今月は25杯でした。
諸般の事情により都内で単身生活を余儀なくされているので、地元のラーメン店巡りは難しくなりましたが、代わりに都内の店を開拓している感じです。
1.は、小田急相模原の「石山商店」。
11月限定の「カタクチイワシの煮干しらーめん生姜風味」は名前の通り生姜香るイワシ煮干しスープが旨い淡麗の白醤油スープに細麺の組み合わせで、秋らしい味わいの一杯です。
2.は、町田の「蒙古タンメン中本町田店」。
11月1〜15限定の「中本風タンタン麺」は芝麻醬を使った担々麺風の一杯。
辛さ3倍にして漸く普通の北極ラーメン位の辛さ。
具沢山でボリュームの有る一杯です。
3.は、八王子の「らーめん楓」。
20周年を迎えると言う事で、周年祭には伺えないので早めに訪問。
1日50食限定の「地鶏白湯担々麺」はその名の通り、地鶏の白湯スープベースの担々麺。
清湯スープベースの担々麺よりクリーミーでコクのあるスープが特徴です。
4.は、八王子の「シゲジン」。
「シゲジン」さんはビーフシチューの様なつけ麺やラーメンの「ビーフつけ麺/ラーメン」が有名ですが、実は「にぼしラーメン」や「ホタテラーメン」と言う清湯スープの淡麗な一杯も有ります。
いつも限定か「ビーフつけ麺」だったので、「にぼしラーメン」(塩)をいただきました。
スープが牛清湯なので、独特の風合いを持つ「にぼしラーメン」ですが、これがまたとても美味しいです。
5.は、東京ラーメンストリートの「革新家TOKYO」。
「ソラノイロ」を手がける宮崎千尋氏が、新進気鋭の「らーめん飛粋」とコラボした話題の家系ラーメン。
賛否両論有るものの、個人的には「らーめん飛粋」ほど前衛的では無いけれど既存の家系よりも洗練度が高いスープで、「家系」の枠内でかなり頑張った一杯だと思います。
6.は、浅草の「生田庵」。
名前の通り「すごい煮干しラーメン凪」の生田悟志氏の「ちゃん」の付かない「ちゃん系」のお店。
外観も内観も、メニューも全てが「ちゃん系」になっています。
「もり中華」+「茹で卵」にしたら玉子がダブってしまいました。
7.は、浅草の「浅草製麺」。
その昔一世を風靡した「よってこや」の系列っぽいですが自家製麺のお店です。
「イチオシ」と有った「担々つけ麺」にしましたが、ツルモチ麺は兎も角スープはこれと言って特徴の無い感じで印象の薄い味でした。
8.は、駒込の「麺屋ごとう」。
器からして「東池袋大勝軒系」ですが、年配のラーメン通の方に「昔、東池袋大勝軒で山岸大将と2人で厨房に立っていた」と聞きました。
見た目は「東池袋大勝軒系」ですが、あれ程甘みも酸味も強く無くて、個人的には「東池袋大勝軒系」の中でも1,2を争う旨さでした。
9.は、駒込の「ガンコンヌードル」。
名前はかなり前衛的ながら作るラーメンはオーソドックスからエスニック系まで幅広く、カレーでも有名なお店です。
初訪問だったので左上の法則で「ガンコン醤油ラーメン」にしようかと思ったら「韮香菜麺」なるエスニックラーメンが目に入ってしまい、ソレにしました。
パクチー好きには堪らないパクチー盛り盛りの一杯で、ピリ辛で酸味の有るスープと共に一発でファンになりました。
10.は、駒込の「辣椒漢(ラショウハン)」。
こちらは「汁なし担々麺」がウリで「担々麺」も人気の様ですが「四川麻辣麺」が有ったのでソレにしました。
真っ赤なスープと、レンゲに載った「花椒」がシビレを加えてなかなかの辛さです。
11.は、相模原市中央区横山の「らーめん たきび」。
馴染みのお店が「大つけ麺博」に出店すると言う事で駆けつけました。
並んでいると前田店主が気付いて手を振ってくれました。
この日の出店している中でも1、2を争う行列で、2日間で1350杯も売り上げたそうです。
12.は、西早稲田の「麺屋 宗」。
横のチャーシューは「純麦」のおつまみチャーシューです。
「金色香味塩らぁ麺」+発酵レモンバターの「そみファ玉」を追加しました。
淡麗な「金色香味塩らぁ麺」が「そみファ玉」を入れるとクリーミーでまろやかな味に変化して、1杯で二度美味しいラーメンでした。
13.は、駒込の「自家製麺ほんま」。
「貝塩ラーメン」¥1,000+「味玉」¥100をオーダーしたのに、何故か出て来たのは「味玉醤油ラーメン」¥1,050…。
昆布出汁の効いた醤油ラーメンはとても美味しかったのですが、オーダーミス+¥50損となると…(涙)。
14.は、本駒込の「麺屋HERO」。
ラーメン二郎桜台駅前店で働いていた方が独立したお店だそうですが、麺の感じは野猿二郎に良く似ています。
「ラーメン小」(350g)、「ラーメン少なめ」(280g)、「ラーメン半分」(200g)、「ラーメンミニ」(150g)で「ラーメン半分」(200g)にしたのですが、ヤサイの盛りの凄さ+ブタの巨大さで、一般的な二郎の「ラーメン小」を超えるボリュームで危うく撃沈するところでした(汗)。
15.は、大塚の「中華そば喜富」。
神田の「わいず」の系列のお店との事ですが、あの東池袋大勝軒の源流となった荻窪の「丸長」さんの「つけそば」インスパイアを提供してくれるとの事で訪問。
小さなスープ容器と短冊切りチャーシュー、自家製ラー油などは正に荻窪「丸長」さんの「つけそば」そのものです。
味の方は今風の小麦香るツルシコ麺+コクの有るスープですが、酸味と胡椒の辛さが若干足りない以外はかなり再現度が高いです。
16.は、駒込の「竹岡式ラーメン世良」。
「辛旨ラーメン ふじ本」と同一店舗で2ブランドを展開しています。
「竹岡式ラーメン」は元祖の「梅乃屋」さんや公認の「房総式ラーメン人力船」さんとは違いますが、懐かしの中華そば的な醤油の風味と、「竹岡式ラーメン」らしい、ちょっと塩味の濃いスープとゴロゴロ入っているチャーシューが良い感じです。
17.は、浅草橋の「饗くろ㐂」。
「味玉醤油」¥1,400+「和え玉 鴨」¥350。
以前の店舗よりもかなり浅草橋寄りに移転した新店舗は大将の趣味の製麺機や丼がディスプレイされたおしゃれな空間で、大将がこだわったラーメンを提供しています。
状況によって整理券・iPadによる順番・並びが使い分けられていて、X(旧Twitter)で情報を確認した方が良いです。
18.は、巣鴨の「アナタゼッタイアブラタリテナイ」。
店主の柴田さんは元目黒の「Only One Noodle 壱富士」店主で高円寺「黒黒黒」間借りで「アナタゼッタイアブラタリテナイ」を開業し、巣鴨の「まる恵中華そば」間借りに移転して営業しています。
2024年1月末で閉店し、飲食業からも離れると言う事で訪問。
名前からするより余程淡麗に近く、豚骨清湯スープ+塩ダレの「田中そば店」に近い感じの塩ラーメンで、どうしてコレが閉店・飲食から離れるのか理解出来ない位旨いです。
19.は、相模大野の「肉煮干中華そば鈴木ラーメン店」。
以前有った「淡麗煮干」とは具材が変わり、豚肩ロースチャーシューは変わらないもののバラ海苔と刻み玉ねぎトッピングになり、よりタレの旨さがUpしています。
20.は、駒込の「まぜそば めん佳」。
昼は「まぜそば めん佳」、夜は「otto albero」の2毛作のお店。
イタリアンシェフがイタリアンの技法でスパイシーなまぜそばを提供しています。
21.は、駒込の「ガンコンヌードル」。
こちらは正統派の醤油ラーメンの他にスパイシーなカレーでも有名なお店で、「醤油ラーメン+半カレー」が選べます。
22.は、大塚の「北大塚ラーメン」。
敷き詰められたチャーシューに圧倒されますが、実は丼のサイズは駅のホームの立喰そばの丼くらいの感じです。
懐かしの中華そば系の味のスープに、これまたノスタルジックな中細麺が良く合います。
しかし、「並」なら麺より多い位載っているチャーシューのお陰で満足感が有ります。
23.は、王子の「キング製麺」。
系列店が軒並み人気店と言う中でも「ワンタン麺」ならこの「キング製麺」。
「ワンタン麺」(山椒)は山椒の香る塩味スープに肉ワンタンと海老ワンタンが2個ずつ載っていて、プリプリの海老ワンタンも肉感が有ってジューシーな肉ワンタンもどちらも激ウマです。
24.は、巣鴨の「アナタセゼッタイセアブラタリテナイ」。
先週も行きましたがヒヨって「アブラまみれネギ塩ラーメン」にしてしまったので、最後位は気合を入れて「アブラまみれネギ塩豚ラーメン」に。
大きなチャーシューが5枚も載っている破壊力に危うく撃沈しそうになりました。
それにしても、これだけ旨いラーメンなのに閉店・飲食業も辞めてしまうのは本当に惜しいです。
25.は、小田急相模原の「らぁ麺 秀登」。
限定の「担々麺」(手打ち麺)は、味噌ベースのスープに芝麻醬と自家製ラー油、自家製肉味噌で手打ち麺に合う「担々麺」に。
今までは麺屋棣鄂製のウィング麺推しでしたが、手打ち麺推しに変えて行くそうで、ますます目が離せません。
と言う訳で、2023年11月のラーメンでしたが、どれも素晴らしい一杯でした。
諸般の事情により都内で暮らしているので、今後は都内のラーメンが増えそうです。