2016年01月28日
いろんなご意見あると思いますが、自分の考えを後で思い起こす時のメモとして書き綴っておきます。
ひとつには、フォード車は大好き。
ひとつには、フォードジャパンは失敗をした。
ひとつには、フォード本社の経営陣の判断も分かるが、現地法人の管理はなっていない。
というのがまとめです。
簡単にいうなら、「車に罪はないが、経営側の責はある。」です。
よく出てくる意見が、日本市場の特異さですけど、特異ということでいえば中国やインドも十分に特異かと思います。が、販売台数でみれば日本での販売台数が試験車の台数?と見間違えるぐらい販売台数の桁が何桁も違います。もちろん人口も平均的な資金力も国により全く異なりますし、購買力でいうなら、中国>インド>日本、の順にはなりますけど、にしても売れてる台数が違いすぎます。
日本市場の特異さを撤退の理由にしてはいけません。
ワンフォード体制で、世界中ほぼ同一仕様の車を出荷しているのですから、結論的には日本で売る手段を見つけられなかっただけ。という経営的な責と思っています。
従って、現地でその責務をおっていたフォードジャパンについては、失敗しましたね。
としか言えません。
それまでの努力とか色々、FJLの人を見れば分かりますが、途中経過だけを評価するわけには行きません。ユーザからすれば、がんばったけど、ごめん。って言われてもなんの慰めにもなりません。
今回の騒動で、購入直後にもかかわらず、資産価値を大幅に落とされてしまったユーザであれば、ここ日本が訴訟が一般的な国であれば、集団訴訟かと思います。
訴訟に踏み込まれないだろう、とフォード本社側も分かっているので、こんなに根回しなしにあっさりと撤退宣言したのだと踏んでいます。
そういう意味では日本市場の特異さは撤退するフォードには優位に働いた、と思っています。
いちユーザとして常に残念に思っていることに、日本におけるフォードのブランドのなさです。
別にドイツ御三家のようなイメージを期待しているわけではありません。
どういうメーカーとして存在したいのか?という表現を一度も見たことがありません。
おかしです。現本社CEOのマーク・フィールズは、マツダ在籍時に「マツダの車とはなにか?」という意識を社員にもたせ、それを世にプレゼンスすることでマツダとはこういう車を作るメーカーだ!
と世に知らしめて、その証拠としての車を出してきました。
では、フォードジャパンは日本でのプレゼンスをどのように高めようと努力したのでしょうか?
してましたか?どのような努力をしてきたのでしょうか?
職務は輸入代行業ですか?
違いますよね。日本におけるフォードの現地法人としての企業活動だと思いますが、結果としては輸入代行業でしか無かったと思います。
その点で私はフォードジャパンに同情する気持ちはあまりありません。
特に、自分が所有する大好きな車を、より多くの人に認めてもらえる活動を全く行ってくれなかった、と言う点については相当不満を持っています。
いい車なのに、他の人に積極的に勧められない。勧めても相手がメーカーに不安を感じている。
寂しい限りです。
加えて言うなら、フォードジャパンだけではなく、フォード本社にも十分責はあります。もちろん全ての責任を負う必要がありますからね。一番の問題は、販売台数のレポートは上がっているはずなのに、なにもテコ入れしなかったという点です。
もちろん当初から日本市場は重要視されておらず、台数も気にしておらず、売れたらラッキーぐらいで思っていた可能性もありますが、世界的企業がそのような雑なレベルで生き残れる訳はありませんので、しっかりとウォッチしていたはずです。
にもかかわらず、販売台数は上がらないままで放置している。これは問題でしょう。
日本法人のフォードジャパンとの関係でなにかしらあるのかもしれませんけど。であったとしても、日本でも少なからずフォードの車を選んで乗っているユーザがいるわけです。そのような市場に対して、企業として放置するというのは頂けません。
今回の撤退話に関して、フォードジャパンならびにフォード本社の経営陣に対しては、全く評価できかねる。というのが個人的な思いです。
という経営陣への怒りでは無いのですが、何やってんだおまえら?という思いと同時に、常日頃乗っているフィエスタ、エコスポーツの楽しさを満喫しており、フォードの車自体はこれからもできるだけ付き合っていきたいと思っています。
7・8年過ぎて、新しいモデルが欲しくなった時にはどのような状況になっているのでしょうか。
昔からマイナー輸入車に乗ってきたので、そんなに困るわけでもないのですが、フォードのプレゼンスが日本において格段に下がっているであろう状況を想像すると、寂しいですねぇ。。。。
Posted at 2016/01/28 13:57:34 | |
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Ford 全般的な話 | 日記
2016年01月19日
長野県下、先週まで圧倒的な雪不足でしたが、ここにきてやっとチビチビと降り始め、そして昨日の降雪で一気に積雪。
やっとエコスポーツの雪道評価ですよ。
まず最初は先週の雪不足気味の段階のゲレンデから。
5才の息子と二人でスキー行ってきました。
荷物の搭載量も問題なし。自前で用意したラバーマットのおかげで雪がついたままのブーツで車内へ入っても気になりません。溶けた雪がラバーマットの上にたまるので、そこから下は濡れてないと言う安心感も高いです。
道中の道はほとんどドライ路面で、ゲレンデの駐車場のみ積雪状態だったので、まぁ、評価という評価にはなりませんが、下り道でSモードで下るといい具合にエンジンブレーキが効くギアで走れるため、下りが凄く楽でした。フィエスタやフォーカスなんかは回転数が上がらないギアにどんどんシフトアップされるのですが、エコスポーツは斜度のセンサーかなにかついているのか、エンジンブレーキをかなり効かせる状態のギアをホールドしたままで下ってくれます。
これはかなりポイントが高い。。。ゲレンデの下り道、きついとこ多いですからね。
ただし、この制御も万全では無く、下る途中でブレーキすると、ギアダウンするんですよね。4から3とか、3から2とか。時速40kmぐらいでも。
そう、35~40kmぐらいで下っている途中でちょっとブレーキした際に、3速から2速へ下がったな、という回転数になったんです。6000rpmぐらいだったかな?
これには少々参った^^; たしかにエンジンブレーキ的にはそれぐらい必要かも知れないけど、精神衛生上はよろしくはありません。というか、エンジンブレーキでエンジン回転をあげすぎるのは良くない、というのをどこかで聞いた記憶があります。アクセルを踏んで回転あげる場合とは違う負荷がかかるから、とかだったかな?わすれちゃった。。。
とにかく、エンジンブレーキを強めに効かせる制御に頼り切るわけにはいかないようです。
ただ、強めに効く制御は好ましくて、運転しやすかったです。
そして先日、市内で大雪による積雪を体験。
一晩で30cmを超える積雪の朝、まっさらの踏まれてない状態の雪でもグリップしつつ走行可能でした。
まぁ、積雪したてはグリップしやすいのは当たり前。車高による走破性の確認でしたが、間違いなく普通なら車の下に詰まった雪で進まなくなる雪の高さの中、グリップしつつ走ります。
これはいいですね。敢えて無理して走ることも少ないのですが、この積雪高の中でも走れると分かっていることは安心に繋がります。
そして、この積雪状態の中である程度車が通った後の、坂道発進、停止、コーナリング、全て問題なしです。時間が経ってきて、グシャグシャのシャーベット状の一番駆動的に辛い状態でも、FFでありながらきつめの登り坂をゆっくり登りつつ、普通に曲がっていきます。
もちろん、4駆であればもっと楽だろうな、というシーンは多いですが、雪道の運転が分かっている人であれば、この車で踏破できる道は相当多いのでは無いか?と思える実力を発揮してくれました。
夜間にガリガリに固まった田舎道を走る際も、車高のおかげで底を擦る心配もないので気楽でした。本当にオールシーズン対応の素敵な足車です。
※もちろんこれに高級さ・高品質さがあれば。。。。と思うことはありますよ。でもそれはKugaクラスの出費が必要な時代ということで。。。。^^;
追記
大雪の最中、当然雪かきしまくるわけですが、そうなるともちろん汗だくで降雪の最中であれば着ている上着も当然濡れたり雪が付いたままなのです。が、ここで撥水加工されているシートがめちゃめちゃ便利でした。
濡れたまま・雪がついたままで乗り込んでも、シートがグショグショになるような事が全くありませんでした。もちろん少しは染みこむのですが、後で表面を手とか布のようなものででサッと払うと水気と一緒に取り除けます。
悪天候時にも気兼ねなく使えるって事は、足車としては立派な性能のひとつかと思います。
Posted at 2016/01/19 09:51:00 | |
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Ford ECOSPORT | 日記