【転載開始】
■ジム・ロジャーズが、「今から日本で起こる悲劇」について語り出した・・・
ワイマール共和国は、たった2、3年で制御不能になった
元ホワイトハウス高官のフィリッパ・マルムグレン博士が、
「われわれは、2015年に向かうほど、世界は崩壊に近づいていく」と警告を発し、
「今日の世界の状況は、1920年代初期のワイマール・ドイツ時代の状況と酷似している」
と警告しています。
「世界は、ますます崩壊に近づいている。
これは、インフレを創りだすための歴史的な実験である」と。
彼は、2015年、そして2016年に向かっていくにつれ、
ドイツの1922年から1923年に匹敵するような形になって終わってしまう
というリスクが増大していく、と言っています。
それは、ハイパーインフレのことです。
ワイマール共和国では、中央銀行がやはり今の日本と同様に金融緩和政策を取って
マネーサプライを拡張し始めました。
後に、目標とするインフレ・ターゲットに達した時にそこで打ち止めにする計画で、
当局はインフレをコントロールできると考えていたのです。
ところが、それは、たった2、3年で制御不能になったのです。
それから、ワイマール共和国は、一気にハイパーインフレに突入していったのです。
中央銀行を油断させる「合意」として、「インフレを作りだそうとしたが失敗した。
それゆえに決してインフレは起こらない」という論理が生まれることです。
日銀のインフレターゲットの2%の達成は先送りされました。
欧州中央銀行総裁のバラキは、
「インフレを生成するためなら、なんだってやる」と言っています。
今の日本で起こっていることは、まさしく、ワイマール共和国が、
1922年の時点で考えていたことなのです。
そして、ワイマールの中央銀行は、
「われわれは、今日より少しでも経済を良くしようとしている」
と言って通貨を増量していったのです。このときです、すべての地獄が始まったのは。
アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)は、
「われわれは、当初言ったほど早い時期に金利を上げる考えはない。
警告なしで、いきなり金利を上げることはないし、また、金利を上げたとしても、
そんなに上げるつもりはない」と言っていることからもわかろうというもの。
FRBが金利を上げるのは、2014年9月に公表された予測によれば、
当局者の大半は来年中の利上げを予想している、ということです。
いずれにしても、利上げを実施するのは、少し先のようです。
しかし、「利上げを実施する」と宣言したと同時に起こることは自明です。
それは、投資家の間で言われる「ナイアガラの瀑布」です。
【転載終了】
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画像を見ると恐ろしく日米経済政策が似ていますね。
忘れてはいけないことは、アメリカドルは基軸通貨であり、
日本は基軸通貨ではないのでドルほど強くないということです。
金融緩和の怖さは出口戦略がないと暴走するということです。
アメリカでさえQE3の出口が見いだせなかったのに・・・です。
黒田日銀の心配されていることは、出口戦略もなく、
メンツだけで暴走するのではないかということです。
「キチガイに刃物」と言われることがありますが・・・その例かも!
世界経済界では、安倍氏と黒田氏を「二人の狂人」と呼んでいます。
Posted at 2015/02/14 10:10:24 | |
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経済 | 日記