
土曜日のトミカのアコード購入のブログアップでちらっと触れていましたが、
先週、今週の2週間、ほぼ、夫婦で家を空け(仕事のある長男は留守番)ていました。
これまで、あちこちで自分がホンダ初優勝の1965年生まれであることに触れておりました。自分も今年の6月が60回目の誕生日ということで、会社から定年を迎える月に2週間の永年勤続休暇なるものをいただけたため、先週末から今週まで仕事を休んでいるという次第です。(とは言え、継続雇用制度があり、(給料はドカンと減りますが(^_^;))来月以降も仕事はこれまでと全く変わりません。)
ということで、せっかくの長期休暇のため、休暇の前半となる先週、博多駅前のホテルを予約(3泊)し、実家の母を連れ、妻と3人で九州まで行ってまいりましたので、勝手ながらのご報告となります。
(かなりの長文かつ乱文申し訳ありません。)
今回は月曜日から木曜日までの博多を拠点とした3泊4日の旅ですが、九州を選んだのは、母の故郷が、福岡の飯塚市であったことが一番の理由です。妻も、九州北部の興味のある場所を回れるので、母も一緒の旅で全然問題無いということで決まりました。これまでの他の旅行ブログなどをご覧の方はお気づきでしょうが、妻が私の母と割と仲良くやってくれているので、本当に感謝しています。(むしろ、今回の九州の旅の提案も妻からでした。)昨年前半まで体調が悪かった高齢の母も、「もう、生きているうちに故郷の飯塚へ行くことはできないだろうと諦めていた。」という状況でしたから、タイミング良く親孝行することもできました。
さすがに宇都宮から直接だと大変なので、夫婦で実家(千葉の柏)に前泊し、我々の旅に合わせたように?九州北部が梅雨入りした6/9(月)に東京から新幹線で博多まで向かいました。
9:30発の博多行きのぞみでした。
約5時間で博多到着。
飛行機も考えましたが、母が、あっという間に着いてしまう飛行機より、ゆっくり話をしながら行ける新幹線が良いということで新幹線となりました。
それでも、博多までの5時間はあっという間でした。
梅雨入りの影響か、博多駅もどんより。
初日は、博多到着が14:30であったのであちこち回るようなあまり時間は無く、取り急ぎ1か所に絞り込み、母の勧めで博多から篠栗線で南蔵院の涅槃像を観に行きました。ここは、高野山真言宗の別格本山とのこと。
「城戸南蔵院前駅」からすぐ近くなんですが、急階段と急坂で結構上ります。母が息切れしてしまうので、時間をかけて上りました。
全体はこんな感じ。1995年から公開されているそうです。
全長44mあり、スマートですね。顔つきもクールです。
小雨は降っていましたが、空も明るく、雨量も少なかったので、幸い拝観に不便はありませんでした。
こんなのは初めて見ました。
足の裏が礼拝の対象となっているようですね。
夕方となったので、そのまま博多に戻り、ホテルチェックイン前に、まずは、人気のもつ鍋屋さん「一慶」で夕食。
ちゃんとしたもつ鍋屋でもつ鍋を食べたのは初めてでしたが、とっても美味しかったです。
夕食後、ホテルにチェックインし、疲れた母をホテルに残し、妻とホテルの近くにあるショッピングモールの「キャナルシティ」へ行きました。妻から、夜のイルミネーションが綺麗なので見に行きたいというリクエストでした。
中に入り、早速モール中心部の噴水広場のイルミネーションを見ていたら、なんだか人が沢山集まってきました。ガンダムのプロジェクションマッピングによるショーが始まるようでした。
ということで、10分程度ですから、全部見ちゃいました。(笑)
もともと妻が行こうと言い出した場所なので、全く知りませんでしたが、ここにはガンダムベース(全国にいくつかあるガンダムグッズばかりの専門店)があり、せっかくなので見学。
閉店近くまでキャナルシティ内を回り、初日はここまで。
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2日目は、1日かけて母の故郷を回る日としたので、前日と同じ篠栗線で飯塚まで電車移動。
JR飯塚駅前のトヨタレンタカーで1日ヤリスを借りました。
トヨタ車を運転するのは、ガラスコーティング中の代車のヴィッツ以来のことですね。(後で留守番していた長男が写真を見て、私にはヤリスは似合わないと言われました。(笑))
まずは、飯塚のアーケード商店街の一角にある、銘菓ひよこのお店へ。
ここは自分が子供の頃、約50年前にも来た店です。
知っている方もいらっしゃるかも知れませんが、今や東京銘菓となっている「東京ひよこ」は本家がこの福岡県飯塚市のひよこが発祥の銘菓であり、のれん分けされたのが「東京ひよこ」です。(「東京ひよこ」のHPにもちゃんと記載されています。)
この日は、母が昔お世話になった方の家などを訪ねたり、実家のあった場所(今は無い)や通った学校があった場所など、可能な限りヤリスで回りました。
写真後ろのお寺は、母が昔にお世話になったお寺。「善照寺」
しかし、このヤリス、割と新しくて1日乗る車としてはとても良かったです。ただし、1300CCの廉価版グレードですが、非力なのは仕方ないとしても、ホンダ車ばかり乗ってきた私としては、やはり運転の楽しさはイマイチでした。
この飯塚のあたりは、昔の筑豊炭田の炭鉱町で、どこを見てものどかな風景が続きます。私が小学生の時に来た時は、小倉から飯塚までの鉄道では、当時まだまだ現役のD51が牽く列車で訪れた記憶があります。SLファンだった私としては、途中の直方駅の近くにあった直方機関区の扇方機関庫なども通過し、大興奮でした。ちなみに、飯塚からさらに南の方に行くと、進撃の巨人の作者の故郷(物語のベースとなった土地)の日田市があります。
地元の道の駅。中は道の駅というより、食料品を中心としたスーパーという雰囲気でした。
暗くなる頃にヤリスを返却して、電車で博多に戻りました。
夕食は、偶然ホテルの近くにあったこちらも割と人気の店らしい「次男坊」へ。
豚骨ラーメンにありがちな豚骨の臭み(妻がちょっと苦手らしい)が少なくてとても美味しかったです。
2日目はここで終了。長年会いたかった人達とも会えて、母も大変喜んでおりました。
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3日目は、門司港 → 戸畑 → 小倉 と九州北部を回りました。
まずは、新幹線自由席(ちょっともったいなかったですが、博多から小倉まで所要時間たった20分なので在来線よりかなり時間短縮できる)で小倉まで、そこから在来線で門司港まで行きました。10時頃に到着。この日は、梅雨入りした北九州ではありますが、我々の移動先はどこも薄日が差すくらいでやや暑いくらいで、観光するには良い天気でした。
2012年から2019年までで改修工事が行われた門司港駅。
(子供達が小さい頃(約20年程前でしょうか)、改修前に家族で来たことがあります。)
改修前はこんな感じでした。
まず、門司港駅すぐ横にある、妻が目を付けていた焼カレー店の入店リストに予約記入。(平日なので、リスト1番目でした。)店頭の二人は妻と母です。(^_^;)
11時のカレー店開店まで、近辺の名所を散策。
アインシュタインが宿泊したという、旧三井倶楽部
旧大阪商船
ガイドブックのような写真ばかりですみません。
旧門司税関
奥に見えるのが関門海峡の橋。
11時になったので、予約のカレー店で早めの昼食。
妻が頼んだ人気の野菜ソムリエ焼カレー。
奥は自分が頼んだ、ホワイトソースとアスパラの乗ったカレーです。
母はピザを頼み、2種のカレーを含めて3人でシェアして食べました。
昼前後は平日でも連日行列の店なので、美味しかったのは言うまでもありません。
昼食後は、徒歩で海沿いを少し歩いて、関門海峡ミュージアムへ。
写真右側の人形での再現のように、門司港の歴史ではバナナのたたき売りが大きく伝えられています。
個人的には門司港駅すぐそばの九州鉄道記念館も気になりましたが、時間が無かったのと、前回来た時には中を見ているので、今回は諦めました。
戸畑や小倉にも行く予定だったので、ミュージアムは早々に引き上げ、門司港駅から戸畑へ。戸畑駅を降りると、駅前から数百メートル程度の正面に赤い若戸大橋が見えます。
この若戸大橋までのまっすぐの道の途中に母が若い時にお世話になった方のお宅があり、ご挨拶してから若戸大橋の橋脚のたもとへ。この橋、私が子供の頃に母に連れられて来た時は歩いて渡れたのですが、今は車のみの通行だそうです。(今は私は高所恐怖症なので、上れたとしても歩いて渡るなんて絶対無理ですが...。)
夕方が近づいてきたので、急いで小倉に戻り、小倉城へ。
ここも訪れるのは二度目ですが、天守に上がったのは初めてです。
中には大阪城のようにエレベーターがあり、鉄筋コンクリートでの再建だったんですね。エレベーターのおかげで母も天守まで上がることができました。
ブラタモリ好きの私としては、石垣の積み上げ方も気になります。(笑)
小倉城は野面加工の乱積みのようですね。
天守まで登ったあと、小倉城の隣にあるショッピングモールのリバーウォーク北九州店を覗いてみました。20年前も入った記憶があります。
リバーウォークで夕食と思ったのですが、気になる店が見つからず、小倉駅に戻り駅ビルのレストラン街で夕食。
結局、博多天神町で人気の「天神ホルモン」の支店があったので、ここで、ホルモンの定食になりました。
夕食後、小倉から博多に戻り、3日目終了。
私のスマホの歩数計は2万歩に届きました。ヘトヘトです。
母も途中休んでもらったり待っててもらったりしましたが、相当疲れたはずですね。
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最終日の4日目は、帰りの新幹線が博多15時発なので、朝早くホテルをチェックアウトし、西鉄バスで太宰府天満宮へ行くことにしました。
40分程で西鉄太宰府駅前に到着。
今回はバスでしたので利用しませんでしたが、電車の改札はこんな感じ。
博多から電車だとバスよりは若干早く着きますが、乗り換えが必要です。
大宰府の参道と言えば、やはり梅ケ枝餅ですね!
結局梅ヶ枝餅は、参道の行きと帰りで別の店で結局2回食べました。(^_^;)
鳥居を通り、
太鼓橋を抜け、
桜門を通り、
御本殿へ。
2026年まで元の御本殿は大改修中で後ろにあり、今は写真の仮殿となっています。屋根の上に草木が生えている不思議な建築物となっています。

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仮殿の後ろで足場に囲まれているのが改修中の御本殿。
帰りには、すぐ近くの九州国立博物館の外観のみ(時間が無かったので)見てきました。(笑)
ということで、若干駆け足での太宰府天満宮参拝終了。
参道のガラス細工店で、自分達へのお土産にガラスのだるまを買いました。
結局、あちこちで買ったお土産はお菓子や食品ばかりで、今回の旅で形に残るものはコレだけでした。(笑)
時間が危うくなり、急いで大宰府駅に戻り、バスの帰路で博多駅に戻りました。
地下街の博多うどんの人気店で肉ごぼう天うどんを食べ、新幹線の時間まで、お土産を買ったり、新幹線で食べる夕食の駅弁を買ったり、博多の最後の時間を過ごしました。
そして、予定どおり、博多から帰路の新幹線で東京へ。
15時発ののぞみでした。
20時には東京に到着し、常磐線で実家のある柏へ戻りました。
しかし、国内旅行とは言え、今はどこへ旅行してもお金が掛かりますね。台湾や韓国あたりの方が安く済むのかも知れません。調子に乗ってあちこち行ったり食べたりしてきたので、結局、退職金を食いつぶしてきたような気分もちょっとあったりして...。まぁ、仕方ないですが。(^_^;)
とりあえず、梅雨入りした割には、行程先はどこもまぁまぁのお天気で、ほぼ予定どおりに旅を楽しむことができました。出かけるのが好きな妻も十分楽しめたようですし、母も、歳をとってからずっと気がかりだった遠い故郷の知り合いに挨拶回りや場所を訪れることができて満足だったようです。
ということで、千葉の実家に後泊してから先週末には一旦宇都宮の自宅に戻りましたが、過密な旅行で疲れ切った状態からの休暇後半はまた別ブログで...。
ここまで見ていただいた皆様、長い内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。