ある種の名門病ということなのでしょうか?
過去消えていった、名門と呼ばれるチームも同じような感じだったのではないでしょうか?
昔、ロンデニスが、マクラーレンのカラーでオレンジを拒否していました
それは過去に戻るのを拒否していたということです
過去の栄光にしがみついて、改革、改善しなければ、結局凋落して消滅するということなのでしょう
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元強豪の”驕り”はいらない。水面下で進むウイリアムズF1のチーム改革
ウイリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウは、
大きく考え方を変えなければならないと言う事実を受け入れられていなかったことが、
2018シーズンの低迷を招いてしまったと認めた。
2016年までメルセデスでエグゼクティブディレクターとして技術部門を統括し、
チームの躍進に貢献したロウ。
2017年3月からは、
1987年に電子回路設計部門チーフとしてF1キャリアをスタートさせたウイリアムズに、
最高技術責任者として戻ることになった。
しかしロウが本格的に開発に携わった2018年のマシンFW41は、
空力に根本的な問題を抱え、パフォーマンスは奮わず。
結局7ポイントしか獲得できず、コンストラクターズランキング最下位に転落した。
これを受けて、ウイリアムズはマシン開発プロセスの大幅な見直しを進めている。
ロウはmotorsport.comに対し、
ウイリアムズは
『
修正すべき問題は2つか3つほどしかなく、それさえ直せばあとはOKでレースにも勝てるだろう』
という、今の考え方から脱却しなければならないと語った。
「その考え方は、非常に長い間ウイリアムズに根付いているものだ」
「我々に必要なのは
『
チャレンジするために使えるものはなんだって使う。そして全てを毎年改善していく』
という考え方なんだ。
さもなければ、手強い競争相手たちに置いていかれてしまう」
「F1にいる10チームは、それぞれが持つ歴史と比べても、うまく資金をやりくりしている。
本当に優秀な教育を受けたエンジニア、
世界中で最も才能のあるエンジニアを豊富に揃えているんだ」
「あらゆる分野で、立ち止まっていることなどできない。
それが、我々が採り入れるべきメンタリティーであり、今まさに採り入れようとしていることなんだ」
「以前はその考え方は(チームに)存在しなかった。
私でさえも落とし穴にハマってから、新たな視点を持つことができたんだ」
ロウはリアクティブ・サスペンションの開発責任者として、
1992年のチャンピオンマシンFW14Bを生み出したウイリアムズ黄金期のメンバーだ。
しかしウイリアムズが常勝チームだったのは、すでにかなり前の話だ。
レースに勝ったのは、2012年のスペインGP(パストール・マルドナードが優勝)が最後。
タイトルを獲得したのは、1997年のジャック・ビルヌーブまで遡る。
ロウは、2018年の早い段階からチームを大きく改革するための作業は進められてきたと明かした。
たとえそれが、
2018シーズンの全体的なパフォーマンスを向上させるためには役に立たなかったとしても、
良い結果に繋がると彼は主張している。
ウイリアムズの改革はチーム内部で進行しており、
重要人物の離脱や新しい人材の起用、
技術陣の配置転換などを公にはしていない。
同じく低迷が続いているマクラーレンが、
チームの構造改革や重要ポストに就くメンバーの更迭を公然と行なっているのとは対照的だ。
「我々がやらなければならない作業は、チーム内部のものだ。
むしろそれをメディアで宣言したり明確にするのではなくて、
内部的なものにしておきたいと思っている」
そうロウは述べた。
「我々がそのような再編成をしようとしていることを、
スタッフが最初にメディアで知ることは望まない。
できる限りオープンに、誠実にやっていきたいが、
まずはチーム内部でやらなければいけないことがある」
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ウィリアムズの失敗は、マッサを引き入れたことだと思います
別にマッサに問題があるのではなく、それに伴って取り巻きのエンジニアが、跳ね馬から来たこと
ですね
跳ね馬の全盛期で、それを担うエンジニアが来れば、変わったのかもしれませんが
跳ね馬が落ちかけた段階において、内部改革におけるマッサ放出と、問題と思われたエンジニアを
放出した
それが大挙してウィリアムズへ加入した
跳ね馬全盛期に在籍したエンジニアという肩書は、クレア・ウィリアムズには素晴らしいものだったのでしょうが
結局全盛期に在籍し、その全盛期を終わらせたエンジニアだったのです
2014年に加入したマッサが、自分の取り巻きを呼び込んだ
2015年にガーデニング休暇が明けてウィリアムズに加入し、2016年から低迷が始まります
二年連続でフォースインディアに敗れ、パット・シモンズの離脱に伴い
メルセデスからパディロウを招聘し、2017年からの改善を期待されたが
しかしガンのエンジニアの放出などが出来ず、結局そのエンジニアを中心とした、新旧の技術陣の作った2018年車体は、惨敗を期すことになった
そして、ついにガンであったエンジニアの放出が始まり、
その状況から、好転が徐々に始まったりしたが、時すでに遅し、最下位は確定した
実際、ウィリアムズはボッタスを放出した2017年の段階で、資金的余裕を得たので、
大きな組織改革に着手し、成功すべきだったのである
ジェームス・キーの獲得の失敗し、メルセデスからのエンジニアは二年のガーデニング休暇から
加入できない状態で、技術陣に空白が発生し、放出のために閑職に回したエンジニアを
戻す羽目になり、崩壊することになった
これは、某オレンジと同じ構図であり、問題のあるエンジニアが、中心となり
過去の遺産を食いつぶし、自分たちの責任を全うしなかったのである
『
修正すべき問題は2つか3つほどしかなく、それさえ直せばあとはOKでレースにも勝てるだろう』
それがこのセリフに表れているのだ
『
チャレンジするために使えるものはなんだって使う。そして全てを毎年改善していく』
そしてこういう考えに切り替えが出来れば戦うことは出来ると思う
実際、夏休み前ぐらいから、こういう意識改革は始まったが、
運悪くレギュラードライバーに車の開発をする技能がなく、与えられた車のレベル並みしか
走らせることが出来なかった
これは、ランス・ストロールのシーズンがあまり面白くなかったというようなセリフから分かる
この状況は、改革に失敗したウィリアムズ上層部の問題であり
資金を調達出来なかったために、開発出来るドライバーを採用できなかった
結局FP1でクビサを走らせるま
で、改善できる必要なフィードバックが得られなかったのかもしれない
クビサが走るごとに車の改善が行われたが、毎レースでなかった結果が、最下位ということになる
しかし、終盤には最下位争いはするが、最下位ではなかったのは、それなりの改善が示せた
光明だと考える
さぁ今季は中団はタイトです、どうなることやら