンプ以外はデジタルで劣化はありません。大きなミキサーは今は使わないです。処分に困るから置いてますけどね。
私はCDを作る方がメインですから、モニターだけしっかりしていたら自宅スタジオではそれでよいのです。最近はヘッドフォンがメインとなります。ヘッドフォンは定番のSONY MDR-CD900STで定位等細かいところを確認。MDR-CD900STは安いけど良いですよ。他の民生用とは違い脚色されていませんが密閉型なので長時間は疲れます。で、最近はAKG K612を使用しています。長時間作業ではAテクニカのヘッドセットのATH-30COMのヘッドフォン部分を利用しています。オーディオインターフェイスはRMEです。今はRME のAD-DA変換でモニターに流しています。
ヘッドフォンですが青ラベルのMDR-7506はハイファイです。低音が強いですが私には合いませんですが、小さく畳めるのとカールケーブルなのでライブでオペレーターやるときに持っていきます。
空間での確認ですが、YAMAHAのNS-10M PROで最終確認しています。アンプはクラウン(アムクロン)です。ここら辺は定番ですね。これらのモニターでバランスよければ良しです。制作したCDは色々なホール等施設の音響システムで聞いていますが問題なしです。音づくりにオーディオ用のスピーカーは使用しないですね。昔からこれなんで変えられないです。最近は高価なものもありますけどね。最近FOCALがモニタースピーカーに進出しているのには驚きです。すごい価格ですが。
なぜなら音が正確でないと逆の音質に調整してしまいがちなのです。低音が出すぎたり高音が出すぎたり(ドンシャリスピーカー)でミックスすると最終的に山型で音づくりしてしまいます。ですからエンジニアによってはラジカセで確認したりしています。残響成分が大きいスピーカーなら残響を少なく処理してしまいます。どちらかというとフラットでスピード感があるモニター環境が良いと思います。
ケーブル類での音の変化なんてまったく気にしていません。キャノンはカナレのケーブル(5芯)でスピーカーはAテクニカ(4芯)で、もしライブならカナレ一色となります。
カナレ電気製は本当に信頼性があります。観客に踏まれようと断線しません。
スピーカー線なら4S6で4芯あり2本づつ繋ぎます。マイクケーブルならL4E6S(5芯)です。バランス接続となります。100m伸ばしてもノイズは乗りません。価格も安いです。
カーオーディオ等で端子、ケーブルなどの小物類で音は変わるかもしれないけど経験から多分微小です。それよりも大事なのは出口のスピーカーと入口のCDプレーヤーです。それらを接続するケーブル類は標準類で十分だと思います。とは言っても最近のCDはマスタリングで音を圧縮しすぎて、少しでも大きな音が出るようにと16Bit内に詰め込んでCD自体の音が割れていたりとかたまにあります。バーグラフが0dBに貼り付いていますよ。残念ですね。制作はかなりコストを削減していますよ。再生する側(消費者)が色々な工夫して良い音を出そうと努力しているのにと思います。制作側も色々ですから、音が良いレーベルを見つけるのも良いかもしれません。昔のクラシックやジャズなどの方が良いレコーディングをしていると思いますよ。そろそろ96kHz/24Bitが標準になればと思います。でも音の入り口であるマイクがハイレゾ対応のが殆どないのです。ソニーだけです。
オーディオ側が先行と言った状態でしょうか?
でも今のCDの規格16bitを24bitにするだけでも解像度は全く変わります。
ソフト側は24bitで作業していますからそのまま24bitのままデータを持ってくれば一応ハイレゾとなります。元々がMP3を編集したとしてもね。
それからMP3はデータを間引いていますから本当は酷い音なんですけどね。データ訂正技術が進んでいますから、以前あったMD(約1/4圧縮)ディスクなどは劣化が分かりにくいです。Amazonの音楽配信のMP3は256kbpsですからまだマシですね。元々劣化の無いWAVファイルが1411kbpsですから1/5データを間引いています。MP3は不可逆性で元に戻りません。大事な音楽ファイルはWAVで保存ですね。
Posted at 2020/07/13 23:22:54 | |
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