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2024年01月09日 イイね!

異常ななスペックが必要なアルピーヌ&ルノースポール

異常ななスペックが必要なアルピーヌ&ルノースポール

再び カストロールエッジ RN17 rsa 0W-40という純正オイルのスペックについてです。

MIKADO OILさんの表を参考に見てみます。



ACEA(欧州自動車工業規格)ではガソリンエンジン用がA規格、ディーゼルエンジン用がB規格 大型ディーゼル用がE規格です。ただしガソリン・ディーゼル共用としてA3/B4とか表示してあるものがほとんどです。ちなみにA3/B4は直噴エンジン用の長持ちするオイルです。ところが排気ガス規制が厳しくなるにつれて硫黄酸化物の規制も厳しくなりC3以上にする必要が出てきました。表の中でHTHSというのが7あります。これはヨーロッパのフリーウェイを高速走行する上で油温150℃の粘度の規格です。A3/B4でもC3でもHTHSは2.9~3.5というエリアにあればACEA規格はクリアしているのですがRN17 rsaは4.1という高粘度です。150℃の粘度についてルノースポール&アルピーヌが要求してできたオイルです。シェルヒリックス ウルトラ 5W-40 やモービル1 5W-40などの
スポーツ走行オイルは3.5前後ですからいかにアルピーヌが要求する粘度が異常に高いかわかります。



今後ますます厳しくなる排ガス規制においてオイルはGPFやDPFと共に厳しい環境に置かれるわけです。

オイルにはSAE規格とILSAC(国際潤滑油規格諮問委員会)規格、ACEA規格があります。

SAE規格  0W-40  低温粘度(40℃)と高温粘度(100℃)

API規格 

 

※途中のSG、SHは省略



現在の最新規格はSPです。年々省燃費化も進み、LSPIやタイミングチェーンの保護にも適応したオイルです。

ILSAC(国際潤滑油規格諮問委員会)規格



ILSAC規格は、エンジンの小型高出力化と環境負荷低減の両立のため、日米の自動車メーカー組織が制定したガソリンエンジン用のオイル規格です。ILSAC規格はAPI規格と同様、EOLCSによって認定され、認証品にはスターバーストマークが記載されます。2020年5月に、ILSACの次世代規格であるGF-6が、APIのSP規格とともに施行されます。(コスモ石油掲示)

A110はダウンサイジング直噴ターボです。よってAPI SPまたはACEAC3に対応してHTHSが4以上のオイルをアルピーヌが要求しているわけです。

ちなみにカストロールエッジ RN17 rsaの市場価格は3600円/L以上です。5クォート(5缶)で20000円近い費用が必要になります。カー用品ショップで販売されているエッジ0W-40は手頃で喜んでいたのですがRN17rsaとは全く違うオイルでした。HTHSは3.5でRN17の4.1には全く及びません。全開走行や炎天下では不安です。





このようにRN17 rsaはACEAのHTHS規格を飛び越えたオイルなのです。

私はA110に対応できるのはTOYOTAのGR5W-40だと思ってます。ACEAのC3は対応してないようですのでマイナーチェンジ後の車両には対応しないようですが初期型には使えるようです。粘度指数297 HTHS4.3です。高温ではRN17rsaの4.1を超える粘度を維持してます。





 






Posted at 2024/01/09 08:44:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンオイル | クルマ
2024年01月02日 イイね!

オイルが先かフィルターが先か!!

オイルが先かフィルターが先か!!私の場合2023年の走行距離は2500km強でした。オイル&フィルター交換後約8か月になります。距離的には少ないのですがどうしてもちょい乗りの回数が増えてしまうのでハードコンディションになります。油温が120℃を超えるような走行もないので車検のある4月まで待って交換するつもりです。

ここで悩むのがオイル交換時にフィルターを交換するかどうかです。当然フィルターも交換するに越したことはないが2500km強で必要かどうか。悩みます。

A110は直噴エンジンです。ということはインテークバルブにカーボンが付着しやすい。この対策としては
 
 ①定期的にFCR-062をガソリンタンクに添加。
 ②オイルにSOD-1プラス添加
 ③30分以上の高速走行で高回転を使ってカーボンを焼き飛ばす。

ぐらいです。

距離をあまり走らない車はエンジンオイル2回にフィルター1回交換ということをよく聞きます。ところが燃焼によってオイルは希釈されカーボン等のスラッジも交じってきます。エンジンフィルターがあるのになぜオイルにスラッジが混じるのか・・・それはオイルの温度が40℃を超えて柔らかくなってくるとオイルが循環するのにオイルフィルターのろ過機能が間に合わなくなりバイパスしてフィルターなしで送りだされるからです。
ここでもう一方の意見が出てくるわけです。オイル交換1回にフィルター2回交換。カーボンがインテークバルブに付着しやすい直噴エンジンではスラッジが発生しやすくなおさらフィルターをこまめに交換する必要があるという理論です。これも一理あります。

さてどうするかですが4月まで待ってオイル&フィルター同時交換です。1年3000km弱で年1回ということにします。



Posted at 2024/01/02 14:17:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンオイル | クルマ
2023年12月30日 イイね!

アルピーヌの純正オイルについて

アルピーヌの純正オイルについて

アルピーヌA110と付き合うときには自分では想像できないこともあります。
今日は謎が解けなかった純正カストロールエッジ 0W-40についてです。

ディーラーでオイル交換するとどうしてこんなに高いのかふしぎでした。
カストロールエッジ 0W-40が純正指定です。
メカニックには特殊なオイルとだけ聞いてました。

カー用品店でもよく見かけるカストロールエッジ0W-40ならSP規格で4L缶が置いてあります。価格もまあ納得価格です。こちらの粘度は40℃で79 100℃で13.5 HTHSは3.5?です。HTHSはオイルの高温限界性能と判断できます。150℃で2.6を超えてなければサーキット走行や酷暑のなかで油温があがる環境ではタービンの焼き付きも心配です。



ところがアルピーヌ純正のカストロールエッジはルノー指定の特別なオイルでした。RN17 rsaというルノースポールのオイルです。このオイルは粘度指数が40℃で95 100℃で16.1 粘度指数181 です。HTHS(150℃の高温高せん断粘度は4.1という0W-40としては驚きの硬いオイルです。

ちなみにモービル1やシェルヒリックスウルトラなどは粘度指数が165前後、HTHSが3.5前後です。これでも150℃の高温でも心配ない数値と思いますがアルピーヌ純正指定のRN17 rsa はHTHSが4.1という硬さです。これだけ硬くないと高温による熱害でタービンやエンジンブローが保証できないのかそれともミッドシップという環境が求めるのかわかりません。

最近の車は触媒がPM2.5などの公害対策もあるのでオイルはC3規格が望ましいところです。

ここでわたしが注目するのがTOYOTAのGRオイル5W-40です。



40℃の粘度54.6 100℃ 15.0 粘度指数は驚異の289 HTHS4.2となっています。低温では非常に軽くまわり高温になっても粘度は確保できる驚異のオイルです。これならアルピーヌの純正指定オイルRN17 rsa を低温でも高温でも上回っています。問題は公表されてないC3対応はどうかということだけです。




Posted at 2023/12/30 18:38:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンオイル | クルマ
2023年07月12日 イイね!

粘度指数300を超えた・・・GRオイル

粘度指数300を超えた・・・GRオイルオイル選びは難しくもあり楽しくもあります。
現在使用中のオイルはHKSのNA Racing 0W-40です。まだ交換後500kmしか走ってないのに次のオイル交換のオイルを検討するのも変な話ですがどうも気になるオイルが3つあります。



最初にロイヤルパープル HPS 10W-40 1クォート(0.946L)約2350円~5000円 輸入元により料金が大きく異なる。



次がTrybodyn 5W-40 1クォート  約6000円弱 超高額です。オイル交換だけでレスポンスもトルクもパワーも上がると言われているオイルです。



最後がGRオイル 5W-40 SN+ 4L 約7000円(1リッター1750円)

TOYOTAが本気で開発したオイル。0W-20のサーキットスペックは脅威の粘度指数307というとんでもない数値を達成してます。そして5W-40でも粘度指数は289という現存のオイルでは別次元の数値を確保してます。


(※kurumanaさんのデータ参照)GRオイルが低温で柔らかいにも関わらず高温になるほど粘度が落ちないのがわかります。ターボエンジンにも安心して使えそうです。これで充分という気にさせてくれます。TOYOTAさんやりますね。

Posted at 2023/07/12 09:29:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンオイル | クルマ
2022年08月07日 イイね!

アルピーヌA110のエンジンオイル

アルピーヌA110のエンジンオイル久々のオイル話です。
ルノーはELFに依頼して専用オイルを制作しました。代表的なのがEvulorution RN-TECK 5W-40です。SN規格です。ところが突然前触れなくCASTROL EDGE 0W-40に変更しました。しかし規格はSNのままです。



最近の車は小排気量化しながらパワーを稼ぐためにターボ化しなおかつ省燃費エンジンです。そのため直噴化やダイレクトイグニッションは当たり前、ピストンとシリンダーのクリアランスはさらに狭くなり精度の高いエンジンとなってます。そのエンジンには当然柔らかくて高温でも油膜を確保する高性能オイルが必要になります。油膜は粘度の硬さとは違います。ピストンのクリアランスによって決まります。最近のF1のエンジンは0W-5と聞きました。

私は今純正のカストロール エッジ0W-40ですが次もこのオイルでいいのか検証したくなりました。

小排気量ターボの一番のリスクは?LSPI(Low speed Pre ignition)です。一種のデトネーションです。私もフルチューンエンジンのECUを乗せ換えてマッピングしていた時に点火時期と燃調でよく注意されました。たまたま学習機能の付いたECUでしたが学習機能は走りながら修正を入れていくのであまりに攻めすぎたマッピングはエンジンブローの原因になります。

アルピーヌのECUはたぶんBosch製と思われます。以前のフランス車のような故障はないと思いますがオイルの性能までカバーするセッティングがしてあるわけではありません。

小排気量ターボエンジンにとってオイル選びとは何を持って基準とするか。それは規格しかないと思います。

SN規格→SP規格

どうしてSP規格にするのか。それはLSPIをほとんどなくしてエンジンを保護してくれるからです。もう一つ大きなメリットは最近のタイミングチェーンの摩耗を圧倒的に保護してくれるからです。タイミングチェーンはタイミングベルトより倍以上の耐久性がありますがSP規格オイルを使用すればほとんど一生涯交換不要です。
それ以外にもいろいろとメリットは大きくデメリットは価格だけです。



そこでCastrol Edge 0W-40ですが規格は残念ながらSNのままです。ここが摩訶不思議なところです。私の車も点火系や吸気系、ECUを少し手を入れているので低速からの加速時になんだかデトネーションぽい音がしてます。これは早くオイルを交換したほうが良さげです。

じゃあSP規格で0W-40を探してみるとなかなかありません。わずかです。まだ各メーカーが開発中です。0W-16なら種類豊富ですが硬い0W-40なんて使うエンジンはほとんどなくなりかけてますから。



①Shell HELIX ULTRA 5W-40 
一番手頃なSP規格オイルですが5W-40と少し硬いです。



②HKS Super NA Racing 0W-40
レースで有名なHKS製オイル。缶にはわざわざLSPI対応と表記してあります。



③Power Cluster Bilenza 0W-40
神奈川県に拠点を置くオイル専門の企業。巷で評判が上がっている。

その他探せばもう少しありそうです。最近のエンジンですから出来たら5W-40でなく0w-40を使いたいと思います。

 









Posted at 2022/08/07 07:44:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンオイル | クルマ

プロフィール

「[整備] #アルピーヌ 助手席フットレスト底上げ https://minkara.carview.co.jp/userid/1033047/car/3268881/7145466/note.aspx
何シテル?   12/07 11:22
器用貧乏の代表です。
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2012/05/25 16:25:30

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