と 言う事で ユーノス800最大の金看板 ミラーサイクルエンジンです
2・3で220馬力 トルクは30kgm
これに比べたら太陽電池だのウォールナットなんておまけみたいなもの
御承知のように最近流行のスカイアクティブの元祖です 更に過給で圧をかけたもの
デミオが動いてるのだから圧なんか無くても動いた筈ですが そこが贅沢
(コスモは初期段階ではトリプルには新開発スーパーチャージャーをつける予定でした
これでトルクでベントレーに勝る企画だったのですが・・・・・予算の問題でついに「ただの」
シーケンシャルツインターボに)
当時は燃費が悪い方が素敵なクルマ サルーンクラスで燃費をそうそう看板にはできない
じゃ過給だ と言う流れ それもただターボだのブロアつけたのでは三河と同列 そこで
「播磨様に於かれましてはますますご機嫌麗しく(;- -)」
マツダが話を持ちかけたのが石川島播磨重工株式会社
水戸徳川家第九代藩主 徳川斉昭公創設の超名門企業、軍事産業が元々で造船だのダムの
水門だの航空機だの果ては宇宙開発だの 初期はクルマも手掛けていて同社がいすゞの宗家でも
あります それだって大正年間の話ですけど
「た たまには民草相手に公の御威光を示すのも如何かと(;- -)b」
「これはまた面映いこと 最近の安芸殿の意気軒昂ぶり 身共も見習わねばと」
「とんだ御戯れを 聞けばいろいろ凄いの持ってるって。゜( TдT)゜。」
「ははは 宜しい 武士は相身互い 身共も及ばずながら加勢してしんぜよう」
(こんな事書いてますが組織としてははっきりマツダの方がデカいです 倍です
マツダをバカにする人はIHIなんてきっと近所の設備屋くらいに見えているんでしょう
そんなのに限ってアトキンソンだなんて口走りながら踊り念仏するんですけど)
この原動機の過給部は石川島播磨重工が開発する事になります
これで2・3の吸気量に3・3の空気を吸入させる事に成功 それを行うのが
リショルムコンプレッサーと呼ばれるもので元々技術は石川島播磨で持っていたそうでそれを
車両への転用、と言う事になったようですね それでも車両に載せるのは世界初
ユーノス800の原動機は車両としては世界初が二つ載った贅沢原動機です
トリプルなんていいからこっちをもっとやれば戦局は全然違ったのでしょうが
某が聞き及ぶ範囲では石川島播磨重工の製品がもろに個人相手の商品として出回るのは
これが創設以来最初で最後だと思います それだけでもありがたいエンジンなんです
が あんまり売れません ただでさえ高いのもあったんですが半端な2・3が災いして廉価の
2・5と税金は同額 更に燃費は出力に色気だしたのが裏目に出て諸元上では1割しか
変わらない とどめに良いの買うと1・5t越えてしまいます 重量税で赤字
そしてマツダのダメなところで搭載車が非搭載車と比べて見た目が全く同じ 後部の小さな文字だけ
で済ませてしまったんです ルーチェもだしコスモもだし800もそう 日産のVIPバンパーみたいな
分かりやすいのがなんにもない VIPって自分で言い出すぐらいの厚かましさが無いと。
搭載してるかしてないかで黙って60万違うんです 見た目同一では安いほうに流れるのは
当たり前の話 しかもそれを慰める何かがないのは幾らなんでも厳しかったと思います
IHIの打刻入りの専用エンブレムとか なんかこう・・・アルピナ的なラインが入るとか
そういうのあればまた違ったんじゃないかな とは思います
やっぱり廃止に(T T)
スポーツ謳ったんだから 過給として何か売り込みようは無かったのかと思うのですが
残念ながらモデル半ばで潰えてしまう事に
私? もちろんエンブレム貼りましたよ たった二千円で夢のエンジンです(^ ^*)
元を知らなければ不満の持ちようがないですもの♪ コスモも2800円でトリプってましたし
アクセラはレプリカ無茶苦茶大変でしたけど 本来そうでないとダメなんですよ うんうん