2025年12月08日
最終戦。終わっちまいましたね。。。
ランド・ノーウィン(no win)と揶揄されていた優しき青年が獲得したチャンピオン。
素晴らしいと思います。
私がモータースポーツに興味を持ち始めて、トラック、ラリー、含めていろんなドライバーを見てきましたけど。
なんか穏やかですよね。ランドって。
同じようなタイプの世界チャンピオンいたかな?って思って思い出してたけど。
多分だけど、故リチャード・バーンズ以外に思いつかない。
とはいえ、対比されていたのが暴れん坊マクレーだったから、バーンズも十分に荒々しかったのかもしれないけど。
私の中でのイメージは、あの笑顔しか記憶にない。。
去年からのレッドブルのゴタゴタがなかったら?みたいな話はでてくると思うけど、それはやっぱり意味がないよね。今年強かったチームはマクラーレン。そしてそのチームで1年通して安定して、速くて、ミスが少なかったのはランド。
ということですね。
ランド・ノリス。ワールドチャンピオン、おめでとうございます。
マックスも相変わらず最強ドライバーであることは証明したけど表彰台での静かな悔しそうな顔は印象的でした。ここから数年はチャンピオンへの縁が遠ざかる可能性を見越してそうな複雑な顔にみえました。
チャンピオンになれない、というよりは勝てなくなることへの寂しさのような。
そういう雰囲気を感じました。
メインパートナーのエンジニアも家庭事情で抜けざるを得ない感じなので、なおさらチャンピオンが遠くなることを示唆しているのかもしれません。
マルコじいちゃんもどうやら隠居させられる風が吹いてるので、来年、2026年シーズンは色々とリセットされて楽しくなりそうですね。
角田くん。
色々と書かれているけど、他の速いマシンにのって改めて実力発揮するのを待っております。モータースポーツ.comの田中さんの記事に書いてある内容について、私も同じ感想を抱いていました。
仕事をして、成果を出す時って、レースの世界もビジネスの世界もにてるよな、って思って、世界最高峰の世界を見たいという思いから、私はF1を改めて見始めた経緯があるのですが。
そういう観点で見ると、ドライバーがチームの中で果たす役割としては、速く走るってことが最大の役割なんだけど、速く走るためのチームを整えるって役割も必要なんだろうな、っていうのを、F1に限らずWRCとかインディカーなんかも含めて、速いドライバーというか、勝てるドライバー達がやってるっぽいな、ってのは色々な発言とかから見て取れます。
角田くんがリカルドから学ぶべきだった能力であり、隣のピットでマックスがやってたことを感じて実践すべき1年だったんだろうなと思いますが、うまくまわらなかったんだろうな。。と思います。
個人的には、ハミルトンとかアロンソに弟子入してでもいいから、色々と教えてもらってほしい!って思うけど、まぁ、無理すよね。。。。
やろうとしてたけど、ホーナー監督時代は実績不足でやらせてもらえなかったんだろうなぁ、とも思います。メキース監督時代である程度やらせてもらえるようになったのかもしれない。でも結果としてはメキース監督時代の角田ピット側のチームとしてのミスは増えた。
そこは見ててすごく気になってました。残留してほしいけど、チームの混乱ぶりの原因のひとつに角田くんのコミュニケーション能力、というかリーダシップの部分でなにか足りなかったのかもしれない。と。
自分が上司側、経営判断する側だとすると。
ベンチにになるドライバーはマックスがいる。
二人目どうするか?ってなった時、将来的にマックスに変わる才能を見つけておかないといけない。そしてそれは高プレッシャー下でチームとして成績を出せる人。
そういう観点で見た時に、Hadjerと角田くんを比べてどちらを選ぶ?
と言われたら。みえてない能力を試すべき。というHadjer選択は自然だと思います。
角田くんが後半戦で、もう少しチームのミスをカバーできてたら。おそらく判断が変わった可能性はあるでしょう。たぶん、速さではなく、そのカバーをする力不足が落選ポイントじゃないかな、と思います。
レッドブルはレーシングブルズとは違って、勝つためのチームなので、負けない走り方をチームとしてしなくてはいけないけど、それが難しかった。。
レーシングブルズ時代ではギリギリでマシン限界で走ってポイント奪取ってのを何度もやってましたから、それをもってレッドブルへの移籍チャンスを得ていると思います。それをレッドブルでもやれないといけなかったけど、やれなかった。
20戦経過しても自分チームを構成できなかったところ。
私はそこを落選の一番の原因に上げます。
とか色々と考えますよね。私も強烈に悔しいので。
でもきっとこういうことになる可能性が非常に高いだろうと思っていても、そこに挑戦していった角田くんをこれからも応援し続けます。
今回の挑戦は絶対に無駄じゃない。かりにレーシングブルズに残っていたら?って考えたら、その場合でもおそらくリザーブ送りだったと思います。
5年乗って、伸びしろを確認することもないままシーズンを過ごすことになるはずだったので。おそらくポイントも多く取ってると思うし、表彰台も乗ってた可能性は高いですけど、きっとそのチームを整える、っていう部分の経験を積むことはできなかったはず。2024年と同じチームですからね。成長はない。
悪く言えば、ただ2024年と同じようにシーズンを過ごすだけ。
2026年ドライバーを考える時に、ローソンとの比較はあるでしょうが、ローソンにもう少し試したい部分があれば、同じようにローソン&リンドブラッドの組み合わせになってしまうはず。
まぁ、ローソンがRBに残ってたらめちゃめちゃな成績で終わってたと思う気持ちもあるけど、たとえ10位以下であっても、速さは見せなくても、レース自体は安定してた可能性があるよなーって思ってます。そうなってたら、Hadjerとローソン入れ替えでリンドブラッド合流っていう流れは一緒だったと予想してます。
それがレッドブルへ移籍することで、トップチームのできるエンジニアが大勢いる環境での経験を得た。これは何にも変えられない経験のはず。
そしてそれこそを角田くんは求めてのチャレンジだったはず。
だからこの4月から12月までの経験は絶対に無駄にならない。
苦しんでいた時期にトストさんからのもっと真摯に努力しないといけない、エンジニアと話し合わないといけない、って記事がでてましたが、それはきっとセッティング云々もあるでしょうけど、チームとしてどう戦っていくのか、どうミスをなくすのか、どうレースを過ごすのか?という思いを共有してチームを作れ、という意味だったと思います。その努力が足りないんじゃないか?っていう温かい言葉だったんじゃないかと。
挑戦したけど、うまく行かないところがあった。実際のところは角田くんにしかわからないけど。外野からはそうみえたかな。
2027年、もしくは突然の2026年の新天地がどこになるかわからないけど、出来ないことをできるようになれば、きっと道は拓けると思います。
まだ25歳。まだまだやれる年齢。頑張ってほしい。
みたいなことを考えてたらなかなか寝られなかったんだけど^^;
DAZNでのF1放送が終わるってことなので。来年のレース視聴をどうやってやろうかなぁ、、、と考えつつ終わります。。
Posted at 2025/12/08 15:33:48 | |
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モータースポーツ観戦 | 日記