2日間、8社から査定を受けた我が家の子虎、年車「マカン」
今年は寅年ですね~。
マカンの名前の由来はインドネシア語で「虎」
そんな年車を早々に手放す事になるとは、、、、、、、、、、、
運気が下がるかも、、、、、
8社から査定を受け、それぞれ金額の提示を受けました。
「グッドスピード」さんだけは、最終的な金額を出せる上司が正月の振り替え休みと言う事で、連絡は無し、価格提示はされませんでした。
しばらく経ってから電話を頂いた際も、売却金額をお話する前に、
「上司の方とお話をして、結局幾らまで出してくれるつもりでした??」
と聞いても苦笑するだけで金額提示は有りませんでした。
今思うと、もしかするとビックモーターさんと談笑している時、うちはこれだけ出すけど、そちらはそれ以上出せるの??
なんてけん制が有って査定する事無く降りちゃったんじゃ無いかと勘ぐってしまいます。
ビックモーターさんは当初セリ形式で、査定員を一度に集めて金額を決めましょうと言ってたし、、、、、、、、
ネクステージは「フォルクスワーゲン」「アウディー」「マセラッティー」「ジャガー・ランドローバー」の正規代理店を東海エリアで展開しており、中古車屋もやっているので期待していたんですが、、、、、、、、
やはり、取り扱いの無い「ポルシェ」だとネクステージの中古店に置くしか無く、高値では売り出せないと言う事なんでしょうね~。
と言う事は、逆に言えば、ポルシェなどの高額車は日本車の並んでいる中古車屋で買うとお得と言う事!
実は、我が家のマカンも、関西、近畿、中国地方で数々の輸入車の正規ディーラーをしている大手から購入したのですが、そこはポルシェの正規ディーラーではなく、日本車の中古店で出ていたマカンをネットで見つけて購入したんです。
掲載されてたまたますぐ僕が見つけて1番に連絡をしたそうで、そのまま即決!
目を疑う様な値段だったので、その後問い合わせの連絡が大量に来て2日で掲載をストップしたそうです。
1年落ちで8000km、ここまで新しい車なら、事故車や問題を抱えた車でなければ後々大変な思いをする事もないでしょうし、正規輸入車ならディーラーで見てもらえれば新車保証も継続できるので安心です。
この様な個体なら輸入車、特に高額車は正規代理店で購入するのではなく、町の中古車屋で購入するのが安く買う秘訣です。
それは何故でしょう??
それは、日本車を購入しに来ているお客さんが多いお店にポルシェが置いてあっても誰も買わないから。
150万円の軽自動車を購入しようと思っているお客さんが500万のポルシェを見ても買おうとは思いませんよね~。
しかも、そこが数々の輸入車の正規ディーラーをやっていて、下取りで取った車だけど売るチャンネルが無くて、仕方が無く系列の日本車の中古屋に流れたものなら、間違いなく買いです!
僕も、初めは事故車じゃないかと疑って、なぜこんなに新しくて距離走っていないのに前のオーナーは手放したのか話を聞きました。
すると、前のオーナーは系列のアウディーディーラーで「RS」に一目ぼれしてお買い上げになり、マカンを下取りに出したんだとか、、、、、
神戸辺りのお金持ちなら、そう言う事も有るんだろうな~
と納得して程度が良さそうなのは明白だったため、車を見ずに購入しました。
おかげで相場よりかなり安く購入する事ができ、新車保証も継続できて手放すまでの期間、全く問題なく乗ることが出来ました。
もちろん、ポルシェセンターで点検や車検は受けて履歴はしっかり残っています。
さて、話は本題に戻します。
各社価格が出揃いました。
1社1社の提示価格は伏せますが、最高と最低の価格差は
80万でした。
次に来るルビコンは関東の正規ディーラーから購入したので、マカンに乗って行ってルビコンにそのまま乗り換えて帰ってこれれば、ラストランにもなるし面倒も無くてよいな~と思っていたのですが、JEEPディーラーの下取り価格は400万。
もし、下取りに出していたら軽く3桁の損をしていた事になります。
近所の買い取り店に持って行っても、もし1社だけなら80万の損をしていたかもしれないと思うと、手放す時は一括査定を利用しない手は無いです。
各社の提示価格を見ると、傾向がはっきりと見えてきました。
車が大好きなので、査定員さんと色々話を聞いて解ったのが、毎日の様にオークションが各地で行われていて、数千台の車が売られている中で、近々のオークションではマカンの出品は3台だけだったそうです。
それだけ玉数が少ない希少車だといえるかもしれません。
昨年末のオークション相場を見てもオプション等を考慮せず、年式と走行距離だけで判断すると同等のマカンはおおよそ500万円がオークション落札価格だそうです。
もし、今回買取店が買い取った後、オークションに出品しようと思っていれば、その買取店は500万以下が上限と言う事になります。
中古屋さんは、オークションで車を落札、もしくはオーナーから直接買い取って、整備、洗車をして店頭に並べ、その車の価格がGOOやカーセンサーに掲載されます。
この記事を書いている現在、GOOのサイトで2017年、3万キロまでのマカンを検索すると、
2017年、5.5万キロで475万
2017年、3.1万キロで580万
2017年、2.3万キロで550万
この辺りが掲載されている販売価格なので、我が家のマカンもこの価格以下で無いと店頭に並べる事が出来ないと言う事です。
オークションに並べる事が前提の買取店の価格帯は500万が上限
自社販売の場合は500万以上が可能。
今回一括査定で価格提示して頂いた7社の内、2社は500万円以下、それ以外の5社は500万円を軽く超えた価格提示と、その差ははっきりとしていました。
そして査定員によくよく話を聞くと、ポルシェは置く店舗を選ぶと言うのです。
フェラーリやランボ、ポルシェばかりが店頭に並んでいる販売店なら、今回のマカンは手ごろな価格になるでしょう。
サイズも小さいのでフェラーリーオーナーの奥様の買い物車やファーストポルシェにもってこいです。
一方、全国展開している買取店では、主要都市に輸入車専門の中古車屋を設けている所があります。
東京、神奈川、愛知、兵庫、京都、福岡などなど、はやり高所得者層が住んでいる地域に輸入車を扱う店舗を構えている様で、そこで販売できそうな車なら、ある程度高額でも仕入れるそうです。
そう見てみると、今回の買取金額は凄く納得が行くものでした。
「ビックモーター」さんが500万と言われたのも、オークション出品を考えればギリギリの選択だったのかもしれません。
オートギャラリーさんとロッソさんはそもそもが輸入車販売の会社で、自前でスーパーカーを販売している店舗があります。
アップルさんもマカンは京都に輸入車を販売している店舗に置くとか、、、、、
輸入車は故障が一番の心配事です。
年式が古くなればなるほど、走行距離が伸びれて伸びるほど、そのリスクは大きくなります。
中古の価格には、日本車以上に年式と走行距離はシビアに反映されます。
買取で見られるのは車の状態とメンテナンス履歴です。
査定員も査定の際、細かな所までは限られた時間で見ることが出来ません。
査定中に試乗が出来るわけでもなく、エンジンを掛けるだけで良し悪しを判断するしかありません。
そこで重要になってくるのがメンテナンス履歴です。
我が家のマカンは車検も、1年点検もポルシェセンターで行ってもらっています。
診断・整備記録はしっかりと記録簿に残されていて、車の状態はそれを見れば一目瞭然です。
ポルシェセンターでは、オイル交換だけで数万円、タイヤの脱着だけでも1万円掛かりますが、ポルシェセンターでメンテナンスを任せると言う事は、問題ない車だとお墨付きを貰うようなものなので、買い取り価格にも差が出てきます。
自分でメンテナンスを行う方や車検もユーザー車検で済ませてしまう方が居ますが、これでは全く記録にも残りませんし、買い取る側からしたら素人がいじった車、何が起こるか解らず安心して買うことが出来ません。
また、何オーナー目かと言うのも非常に重要なポイントです。
10年前に1000万円だった車も10年経って2オーナー、3オーナーになれば150万円で購入できるかもしれません。
対外的には1000万円の車に乗っている様に見えるかもしれませんが、本人にとってその車はやっぱり150万円の価値しか無いのです。
逆に、1000万円で購入したオーナーにとっては10年経っても1000万円の車なので、10年間、しっかりとしたメンテナンスをディーラーで行うと思います。
逆に150万円で購入した方は、メンテや点検、車検は出来るだけ安く済ませようと思うでしょう。
1000万円で購入したオーナーは修理に200万円掛かってもディーラーに出すでしょうが、150万円で購入した方にとっては、車両価格より高額な200万円の修理代を払う事はせず適当な修理をするか手放してしまうでしょう。
ですので、輸入車を手放すとき、何オーナー目か?メンテナンス履歴はしっかり残っているか?と言うことが非常に大切になってきます。
輸入車専門に扱っている中古車屋さんなら、ノウハウが多く、いざと言う時に安心して修理を任せられますが、日本車しか扱っていない中古車屋さんでは、専門知識も工具も無く、万が一のことが有ったら修理は不可能でしょう。
買い取ってくれた買取店が日本車主体なのか輸入車主体なのかで、店舗に車を見に来るお客さんの層も違いますし、いざと言うときの保証、安心感も変わってきます。
しかも、1000万や2000万と言ったスーパーカーの中に700万の新車のマカンが有っても安く見えるかもしれません。
そんな店舗でなら、多少高めのプライスを付けても売ることが出来るでしょう。
売る側も、そう言う特別な車は相応のステージがないと売ることが出来ないので、プライスを下げざるを得ない。
と言う事で国産ばかり並べている販売店と輸入車ばかりが並んでいる販売店とでは買い取り価格には大きな開きが出てきます。
これは次購入したラングラーのルビコンも同様で、JEEPのラングラー、しかも走破性重視のルビコン、100台限定車のサージグリーン
見た目は軍用車ですので、軽自動車ばかり並んでいる中古車屋では欲しい人は見に来ないでしょう。
売るなら4X4専門店、ジープ専門店、もしくはアメ車専門店でないと、購入したいお客さんが集まらないし、本当の価値を見てくれないと言う事だと思います。
これは輸入車だけではありません。
ミニバンや軽自動車にも言えることで、その車種に強い会社に買いとって貰うことが、一番欲しいお客さんが集まってきて一番価値がわかってもらえて、一番高く買いとってもらえると言うことだと思います。
いよいよ次回最終回。
自分の車をより高く買い取って貰うためには???
そしてマカンのリセールバリューは??