
2017年6月22日の記事の続きです。
日本海オロロンライン経由で稚内へ入るには2通りのルートがあります。
市街地へ入る一般のコースと、西側のノシャップ岬へ直行するコースがあり、私は毎回ノシャップ岬経由で稚内の街へ入ります。

ノシャップ岬は最北端ではありませんが、近くには公園や土産屋が沢山あります。

時間に余裕があれば稚内公園へ登ってみると良いでしょう。

市街地の北側には「北防波堤」があり、CMのロケ等でも使われた撮影スポットです。

昔は稚内駅から線路が延びていて、樺太(サハリン)への連絡船の乗り継ぎ地点となったそうです。

日本の鉄道最北端の駅「稚内駅」は近代化され、道の駅が併設されています。
クルマで来るのも良いのですが、列車で到着すると最果ての旅情を強く感じます。

稚内の街は最北端の街としての都市機能を果たしており、外食チェーン等もあるので滞在で不便は感じません。
家族旅行で来られた方達なら、可能であれば市内に一泊して、周辺の景勝地をゆっくり観て周る事をお勧めします。
時期によっては様々なイベントが行われます。

私は過去に何度も来ているので、明るいうちに宗谷岬を目指します。
ここで注意点が!稚内の街から宗谷岬までは20km以上離れています。
夜になると宗谷岬周辺の店は閉店してしまいますので、稚内市内観光と宗谷岬は別の場所と見てください!!

市内から走る事30分で日本最北の地「宗谷岬」に到着!!

ここは観光目的だけでなく、バイク乗りや自転車乗り、徒歩旅行の方が「目標」でやってくる事も多いです。

宗谷岬には本土最北端の碑と間宮林蔵の銅像が有名で、そこだけ記念写真撮って帰ってしまう方が多いですが、周辺にはいくつか観ておきたいスポットがあります。

まずはクルマやバイクが好きな方は「最北端のガソリンスタンド」での給油がお勧め。
記念グッズが貰えます!!

小高い丘を登った所にある旧日本海軍の望楼。

太平洋戦争が終わるまでは、ここから敵軍の潜水艦等を監視していたそうです。

さらに上には「祈りの塔」。
宗谷海峡の先を飛行していた大韓航空機(旅客機)が進路を外れて旧ソ連の領域に入ってしまい、旧ソ連軍のミサイル攻撃を受けた事故があります。

乗客乗員全てが犠牲になり、日本人も含まれていました。
犠牲者の慰霊碑でもあり、この歴史的事件を風化させない為にも、後世に伝える為にそびえています。

江戸時代にこの地から樺太に渡り、調査した探検家「間宮林蔵」は、私の地元の近く茨城県つくばみらい市(常陸国筑波郡上平柳村)出身です。
周囲の景色も美しい。

宗谷岬へ初めて行く方は、天気が良い時を選んで、2時間ほどは滞在して観て回ってほしいです。

石垣島出身の赤フィルは、更に先のサハリンを眺めて何を想っているのでしょう。
つい長居してしまう、今回の最大の目的地北海道稚内市「宗谷岬」。
ブログ一覧 |
カローラフィールダー | 旅行/地域
Posted at
2017/06/30 23:22:40