• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ikenomotoのブログ一覧

2023年03月23日 イイね!

DCT(EDC)トランスミッションについて

DCT(EDC)トランスミッションについてA110はすべてのグレードがDCTトランスミッションを搭載してます。ルノーでEDCと呼ばれているフォードゲトラグ製の7速ダブルクラッチトランスミッションになります。奇数の1.3.5.7速と偶数の2.4.6速が常に次の変速に備えて待機しているのでマニュアルシフトより素早いシフトが誰でも可能になります。A110のトランスミッションは大きな欠点があります。それは軽量化のためにトランスミッションの耐トルクが320Nmとギリギリの設定になっていることです。
そもそも開発にあたりヨーロッパの流れのいいワインディングや高速道路などがメインユースとなっており日本の酷暑、高湿度、渋滞はあまり対象になってないと思われます。
一時期ボルボやフォルクスワーゲンもDCTを使ってました。ランエボⅩも採用してました。ところが10万Kmあたりまで耐久性を見込んでいたがDCTトランスミッションは車両によっては2〜3万Kmでも故障が発生し始めました。原因は想定外の酷暑、渋滞によるクラッチプレートの摩耗やオーバーヒートです。ゲトラグはパーツの配給による修理は認めていません。ランエボⅩは生産終了による契約解除でやっと一部のショップで修理が可能になったようですがA110は載せ替え以外にはできません。たぶん80万以上かかると思われます。
プロのレーサーがシフトするよりレスポンスのいいDCTが日本で普及しないのはこのようなコストと使用環境があります。それともう一つステップオートマの進化があります。今ではDCTに負けないレスポンスのオートマが開発されてきました。DCTが耐久性アップのため重量が増えオートマが効率アップして軽量化して重量の面でも優位性がなくなりました。ただしシフトの切れの良さやブリッピンクなどDCTの魅力がなくなってしまったわけではありません。
A110は手元にあるわけですからどう維持して行くかが問題です。まずは渋滞路を避けて過激なシフトを続けない。早めにオイル交換、クーリング改良。こんなところでしょうか。
Posted at 2023/03/23 11:05:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | トランスミッション | クルマ

プロフィール

「[整備] #アルピーヌ 助手席フットレスト底上げ https://minkara.carview.co.jp/userid/1033047/car/3268881/7145466/note.aspx
何シテル?   12/07 11:22
器用貧乏の代表です。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

フェンダー爪折部分の修理とオイル交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/05/25 16:25:30

愛車一覧

ルノー アルピーヌ ルノー アルピーヌ
復活したA110に乗ってます。この軽快さにはしびれます。
ルノー ルーテシア ルノー・スポール ルノー ルーテシア ルノー・スポール
ルーテシアRSトロフィ-
ミニ MINI ミニ MINI
14年間活躍してくれました。故障はオイルクーラー、電動サイドミラー、パワーウインドーのみ ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
黒のSスペシャル。ハイカム、ヘッドチューニングでライトウェイトスポーツを堪能しました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation