夏タイヤに交換後、皮むき終わりかけでお山を走ってきたのですが、別のお山も走ってみました。この日は夜でも気温が高く(8℃前後)、前回様子見ながらお山を走ったのでもう少しうまく走れそうです。
今回の14インチ純正サイズのブルーアースA+TE37の印象ですが、去年の夏タイヤ(中古で購入時の状態、ナンカンECO2+と純正15インチアルミ)とは別の車と言っていいほど変わっていました。
一番の印象は荒れた路面での車体の跳ねや揺れがほとんどなくなった事。S2からワークスに乗り換えてしばらくは「やっぱり荒れた路面で跳ねるし車体の安定性も悪いけど、S2と比べたらそうなるか」ぐらいに思っていたのですが、S2と同じばね下重量軽量化(軽量鍛造アルミホイール、ジュラルミンホイールナットの2点)を行ったワークスはS2に負けず劣らず路面を捉えつつ、去年の鋭い旋回性能を見せつけてくれました。横GもS2の頃と同じくらいかけられたので、おかげで久々に腰痛になりました…(汗 高扁平率になったので、タイヤのヨレが心配だったのですが、ステアリングに対するレスポンスは去年のナンカンECO2+と同等でした。
ばね下重量の重要性に気づいたのはホイールナットでした。ライフで最初は鉄製の安いホイールナットを使っていたのですが、スポーツモデルではメーカーがばね下重量を1gでも減らすためにアルミロアアーム(確かランエボ5・6)やS2の様な鋼製鍛造アッパー・ロアアーム(こんなに細くて大丈夫なのか??と心配になるぐらい細い)を採用しているので、ジュラルミンホイールナットは以前から気になっていました。
https://www.honda.co.jp/S2000/webcatalog/body/
通販でもそこそこの値段はするものの、ホイールナットはいい加減なものは怖くて使いたくなかったのでレイズの袋タイプ(ジュラナット、貫通タイプにしなかったのはナットの穴からゴミが入るのが嫌だったため)を購入。その時も体重計で重さをはかった覚えがあり、今回のワークス同様1輪あたり数重g軽量でしたが、効果は体験できました。
2速ホールドレンジ・登りコーナーからの立ち上がりで、アクセル踏み過ぎてしまってもホイルスピンが殆どしなくなりました。わざとラフ気味にアクセルを踏んでも、鉄ナットの頃は「キュキュキュキュキュー!!」と地面をかきむしりながら加速していくのが、「キュキュッ!」ぐらいで路面をグリップするようになりました。この時は別のパーツレビューにも書いたファイアストン・ワイドオーバル(おそらくブリジストン・プレイズ相当)を履いていたのですが、正直ホイールナットだけでここまで変わるとは思いませんでした。
S2でも同じことが再現されました。元々付いていたスチールナットをやはりジュラナットに交換したところ、後輪のトラクションが抜けやすい(パワースライド気味になる)登りコーナー立ち上がりでトラクションアップを体験できました。メーカーが血眼になってバネ下重量をグラム単位で削っているのには訳があったのを体感できました。
話は戻って、この日は峠付近で雪がぱらついてきたので、向こう側に抜ける予定を断念、峠付近で撤退しました。帰りの路面は濡れ初めの埃が浮き始めて滑りやすくなっている状態。ここでも新夏タイヤは威力を発揮。車体がほとんど跳ねず、ハードブレーキングや操作ミス以外では車体はほぼ安定したまま。去年とほぼ同じワークスとは思えないぐらいです。
コーナリング限界も恐ろしく高くなっており、LSDにより内輪が空転したのは下りの1・2か所くらい。ABSも1か所「ゴッ!」と作動しただけ。去年の同じくらいの気温ではコーナリングの度に内輪が空転し、進入ではABSが「ゴゴゴゴッ!」ぐらいは必ず作動していたのと大違いです(タイヤも変わっているので、軽量化だけの効果ではないのですが…)。ECO2+も、ワークスを購入した秋ごろの気温だと必要十分なグリップ力があったのですが、10℃以下位の低温になると途端に食わくなりました。ブルーアースAではその心配を感じなかったです。
【蛇足】
ライフのジュラナットは将来使うかもしれないと取っておいてあり、ワークスでもこのナットを使うつもりでした。ただ、スタッドボルトのピッチが合わず(ライフ=1.5mm、ワークス=1.25mm)、泣く泣く買い直すはめに…
Posted at 2019/03/28 21:55:02 | |
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