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2016年12月04日 イイね!

Megasquirt3ワンオフバージョン取り付け①

Megasquirt3ワンオフバージョン取り付け①


Megasquirt3のワンオフバージョンです。

ブラッドさんが没にしたMS3のDIYバージョンのリメイクをギリシャのお友達に依頼して出来上がりました。

BP-VE用でVVT(可変バルタイ)コントローラーをオプションで追加してもらいました。

今日は久々に世田谷のブラッドさんのガレージに伺いました。

いよいよMS3を搭載です(^^  不安と期待とが入り混じった複雑な気持ちで始めます。

今回の作業に当たりフランソワさんに多大なご支援と協力をいただきました。本当にありがとうございました。





10時にブラッドさんのガレージに到着。



半地下のガレージに入れていよいよ作業開始です。



助手席側の足元の純正ECUを外します。



MS3には内蔵されているのでスピードリミッター(SLD)は不要になるのでこの機会に外します。



純正と比較するとMS3は厚みが7cmぐらいあるので純正の金属のカバーは使えそうもないです。ただし純正のメインハーネスが短いので移設には面倒な作業が必要です。




私の純正ECUはBP6ZでNB4用です。ノッキングセンサーなどが進歩したタイプでEGRのコントロール機能もあるのですが私の場合はEGRの処理はないのでメインハーネスはNB2用です。

よってメインハーネスと同じNB2用のコネクターで仕上げてもらいました。


ここで一度整理してみます。
私の車はM-1028 純正エンジンはBP-ZEの28バージョンですが現在はBP-VE改1972cc ハイコンプ(11.0)、コーンズインテーク、KINOKUNIエアフィルター、64mmビッグスロットル、サード300ccインジェクター、256°排気カム、スポーツ触媒、インテグラルのバージョン3マフラーで軽量フライホイールでダイナミックバランス済、インテーク段付き修正、ポート段付き修正・・・というエンジンでちなみにピストンはK20のインテR用です。K20ピストンはタックインさんでも使用されている定評のあるピストンですがピストンリングのせいなのかピストンリングのせいなのか街乗りではピストンの膨張が少ないのでオイルは少し消費が早いです。回してやるのが前提ということでしょう。



MS3用ハーネスをA/F系につなぎます。基本はフランソワさんに指摘いただいたようにアースの電位が変わらないようにMS3のアースとA/F計のアースを直結します。



茶色の線だけ残します。これはデジタル用の配線みたいです。



配線が終わっていよいよMS3でエンジンスタートの準備です。この段階ではまだエアフロは純正のまま残してある・・・要するにLジェトロです。



基本データを入れていきます。

そしていよいよエンジンに火を入れる時が来ました・・・フランソワさんとお約束の本田宗一郎にお祈りをしてセルモーターを回します・・・キュルキュルキュル・・・キュルキュルキュル・・・キュルキュルキュル・・・あれ・・・エンジンに火が入りません。

かぶっちゃったかな?   

ということでここでもフランソワさんに教えていただいたプラグのかぶりをクリーニングするためにアクセルをフルスロットルにしてセルを回します・・・キュルキュルキュル・・・キュルキュルキュル・・・これはフルアクセルにしてセルモーターを回すとMSは燃料を供給しないというセッティングを利用したプラグのクリーニングです。

そこでもう一度エンジンに火を入れます・・・キュルキュルキュル・・・キュルキュルキュル・・・ダメです。

それでご迷惑とは思いながらフランソワさんに電話で問い合わせさせていただきました(^^;

そしたら圧力センサー用のバキュームホースをMS3に配管してないことを指摘されました・・・ブラッドさんが・・・恥ずかしい~と頭を抱えてます。何しろコンピューターの先生ですから(^^

そこでチャコールキャニスターのラインホースをカットしてバキュームホースを潜り込ませるんことにしました。








そこからワイパーアームの元の空間を通して助手席側のゴムブーツに穴をあけて室内に通してMS3につなぎます。




これで一安心・・・

そして再びエンジンに点火・・・キュルキュルキュル・・・キュルキュル・・・ダメです。


ブラッドさんがクランクセンサーのデータをもう一度調べますがOKです。その他のプログラムもOKです・・・

ここでブラッドさんが燃圧計の針が動いてないのに気が付きました。イグニッションをONにして燃料ポンプの音に聞き耳を立てますがピーンと音はしてます。

私はいつもエンジンをスタートしてから燃料レギュレーターのセッティングをするのでイグニッションONでセルを回さないときに燃圧計の針の位置を確認してません(^^;


そこでもう一度フランソワさんに電話で問い合わせさせていただきました(^^;
やはり一つづつ確認したほうが良いということでひとまず純正ECUに戻します。

そしてセルモーターを回します・・・ブルン・・フォンフォンと一発でエンジンスタート。ブラッドさんに診てもらったところイグニッションONでは燃圧計の針は動きません。そこは私の推察通り燃圧計はリターンに入っているのでセルモーターを回した時点で針が触れだします。



そこで確認のため再度MS3にハーネスを接続・・・そしてもう一度セルモーターを回します・・・ところが全く燃圧計の針が動きません(^^;・・・燃料ポンプが動いてないのです・・・要するにガス欠。



今日は日曜日でギリシャは時差8時間・・・まさか日曜の早朝にデミトリーさんに問い合わせできないので本日の作業は終わりにしました。



わかったことは燃料ポンプの回路が作動してないことです。プログラムでできなければMS3の配線の中の燃料ポンプの回路をジャンプさせるしかないようです。その場合はブラッド先生がデミトリーさんに確認して得意のハンダでやってくれるそうです(^^


ということで本日は純正ECUに戻して帰宅しました。


ここでLジェトロ・Dジェトロ・α-Nの話です。

・エアフロを使ったLジェトロ

・吸気圧センサーとマップを使ったDジェトロ(スピードデンシティ)

・スロポジ制御のα-N

MS3はどれでも可能です。私はα-N制御にしたかったのですがブラッド先生は絶対にDジェトロ(スピードデンシティ)だといいます。少しセッティングは大変だけどきちっとセッティングすればDジェトロといいます。α-Nはアイドリングから低回転のセッティングには向いているが高回転は加速・減速の両方のセッティングはできないといいます。同じ気候・気温・高度・湿度の条件でないとパワーがでないのでDジェトロでセッティングしてサーキットとか走るとき用のα-Nをプログラムしていく・・・ということにしました。MS3は低速域をα-Nにして高速域をスピードデンシティにすることも可能だそうです。

とにかくブラッド先生にとりあえずお任せして今日はこれでおやすみします。

本日はブラッドさん・フランソワさんありがとうございました。エアフロと純正ECUを積んでいればいつでももとに戻せることが分かったのでこれから安心して挑戦できます。もっとも分解修復でオーディオのUSBケーブルが抜けたみたいでIpodが聞けなくなりました(^^; コンピューターが終わってから治します。





Posted at 2016/12/04 20:20:09 | コメント(4) | トラックバック(0) | チューニング | クルマ

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