
名前は知っていて、某グルメサイトでも非常に高評価だったので、是非とも行ってみたかったのですが、汐留に近い所に有ると言う事で、今まで足を伸ばした事が有りませんでした。
今回、偶然予定が1時間近く早く終わってしまい、次の予定との間がかなり空いたので、足を伸ばしてみる事にしました。
場所が非常に分かり辛いのですが、分かってしまえば次回以降は簡単に行かれそうです。
店構えは、「篝」とは対照的に黒で統一されていますが、「篝」同様に和食の割烹の様な外観です。
中に入っても、とてもラーメン屋には見えません。
メニューも塩ラーメンと白醤油ラーメンの2つだけで、それぞれ温かいのとつけ麺の両方が有ります。
後はトッピングと付け合わせのご飯といった感じです。
今回、非常に悩みましたが、「
進化」で白醤油ラーメンを食べていなかったので、どうしても食べてみたくなって、「白醤油ラーメン」+味玉という組み合わせでオーダーしました。
少し早めの時間だったので、まだ行列も無く、オーダーしてものの3分位で出て来ました(驚)
運ばれて来る途中で、「!!」既に普通と違います。
漂って来る香りがラーメンのそれでは有りません。
魚介系のスープの店は多くなりましたが、大抵はそのダシの香りが強く香って来るものです。
しかし、「銀笹」の場合はどう考えても「お吸い物」の香りです。
つまり鰹の2番ダシ+昆布ダシの様な香りがして来るのです。
実際、運ばれて来たラーメンには、海老しんじょが入っていて、まるで和食のお吸い物そのものでした。
スープは動物系の感じが少なめですが、恐らく鶏ガラ+魚介系だと思われます。
トッピングの水菜と玉葱のスライスも爽やかさの演出に一役買っている様です。
中細の麺はコシは有りますが、かんすいが少なめなのか殆どそうめんの様に白く、この淡麗スープに非常にマッチしています。
対照的に大きなチャーシューは炙って有り、食べ応えの有る濃厚なものでした。
このチャーシューのお陰で、和食だったのが「ラーメン」に変化します。
トッピングに「アオサと焦し人参」が出て来て、途中で入れてみましたが、アオサの風味と端麗なスープの相性は最高です。
正直、チャーシューが無ければラーメンとは別の食べ物を食べている感覚になります。
店構えもさることながら、器もお盆もレンゲも和風で、トッピングも和風、辛うじてチャーシューだけがラーメンを主張しています。
追加で入れた味玉も、醤油ベースですが味付けは和風で、見事なハーモニーです。
と、ここまで書いていて、似た様な感覚のお店を思い出しました。
有楽町の「麺屋ひょっとこ」が近い感じです。
しかし、「麺屋ひょっとこ」よりも更に和風な感じがします。
ここまで来るとラーメンと呼んで良いものかどうか、というレベルです。
塩もしくは白醤油ベースのラーメンとしては、今まで「
進化」以上は無いのではないかと思っていましたが、ラーメンというジャンルを超えているここのラーメンは、それと比肩し得る、繊細且つ大胆なお味でした。
さっぱり系ラーメンの頂点として、
「麺屋ひょっとこ」と並んで、有楽町/銀座エリアだけでなく、自分の中で3本の指に入ると思います。
あと1ヶ月位は銀座エリアに通う事になりそうなので、是非再訪したい店の1つになりました♪
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ラーメン | 日記
Posted at
2013/06/12 22:29:01