2020年3月のラーメン②の続きです。
13.は原当麻の「国界」。
神様お気に入りのラーメン店です。
たまたま神様の実家に行った帰りだったので、夜に伺いました。
私は「チャーシューメン」¥1050+「特製煮玉子」¥110を、奥様は「ラーメン」¥850+「特製煮玉子」¥110をオーダーしました。
まずは神様の「ラーメン」+「特製煮玉子」が着丼。
「ラーメン」には海苔とナルトが載っています。
続いて私の「チャーシューメン」+「特製煮玉子」が着丼。
チャーシューx5枚が載っています。
まずはスープを一口。
一口飲んでみて、やはり昔の味と違っている事を確信しました。
前回は「ラーメン」だからかと思いましたが、やはり「チャーシューメン」も変わっています。
昔の「国界」の「ラーメン」や「チャーシューメン」はかなり甘みの有るスープでした。
鶏ガラスープに鶏油、醤油と言う所は不変ですし、バラチャーシューも見た目は変わりありませんが、甘みが大分少なくなっています。
恐らく先代の店主さんから代替わりされた様で、今は店主さんが若返っています。
昔の甘いスープから、少し甘みを抑えた味に変えた様です。
個人的にはこの方が旨いと思います。
麺は懐かしの黄色っぽい中細縮れ麺。
所謂「中華麺」という感じで、加水率高めのツルツル食感の麺。
鶏ガラスープに良く合います。
トッピングのバラチャーシュー。
見た目は変わっていませんが、これもスープと同様に甘さが抑えられています。
個人的にはこの味の方が好みです。
非常に柔らかくて、持ち上げると千切れてしまいそうです。
濃い色のメンマ。
唯一このメンマだけが昔のままの甘い味付けです。
ノスタルジックな感傷に浸れます。
途中、卓上の胡椒で味変。
醤油味スープだけに、胡椒は良く合います。
でも「国界」のスープなら七味の方が合うかもしれません。
追加トッピングの「特製煮玉子」。
前回は固茹ででしたが、今回は黄身がトロトロの半熟で、なかなか美味しい味玉でした。
と言う訳で、完食。
改めてスープを味わってみましたが、甘みが無くなった分、本来の鶏の旨味が感じられる様になっています。
タイプ的には三ノ輪の「トイ・ボックス」さんが近い感じです。
しかし全く甘みが無い訳では無く、そういう意味では伝統の味をきちんと伝えています。
値段が高いというレビューが多いですが、確かに高いものの、価格に見合った味では有ります。
本店で食べた事が無いので、これがオリジナルの味なのかどうかは分かりませんが、少なくともこの味は「国界」独特のもので、他には無い味ですので、そう言う意味では価値が有るのでは無いかと思います。
14.は「Sagamihara 欅 〜HANARE〜」。
Twitter情報で「まぜそばの白〜ちょいスープ付き〜」が提供されると言う事で、行って来ました。
「まぜそばの白〜ちょいスープ付き〜」は「まぜそば」¥600の食券+現金¥100で注文時に「限定で」と伝えます。
今日は混雑していたので、待つ事20分程で「まぜそばの白〜ちょいスープ付き〜」が着丼しました。
「まぜそばの白」
かなりの量の背脂が載っています。
「ちょいスープ」。
豚清湯スープに塩ダレの、「オダサガの白」っぽいスープ。
刻み葱が散らしてあります。
そのまま飲んでも良いですが、つけ麺の様に麺を浸けて食べてもOKです。
まずは「まぜそば」なので、良く混ぜます。
底には塩ダレとスープが入っており、卵黄を混ぜても全体的に白っぽい感じになります。
良く混ぜたら、麺リフト。
自家製麺の中太麺は、茹で前に良く手揉みされているので縮れています。
白い背脂と塩ダレが絡んでいます。
フライドガーリックのお陰で少しニンニクっぽい味がします。
「ちょいスープ」に浸してみます。
豚清湯スープに洗われて、余分な脂が落ちるので、比較的サッパリします。
個人的にはこの方が食べ易いです。
トッピングの角切りチャーシュー。
スモークしてあるので、香ばしい風味が有ります。
丼の縁の柚子胡椒を、角切りチャーシューに付けて頂きます。
自分が柚子胡椒好きと言う事も有りますが、柚子の爽やかな香りと唐辛子のピリリとした辛さで、より美味しくなります。
後半は背脂がちょっと重たいので、卓上の酢を入れて味変します。
予想通り、酢の酸味で爽やかな味になり、背脂の重さが大分緩和されます。
と言う訳で、完食。
レギュラーメニューの「まぜそば」が醤油ダレなのに対して、「まぜそばの白」は塩ダレで、トッピングもフライドガーリックが追加されています。
また背脂が増量されていて、よりパンチの有る味になっています。
フライドガーリックは香ばしさと味にコクが出るので、良いトッピングだと思います。
塩ダレは醤油ダレに比べて少し淡白なので、フライドガーリックが効果的です。
醤油ダレの「まぜそば」にはラー油が良く合いましたが、塩ダレだとラー油は合わないかもしれません。
しかしお酢はどちらでもサッパリさせてくれるので、個人的には必須です。
また、「まぜそばの白」は「ちょいスープ」に浸して食べた方が美味しく感じたので、「ちょいスープ」は必須だと思いました。
15.は鶴間の「横浜らーめん 七七家」。
前々から食べてみたかった「担々麺」を食べに行って来ました。
「担々麺」はすぐ見つかりましたが、サイドメニューの「餃子」のボタンを探すのに一苦労。
奥様は「らーめん」と「味玉」にしました。
お好みは「麺硬め」、辛さは「大辛」で、奥様は「味薄め、油少なめ」にしました。
「担々麺」用の小さなすり鉢と擂り粉木が出て来ます。
ラーメンを待つ間、胡麻を擂ります。
餃子が先に出て来ました。
「七七家」さんの餃子は皮が厚手でモッチリとしていて、餡もたっぷり詰まっていて大きめの餃子です。
次いで、奥様の「らーめん」が着丼。
海苔増し&チャーシュー増しになっています。
その上、「味玉」まで無料で付けて頂いて、至れり尽くせりです。
次いで、私の「担々麺」「麺硬め」「大辛」が着丼。
なんと私の「担々麺」にも「味玉」が載っています。
本当に至れり尽くせりです。
まずはスープから。
蒙古タンメン中本の北極を食べ慣れている私でも、かなり辛いと思う位の辛さです。
中本の「味噌卵麺」(辛さ度8)程度の辛さが有ります。
ただ辛いだけでなく、「七七家」さんの濃厚な豚骨スープと芝麻醬の旨さもしっかり有って、旨いスープです。
麺は丸山製麺の「弐七家」さん特注麺。
中太の麺は家系にしては珍しい縮れ麺です。
モチっとした食感で美味しい麺です。
折角擂った胡麻を掛け忘れていたので、ここで掛けました。
芝麻醬に加えて擂り胡麻が加わる事で、香ばしさが増します。
トッピングのキクラゲ。
たっぷり入ったキクラゲは家系ラーメンにも良く合います。
サクサク食感と風味が、濃厚なスープと合っています。
トッピングの青梗菜。
ちょっとピンボケで済みません。
青梗菜が辛さを緩和してくれて、丁度良い味になります。
麺と共に肉味噌と青梗菜を食べると、辛さと旨味が丁度良くバランスして旨いです。
スープの旨味がハッキリとわかります。
サービスして頂いた「味玉」。
黄身がトロトロの半熟で、美味しい味玉です。
辛さを緩和する役割も有るので、味玉が有って良かったです。
と言う訳で完食。
期待した通り、「七七家」さんの「担々麺」はやはり旨い担々麺でした。
ベースのスープが旨い上に、「弐七家」さん特注麺も旨く、具材の方も抜かりが有りません。
サイドメニューの餃子も旨いですし、ウチの奥様も絶賛のチャーシューはビールのつまみに最高です。
個人的には、おつまみの「ネギチャーシュー」が激ウマなので、「塩ネギらーめん」のチャーシュー増しなんて最高なんじゃ無いかと思います。
16.は「一条流がんこ総本家相模原分店」。
Twitter情報で「厚切りベーコーン塩ラーメン」が提供されるとの事で、行って来ました。
12:00頃伺うと、なんと店の前に小学生位の子供6人とお母さん4人の団体が外待ち中でした。
高齢のご夫婦がその後に並んでいたので、13番目に着きました。
マニア②「つけ麺・青唐辛痛味噌」もとても惹かれましたが、「一条流がんこ」の塩味が激ウマなのは確実なので、マニア③「厚切りベーコーン塩ラーメン」にしました。
待つ事10分程で、「厚切りベーコン塩ラーメン」が着丼。
甘い香りが漂って来るのは、大量に入ったコーンでしょうか?
まずはスープを一口。
透き通ったスープは、「がんこ」にしたので塩分強めですが、クリアな味の中にどっしり感と甘みが感じられます。
甘みはコーン由来ではなさそうで、多分バターでは無いかと思われます。
どっしり感はベーコンに依るものでしょうか?
麺は黄色いツルツルした多加水麺っぽい麺。
茹で加減「硬め」でお願いしたので、比較的硬めに茹で上がっています。
ツルツルとした食感で、スープを良く持ち上げるので、塩味スープとの相性は良い様です。
トッピングの「厚切りベーコン」。
ダシガラにはなっておらず、しっとりとして美味しいベーコンです。
厚さはこんな感じ。
横にすると厚さ1cm位のベーコンで、結構食べ応えが有ります。
トッピングの大きな穂先メンマ。
これが2本入っています。
トッピングのコーン。
たっぷり入ったコーンは甘く茹でられているのですが、スープにはコーンの甘さは有りません。
トッピングのたっぷり載ったスライス葱。
塩味スープに葱は鉄板の旨さです。
と言う訳で、完食。
前回の「シャキシャキの青ネギに熱々の鶏油がけラーメン」は衝撃を受けるほど激ウマでしたが、今回の「厚切りベーコン塩ラーメン」はそこまでインパクトは強く無いものの、想像を超えて来る旨さは健在でした。
ベーコンのラーメンと聞いて、ベーコンで出汁をとったのかと思いきや、恐らく鶏の出汁ベースと思われ、そこにベーコンが入っている様な感じです。
また、多分バターと思われる油を使っている様で、甘みが感じられます。
塩分強めのスープに甘いコーンが良く合っていて、スライス葱の爽やかな辛さも良い感じです。
流石は「一条流がんこ総本家 相模原分店」だけ有って、想像した味を上回る旨さでした。
レギュラーメニューも盤石の旨さで、限定麺の自由自在な味の変化はいつも驚かされます。
17.は町田の「一番いちばん」。
未食だった「つけ麺」を食べようと思い立って、行って来ました。
が、しかし店頭に「本日生姜醤油のみの販売になります」の文字が!
事情は良く分かりませんが、今日は「生姜醤油」しか無い様です。
雲呑と味玉が食べたかったので「特生姜中華」にしました。
が、良く見たら味玉が載ってません・・・家に帰って写真を見て気付きました(笑)
実は前回は「雲呑生姜中華」の食券を買ったのですが、何故か「特生姜中華」になっていました。
今回は「特生姜中華」で味玉が無かったのですが、前回ちょっと得をしていたので、これでチャラですね(笑)
まずはスープを一口。
相変わらず醤油の旨味がたっぷりのスープ。
無論、清湯系鶏ガラスープと鶏油の旨さもバッチリです。
そして生姜を溶けば、更に旨味が増します。
麺は青竹踏み手打ち麺。
手打ち麺は「麺や 七彩」や「手打 焔」さんなどでも味わいましたが、個人的には今の所「一番いちばん」さんが最高峰では無いかと思っています。
麺のコシや喉越しもさる事ながら、旨さと言う面でも群を抜いていると思います。
トッピングの、3種のチャーシューの内のバラチャーシュー。
「一番いちばん」さんのチャーシューは比較的肉感を残したチャーシューで、しっかりとした食感が特徴です。
バラチャーシューは味もしっかり浸みており、周囲を焼いてあります。
適度に脂が乗っていて、脂の甘みも味わえます。
トッピングのロースチャーシュー。
比較的薄手ながら、しっかりとした食感と味で、肉の旨みを味わえるチャーシューです。
トッピングの鶏チャーシュー。
鶏チャーシューはしっとり感が有り、比較的薄味なので醤油味スープに良く合います。
生姜中華の場合は生姜が加わり、更に旨くなります。
トッピングの大きな雲呑。
ワンタン麺の中では1,2を争う大きさと旨さの雲呑です。
四ツ谷の「支那そば屋 こうや」さんのワンタンと並び、個人的には最も旨いワンタンだと思っています。
トッピングの細めのメンマ。
サクサク食感でしっかり味の浸みたメンマ。
醤油味スープとの相性もバッチリです。
トッピングの小松菜。
茹で加減が絶妙で、スープに浸して食べると絶品です。
トッピングの海苔。
ラーメンの必需品の海苔。
麺を包んで食べると美味しいです。
海苔巻き麺は定番にして最強です。
普段は卓上調味料は無いのですが、今日は「生姜中華」のみだからか、七味唐辛子が卓上に出ています。
いつもは「生姜中華」を頼んだお客さんに、個別に出していますが、今日は「生姜中華」のみなので、卓上に置いて有る様です。
途中味変で七味を投入。
七味は味が変わらずに辛さが加わるので、ここのスープには良く合います。
と言う訳で、完食。
ついついスープも結構飲んでしまいました。
本当は「つけ麺」を食べようと思って行ったのですが、どっちみち「雲呑つけ麺」か「特つけ麺」にしようかと思っていたので、「特生姜中華」でも全然問題有りません。
最高峰の手打ち麺を近所で堪能出来るので、「一番いちばん」さんは最高です。
18.は「肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店」。
3/11(水)から提供が開始された、限定麺の「賄いチャンポン」を食べに行って来ました。
まずは神様の「背脂煮干」+「味玉」が着丼。
玉ねぎが苦手な神様は、「玉ねぎ抜き」でお願いしました。
次いで、私の「賄いチャンポン」が到着。
恐らく「ニボMAX」と同じと思われる、一回り大きい丼で出て来ました。
見た所、かなりのボリュームの様です。
まずはスープを一口。
「肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店」は、30年前に博多ラーメン店としてオープンしたのが始まりで、創業から一昨年までは本店は博多ラーメン店でした。
なので豚骨スープはお手の物です。
白濁したスープはクリーミーで臭みは無く、イメージ通りの豚骨スープです。
ブラックペッパーのスパイシーさがアクセントになっています。
麺は「賄いチャンポン」の為に打った専用麺。
太麺ストレート麺は全粒粉練り込み麺で、モチモチ感が有り、小麦の風味がする旨い麺です。
「味噌MAX」の麺に似ていますが、ちょっと太めかも知れません。
トッピングの大きめの豚肉。
一般的なチャンポンより、結構大き目な肉が入っています。
トッピングの刻んださつま揚げ。
コレが無いとチャンポンらしく無いですね。
トッピングの小エビ。
これもチャンポンには欠かせない具材です。
トッピングの烏賊。
これもチャンポンには必需品です。
トッピングの浅蜊。
良い出汁が出るので、チャンポンには欠かせない具材です。
トッピングのカニカマ。
ホンモノの蟹には敵いませんが、カニカマもシーフード感を出せる具材です。
モヤシやキャベツ、ニンジン、長ネギも入っています。
炒めてあるので、香ばしさと旨みがしっかり出ています。
麺と具材を一緒に食べると、旨さ倍増です。
それにしても、麺が多くてなかなか減りません・・・
漸く完食。
これは多分麺量300g位有るんじゃ無いでしょうか?
オマケに具材もたっぷりで、結構食べでが有ります。
限定メニューのチャンポンですが、元々博多ラーメン店だっただけの事は有って、豚骨スープはお手の物です。
きっと今後も豚骨スープを使った限定麺が出ると思います。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・