1DX + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

前夜に買っておいたナチュラルローソンのハンバーグ弁当を朝食にしてお腹を満たした独身生活二日目は雨。「さて、どこに写真を撮りに行こうか」悩むこと昼下がりまでの間にコシナへ電話。中庭に広げっぱなしになっていたビニール傘をオータスにて露出の感じだけでモノクロ調に一枚。小雨の中、レンズを濡らしながら撮ったものの、そういえばと思いネットで見ると防塵防滴でない様子。どの程度大丈夫なのか問い合わせをしました。準拠はしていますので少々なら大丈夫ですが完全な防塵防滴ではないので、とのこと。その他、懇切丁寧にいろいろ教えてくれました。
D810 + シグマArt35mm

航空写真家ルークオザワ氏モード再びで羽田に行くか、鉄道写真家中井精也氏モードになるか、はたまたついでに女装もして風景写真家米美智子氏モードで長野あたりに行って風景でも撮るか。大自然の中で女装してハイキングも捨てがたいながら、よし中井氏モードで行こう。レンズは悩みませんでした。中井氏は広角と、200mm前後あたりを多用するので、70-200と、D810に着けたままの35mm広角の二本体制で出かけることに。まずは壊れたRX100M4をピックアップし、別のコンデジを預けるために家人実家へ寄る頃には雨もやみ陽も差してきました。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

そして
変なレンズを返品し、グラムではなくメートルの方の60キロ、ハンドルを握りやってきました。おそらくは撮り鉄界では知らない者はいないであろう、あの有名な
D810 + シグマArt35mm
中井精也氏ブログ「一日一鉄」によく出てくる「いつもの公園」へ。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

埼玉県越谷市にある出羽公園です。電車撮りは慣れていないため、中井氏メソッドは忘れ欲に負けて普通撮りも。と、このように電車が大変撮りやすい環境です。トイレはもちろん、駐車場もかなりゆとりがあるほどに完備です。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

四苦八苦しながら、構図を探しながら慌てて撮影する連続。「おっ名人だな!」とご老人から声をかけられ、話をしていれば「あそこであの人よく撮影しているよ」と、情報も得て。地元では有名なようです。この後、小学生とも話しすることになりますが「びっくりドンキーで見たよ」と生活の様子まで注目の的な様子が伝わってきます。そして車両が大きすぎます。
D810 + シグマArt35mm

公園の反対側の逆光にて。鉄道写真家中井精也氏は「RAWで撮って、JPEGは最高画質で保存してください。大は小を兼ねます。ケチケチしないでいきましょう!」というので、その教え通りに。加えてお薦めのWBは「晴天日陰」を筆頭に「晴天」や「くもり」あたりとのことで、それも教示通りに。画像前半はWB「くもり」JPEGのさらに色味などをいじったもの、後半は現像にもトライしてみました。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

中井氏の教え「ゆるく」。そんな余裕がありません。木の上を走らせようと思ってやり直した一枚。まだまだ車両が大きく、存在感が強すぎました。この色では空の部分も広すぎます。画角と距離、存在感。練習を重ねてきたのについつい大き目になってしまいます。公園からは終日順光だそうです。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

順光側は雲が多く、グレーな空になりがちでしたが、「色も変えてしまいます」という教えをやってみて。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

わんちゃんと戯れているマダムとも少々お話し。ここは皆さんフレンドリーです。そんなマダムがいた公園内の丘を前に入れてみて。少々秋っぽく。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

「フィルム時代は大変でしたが、デジカメ時代の利点です。その場で確認もできて、お金がかからないからどんどんテスト撮影しましょう」という教えも。電車が来る前に構図ごとに何度か撮ってテストです。しかしいざ電車が来るとそちらへ意識が行ってしまい、作っておいた構図を自ら破壊工作してしまいます。心の弱さです。ここに一番慣れが必要そうです。
D810 + シグマArt35mm

次にほしい機材は「ほどよい脚立」という選択肢が生まれた瞬間。最大限腕を伸ばしてライブビューにして撮っていますが、液晶が動かず見えずで勘でシャッターを押してみました。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

三人の子供達。一人が鉄道好きです。鉄道のことだけでなく、最近の小学生事情や、トーマスを卒業する年頃など、けっこう長話しをしました。山手線が新車両へ移行するのに伴い、旧車両がこの武蔵野線へ配されることや、パンタグラフも新しいタイプがあるようで、見る数もまだ少ないなど教えてもらいました。
D810 + シグマArt35mm

カメラオタクとして、撮らなくてはならない一枚。車両が一両綺麗に収まっている写真もあるのですが、あえてこの見切り具合が、中井氏流。いやもう少し車両面積が少なくていいかもしれません。
D810 + シグマArt35mm

「EF500形は撮れましたか」とまた小学生が声をかけてくれました。「EFならキヤノンのマウント名、聞き覚えがかなりある」と思いつつ、おそらくは今の機関車だなと思い、また話しをしていると上野で撮ったという電車の動画を見せてくれました。許諾を頂いて撮影。「変な人に気を付けるんだよ」と言って、撮影に戻る旨を告げると、「うん、学校でよく言われます」と。気を付けてほしいものです。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

鉄道写真家は言います「風景写真は天候を待っていればいいんですけど、電車の場合はその瞬間に天候とさらに電車が絡むタイミングが合わないとならないので、そこが難しいです」と。黄昏風に。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

航空写真家は言います「天候待ちもあるなかで、電車はどこを走るか決まっていますが、飛行機は決まっていない上に時間も正確ではない、そこに難しさがあります」と。夕暮れ風に。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

鴨せいろ写真家は言います「まともな現像はじめてです」と。業界として黎明期ゆえ、これから飛躍的に伸びる分野です。早朝風に。そういえばMFで撮影するようになっていくつか気づいたことや、あるいは疑問に思ったこともあります。たとえば飛行機のMF撮影。実はこれ一定以上は無限になりますゆえ、簡単なのではないか、ということです。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

WBくもりJEPG撮って出し画像。中井氏の世界観には解像度も恵三(けいぞう)もへったくれもない、そのように思います。SDカードなので、ファインとRAW記録では3枚も撮れば少し時間もかかるゆえ連射はできません。ちなみに飛行機も連射しなくなりました。子供撮りは連射します。一瞬の表情が変わるからです。加えて動体予測も必要です。ファインダーを覗いて待機状態でも「あ、いい表情」と思ってからシャッターを押しても間に合いません。
D810 + シグマArt35mm

水面に映る空をもっと青にしたかったのですが、JPGEをいじっても限界が。色の様子がおかしいところで諦めます。ニコンD810もRAWで撮りました
が、ニコン用現像ソフトをインストールするのが面倒で、JEPGをいじっただけのものになります。惜しまれます。ニコンはまたそのうち。
D810 + シグマArt35mm

ニコン画像ソフトもインストールして夕暮れ調でRAW現像してみました。ぜんぜん出せる色が変わります。WBは中井氏一押しの「晴天日陰(キヤノンは「日陰」表示)」。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

現像。
先日の富士山でも思いましたが、現像も楽しいです。しかし時間がかかる。撮っている方が終始楽しく、現像は途中で作業になってくる節も感じました、が普通に撮っていてはなかなか出来ない絵も作れて、やはり楽しいです。一方で書き出し時間がかかるのですが、カメラ内現像の速さを思えば、カメラの性能も改めてすこぶる評せるとも思いました。
5d mark3 + EF70-200mm F2.8L IS II USM

WBくもりJEPG撮って出し画像。「けっこう越谷にいたね、何してたの」と家人から言われたとおり4時間の滞在、あっという間でした。のんびりいいもので。この日は夜に飲みの予定なので切り上げないと間に合いません。予定がなければ、そのまま夜の撮影もしたかったほどに、楽しい時間でした。この日の遊び代高速代の1,000円ほどで、中高生級です。カメラ趣味楽しいですよ。
RX100M2

そして夜の飲み前も都会の夜を中井氏モード。
RX100M2

未完成ながら、まだ中井氏もしたことないであろう構図パート1。走るバスの窓の向こう、その電車を捉えて。
RX100M2

この日はうなぎで一杯。ちょっと普通ではない縁(えん)というより縁(えにし)いやそれよりも不思議な何かがある、実の弟以上に弟だと思う野球少年の頃から知っているかなり土台がよい若手と、20年以上通うお店で飲んで大切な話しをしました。
RX100M2

他の後進とも合流して若手とピースしながら初々しい数枚を一緒に撮ったり、仕事中の横顔を失礼したり。楽しい宵は更けていきました。カップル誕生を期して。
RX100M2

この日も結局8時間飲んで後進撮影。最近、〆は立ち食い焼肉です。安くて1枚から頼めて、食べログの評価はけして高くないながらも、これがかなり美味しい。さらに一杯飲んで、焼肉2~3枚食べて、わかめスープにご飯も一膳、店長に絡んでから帰るパターンが確立。他のお客さんと盛り上がってキャバクラへ行ったときもありましたが。そういえば少し前にここの学生アルバイトと番号を交換していた後進がいましたが、どうなったのか気になります。独身後進や若手にはどんどん結婚相手を見つけてほしく願っています。
中井精也氏モードで、
ドライブへ行こう。
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公園ドライブ | 日記
Posted at
2016/03/28 04:29:18