
さきほど、ディーラーに逝って復旧の見積を取ってもらいました。
今回、いったいワタシが何をやらかしたのかをご報告させていただこうかと思います。。まぁこんなアホなミスをやらかすヒトが居るとも思えないんですけども(^^;) まぁなにかのご参考になるかも知れないので(苦笑)
そもそものコトの始まりは昨日のBlogに書かせていただいたとおり、車体の下に足下を照らすためのLEDを増設しようとしたこと。配線作業は無事に終了し、点灯することも確認ができて、あとは配線をきれいにまとめようとしたときに、悲劇は起きました。。。
ふと見ると、ドアのモールの内側を通しておかなければならないはずの配線を、ドアのモールの外側を通したままで結線してしまっていたのです。。すでにスプライスで結線してしまっていたので、またこれを外すのは面倒だし・・仕方なく、いったん配線作業の終わったケーブルを電工ペンチで切断して、モールの内側を通してからギボシでまた結線しよう、ってしたわけなのですが。。
目の前にあるプラスとマイナスの配線を、まとめて一度にペンチで切断してしまったのです。。。
今まで何度も電気系のDIY作業はしてきましたが、当然気をつけてしかるべきことなのに、ナゼかこのときはそんなことをすっかりと失念していたんです・・。切断した瞬間に、純正で取り付けられているフロアランプのLEDも消えました。。あれ? 純正フロアランプまでなんで消えちゃうんだろ?? おかしいなぁ? と思いつつも、とりあえずモールの内側を通した配線にギボシを取り付けて再び結線する作業をしておりました・・。一抹の不安を抱えながら・・・。まさか最後の最後でそんなトラブル、やめてくれよな~(滝汗)と、何かの間違いであってくれ、ちょっとした失敗であってくれ、と祈りながら・・。結線を再び終えて、点灯を確認するのですが・・・
点きません(>_<)
しかも、こともあろうに助手席側のほうのフットランプもフロアランプも点かないのです。。この時点で、なぜこんなことになってしまったのか自分ではまだ分かっていませんでした(核爆)
それからしばし考えてみました・・・。どこでミスをしてこうなってしまったのか・・。
配線をいったん切断する前には問題なく全てのLEDが点灯していました。切断した瞬間に配線の繋がっているほかのLEDまで消えてしまったということは、やはり切断したという作業に問題があったことになります。あの切断作業に何か問題が・・・と考え直したときに・・・原因が分かりました(爆)
あ。
や、やってしまった(>_<)
このとき、自分の軽率な作業内容を心底後悔してしまいましたが、後悔先に立たず。 もうみなさんにはお分かりだと思いますが、LEDに繋がるプラスとマイナスの配線を一度に電工ペンチで切断した、ということで、
配線がショートしてしまった、短絡をさせてしまったのです(どっか~んっ!)
ショート、ってことは、この配線に繋がっているヒューズが飛んだ可能性が高い。ではいったいどこのヒューズが飛んだのだろう?? 説明書を見ながらどのヒューズが飛んだのかを検証しました。でも、ハナから想像はしていたのですが、フロアランプだけに独立したヒューズがあるわけがないんですよね。絶対にほかの電装品とヒューズは共用されているはずです。でも、軽くチェックをしてみる限り、ほかの電装品にはまったく異常がないんです。
いちばん可能性が高いと思ったルームランプのヒューズも異常がなく、ルームランプも普通に点灯しています。マップランプなどもOKですし、それからあとでちょっと走ってみても、どこにも異常がない。ほんとにフロアランプが点かなくなっただけなのです。
ってことはヒューズが切れたのではない、ってことになります。
となると・・・もっとヒューズよりももっと奥のほう、フロアランプの配線のどこかに専用の小さなヒューズでも付いているのかなぁ? って考えたのですが、これはもう簡単には分からない。
とりあえずチェックをしてみたところ、おかしいのはフロアランプだけだったので、ひょっとしてショートさせてしまったときにLEDが全部飛んでしまったのかな? とも思ったんですが・・・なんせLEDの知識はあんまりないワタシ、はたしてそういう現象が起こるのかどうかすら分かりません(涙)
仕方なく、恥を忍んでディーラーのメカニック担当さんに電話をしてみました。
事情を説明すると・・・やはり原因は一度に両方の配線を切ったコトによるショートである可能性が高いですね、とのこと。
ディーラーさんのサービスマニュアルでフロアランプの配線がどのヒューズに繋がっているのか調べてもらったのですが、やはりマップランプやルームランプと共用するヒューズに繋がっている、とのことでした。ってことは、ルームランプが普通に使える以上、ヒューズが切れたのではないことは確かです。
どこか別にフロアランプのみのヒューズがあるんでしょうか?? と聞いてみると・・・恐ろしい現実についてメカニックさんは話をしてくれました・・・。
おそらく、統合ユニットがイカれたのではないかと思われます。
へ? 統合軍?(ちゅど~んっ!) 違うっ! 統合ユニットです(核爆)
この統合ユニットというもの、ワタシは初めて聞いたのですが・・・最近のクルマっていうのは昔のように何でもかんでも電装品の配線を個別にしているわけではなく、この統合ユニットというものに全てが繋がっていて、このユニットが電装品関連の全てを管理しているんだそうです。
おそらく今回のショートによって、フロアランプに関連するユニット内の回路が焼けてしまったのではないか? という推測でした。。
統合ユニットってどういうカタチをしてるものなのでしょ? と聞くと、なんでもクラッチペダルの奥の方に取り付けられている小さなボックスのようなモノらしいのですが、この統合ユニットに全ての配線がまさしく「統合」されてつながり、管理されているんだそうです。
今回はヒューズが飛んでしまったのではなく、ショートによって過大電流がフロアランプの回路に流れ、そのせいでユニット内のフロアランプの回路だけが焼き切れてしまったのではないか? というんですね。。
以前、レガシィのオーナーが同じようにDIYでルームランプをLED化しようとしたことがあり、そのときに誤ってやっぱり同じように配線をショートさせてしまったんだそうです。そのときに、このレガシイも統合ユニットの交換ということになってしまったんだそうで、そんなことを知っていたこのメカニックさんには思い当たるフシがあったというわけ(>_<)
そして、この統合ユニットというのはいわばICを内蔵したコンピュータのようなものですから、けっこうお値段がするんですよね(滝汗)聞くと
3万円から4万円ぐらいだと(ちゅど~んっ!)
まだそれが原因と決まったわけではないので、とりあえずは一度テスターを当ててみて回路のドコが切れたのかを特定してみます、と言ってくれるのですが・・・言われてみるとナットクせざるを得ないんですよね(涙)
じゃ、その統合ユニットのフロアランプの回路が焼けているのが原因かどうかっていうのは、ほかのGRBからちょっと統合ユニットを拝借して付け替えてみたらすぐに分かりますよね? と言うと・・・
そう簡単にはいかないんです。
と言うんですよ(汗)
というのも、この統合ユニット、イモビライザーやキーレスといったキーに関連する部分も制御してるんです。つまり、統合ユニットを交換するということは、
この統合ユニットと対になって初めて動作するイモビライザーやキーレス(GRBはプッシュスタートなのでキーそのもの、ともいえます)もいっしょに交換しないといけない、ということになってしまうのです(どっか~んっ!)
だから、他のクルマから持ってきた統合ユニットを取り付けても、ワタシのクルマのキーでは使えない、ってことになってしまうわけです(号泣)
もっと言うなら、統合ユニットを交換するっていうことは、同時にリモコンキーもいっしょに交換しないとイケナイっていうことになってしまうんです(>_<)
このリモコンキー・・・
1個18000円だそうです(ちゅど~んっ!)
予備も含めて、36000円の出費がさらに追加されるってわけ(ちゅど~んっ!)
フロアランプの回路がショートしただけで、何が何でもそんな出費になるはずがない、と思いたいのですが・・・。
統合ユニットを交換して、リモコンキーの登録内容を新しい統合ユニットに合わせて書き換えたらいいんじゃないの? あるいは統合ユニットに登録するデータを今のリモコンキーに合わせたらいいんじゃないのか? って当然思いますよね?
でもこれ・・・
できないんです(核爆)
というのは、盗難対策なんですよね。
統合ユニットにはすべて、一台一台違った暗証コードが入っていて、これに合わせてリモコンキーのICチップにもこの統合ユニットに合わせるカタチで暗証コードを記録してあるんですが、この暗証コードをリモコンキーのICチップに書き込むのは「一度だけ」しかできない、と。つまり追記型のデータなんですよ。あとから書き換えることはできないようになっているんだそうです。
そして統合ユニットの暗証コードは工場から出荷される時点ですでに記録されていて、これも書き換えができない。つまり、クルマが万が一盗難にあい、統合ユニットを交換してしまっても、この統合ユニットに合致するリモコンキーもいっしょに入手しないとエンジンをかけることはできないような仕組みになっている、ってわけなんです。。
なんとも複雑な仕組みが入っているんですね、イマドキのクルマって。いや~感心してしまいますね、技術の進歩というのは(^^)/
・・・って感心してる場合じゃないんですよぉ(ちゅど~んっ!) 今回みたいに何らかのトラブルで統合ユニットを交換ってコトになった場合、いっしょにキーも作り直さないとイケナイっていうのがイマドキのクルマ、というわけなのです。。
2000円もしないパーツを買ってきて、お気軽にDIYをしたのはいいけれど、最後の最後に気を抜いてしまったがために・・・
74000円
の修理費用が発生することになってしまった、というわけなんですね(>_<)
もちろん、不具合はフロアランプと増設したフットランプが点かない、っていうだけなんですけども・・・。
せっかくうまくいったのに、これがまったく使えない、もともと付いていた装備も壊れたまま、っていうのはなんとも気分が悪いですし、いつまでも自分の失敗をクルマが引きずっているように思えて、たぶん夜に車に乗るたびにイヤな気分になってしまうと思うんですよね(^^;)
なので、これは思い切って修理してしまうことにしました(汗)
高い授業料ですよね、74000円だって(ため息) 苦労してやっとこさ手に入れたGDB純正タイヤとホイールのセットですら7万円だったのに(ちゅど~んっ!)
ってなわけで、バッテリーのマイナス端子を外さずに作業を始めているにもかかわらず、電気の配線をプラスマイナス同時にペンチで切断すると、イマドキのクルマはとんでもなく高く付きますよ、っていうこわ~いお話でした(T_T)
みなさんも、どうぞお気を付けくださいませ(涙)
最後にオマケ画像をひとつ。
スバルが現在販売しているクルマの中で最も高額なクルマ、S402(^^)/
今日が納車なんだそうですよ~。
ちなみに隣にあるのはS401。オーナーはこの401から402への乗り換えなんだそうです。
401と402、並んでいるなんてスゴい光景でしたよ(^o^)