
先日、会社でMacに向かっていると
「ソフトウェアアップデート」のウインドウが急に立ち上がり、使っているアップル純正ソフトのアップデートをしてちょーだいね、と案内してきました。まぁこれはたまにありますけども、今はネット経由で常に最新のアプリが使えるから便利ですよね~(^^)
さて今回のアップデートでは、
iTunesが8.1にバージョンアップしたよ、というご案内でした。アップデートの内容を見てみると・・・なるほど、最近新発売になった最新型のiPodShuffleに対応させるためのバージョンアップなんやね、って思ったらそれだけじゃなく。。。
もっといろんな機能アップを果たしてたんですよ(*^_^*)
最新型のiPodに対応させること以外のおもだった機能アップの中には、CDから曲を読み込むときの音質をiTunes+に準じた高音質モードに変更する、ってのも含まれてました。まぁ音質の面ではあんまり私はすでにコダワリはなくなってるんですが(^^;)
新しくなったiTunesを起動すると、まぁいつも見慣れた画面なんですが・・・よく見ると
「パーティシャッフル」のモードがなくなってます(汗) このパーティシャッフルモードっていうのは、いわゆるランダム再生モードなんですけども、私のMacの中に収録されているざっと3000曲の音楽をホントにランダムに再生してくれるっていうモードなわけでして。
もちろん再生頻度の高い曲を優先するとか、ある一定の条件づけをして、そのなかでランダム再生っていうようなこともできますけど、まぁなんせ事務所で仕事をしながらけっこうiTunesを流しっぱなしの私、この勝手気ままにMacが選んでくれるパーティシャッフルモードがけっこうお気に入りだったりするんですね(^^)
さて、今回のバージョンアップでこのパーティシャッフルモードがなくなってたので、私としては「え!? なんでよっ!?(>_<)」って状態なんですが・・・そこはやっぱりアップル、なくしたわけではなく、パーティシャッフルモードが大幅にバージョンアップしてたんですね(笑)
パーティシャッフルモードは今回
「iTunesDJ」という名前になってました。Mac単体で使ってるときには特に前のパーティシャッフルモードのときと変わらない感じなのですが・・・これがね~ iPod TouchやiPhoneと連携するとけっこうオモシロイことができそうなんですよ(^^)
まずはiPod TouchやiPhoneに無料のアップル謹製アプリである「Remote」をインストールする必要があるんですが、まぁ言ってみたらそれだけ。
何ができるかというと・・・一番シンプルにいうと
iPodからMacのiTunesが操作できるようになる
ということなんですが・・・でもこれだけならイマドキのMacにはすでに純正でリモコンが付いてるし、どうってことはないですよね。
では何がスゴいかというと、iPodとMacは無線LANのルータを経由してLANで接続されてるわけなので、まず「Macが見えない位置からでも、同一無線LANのエリア内なら、かなり離れた場所からでもMacの中のiTunesがコントロールできてしまう、ってわけなのです。
じっさいにiPod TouchでRemoteを起動してMacに接続すると、見た感じは普通にiPod Touchで音楽再生をしているのと似たような画面になります。ただ、この状態でヘッドフォンジャックにヘッドフォンを繋いでも音楽は流れてきません(^^;) ほんとに
「Macのリモコンモード」になってるわけです。
この状態でiPod Touchの画面のボリュームをいじると・・・Macから流れてくる音楽の音量がほんとに変わります(笑) もちろん、曲をスキップするとちゃんとMacから流れてくる音楽もスキップ(^^) まぁそういう仕組みになってるんだから当たり前っちゃぁ当たり前なのですが、なんか不思議ですね、これ。
会社の子に「ほれほれ、おもろいやろ?」と見せてあげると「うわ、なんでなんで??」とけっこうオモシロがってくれました(笑)
もちろんこれ、iTunesDJモードのときじゃなくても、普通にMacの中に入ってる曲やプレイリストを再生させることはできるんですけども、オモシロイのはやっぱりDJモードの時。
複数のiPodやiPhoneから、iTunesに「曲のリクエスト」ができるんですよね(笑)ライブラリの中にある曲の中から、次にかけて欲しい曲を選んでリクエストすると、その曲がかかる、と(^^) なんともアップルらしい発想というかなんというか。
ただね・・・ここまで試しに使ってみて、正直なところ・・・
実際、日常的にこれ使うかな?(^^;)
って感じですね(核爆) リモコンとはいっても、だいたいMacで音楽聴いてるときってのはMacの前に座ってるわけだし、わざわざリモコンを使わなくて曲の操作は普通にMacですればいいわけですしねぇ(^^;)
まぁ画面にいろんなウインドウが立ち上がってたりしてiTunesの画面をいちいちアクティブにしてから音楽のコントロールをしなくてもいいから、Macで作業しながら音楽のコントロールだけはiPodで、っていうふうに使えないことはないんですが、それにしたって最初から付いてる赤外線リモコン(これもiPodみたいな秀逸なデザインなのよね)でできますしね(苦笑)
・・・となると、じゃこれっていったいどういう風に使ったら楽しいの?? ってことになっちゃいますが・・・。
実はちゃぁぁんとあるんですよ~ 近未来的な使い道が(爆) まぁ使ってる環境にじゃっかん条件がありますけど・・・。
私の場合、Macをネットに接続するのには無線LAN基地局としてAirMacExpressってのを使ってます。
この小さな無線LANルータ、プリンタなんかを繋ぐためのUSBポートを持ってるっていうのは過去の私のBlogでも何度か紹介してますが(このポートに繋いだインクジェットプリンタを無線で複数のMacやWindowsマシンで共有して職場で使ってるわけですね)、このAirMacにはもうひとつの端子があります。
それが「スピーカー端子」なんですよ。
このAirMacにアンプなどを接続し、スピーカーを繋いでやると・・・今のiTunesなら「
AirTunes」という機能を使って、Macから無線で曲をトバしてAirMac基地局に接続したスピーカーからの音楽再生が可能になるという機能が備わってるんです。
つまり自宅の別の部屋に置いてあるMacから、無線LAN基地局の設置してある周辺の部屋に音楽を無線でとばせるわけですね。
ってことは・・・仕事部屋に置いてあるMacのiTunesが起動してある状態ならば、居間に置いてあるAirMacに接続したスピーカーから、居間にいながらしてiPod Touchで曲のコントロールができてしまう、ってことになりますよね(*^_^*)
プレーヤーが存在しないのに、スピーカーからはBGMが流れ出す・・・iPodは手元にあるけれど、iPodには何も繋がっていないのに、その場所は音楽に満たされる・・・なんとも不思議な感じでしょうねぇ~(笑)
さらにこのiPod TouchのRemoteとMacのiTunes、そしてAirMacを連携させると・・もっと発展させることも可能ですね。
いろんな部屋にAirMacとスピーカーのセットがあれば、手元のiPodでどのスピーカーから音を出すのかまでコントロールできます。
画像で画面の下の方に「スピーカー」と書かれてる部分がありますが、これはMac本体のスピーカーから音を出してます、という意味。この部分をタップしてやると、ほかの選択肢としてAirMac(じっさいには基地局に設定している名前)が出てきます。これを選んでやると、無線LAN基地局に繋がったスピーカーから音が出る、というわけです。
AirMacExpressはいくつでも接続できますから居間にいるときには居間のAirMacに接続してBGM、寝室に逝ったら寝室のAirMacに接続してBGMを流す、って芸当もできるんですね~(^o^)
ちなみに再生するソースとなるiTunesのライブラリは複数の中から選択して接続することもできるので、複数のMacの中に複数のiTunesがあっても、どのMacの音楽を再生するのかを選ぶこともできますね。
たとえば私が聞きたいときには私のMacから、子供が自分のMacの中にある曲を聴きたかったら、自分のMacに接続し直してやればいい、っていうわけですね。
自宅の中にある音楽ソースはMacの中にだけ。あとは何にも要らない。各部屋にCDを持ち歩いたりする必要もなく、iPod Touchだけを持ち運んでやればいい。もちろん、ヘッドフォンをする必要なんてありませんよね。どの部屋でも普通にBGMを流せる、と。
う~ん、これはなんともクールな音楽の楽しみ方じゃないですか~(*^_^*)
いま建築中の自宅では、ぜひともこれを実現させよう!・・・って思ったんですけどね・・・よく考えたら、そんなことしようとしたらMacは別に足す必要はないけれど、
無線LAN基地局であるAirMac
AirMacに接続するアンプ内蔵スピーカー
をいっぱい購入しないとアカン、ってことですやんね? (ちゅど~んっ!) んなことするなら、今らな普通にCDラジカセでも買ったほうが絶対安いわな(どっか~んっ!)
ってなわけで夢は広がりかけて一気にすぐしぼんでしまいましたが(苦笑) まぁそれでも実家で使っていた古いAirMacをメインの無線LAN基地局にして、居間のほうにいま自宅で使っているAirMacExpressを持っていってテキトーな小型のアンプ内蔵スピーカーか何かを繋いでやったら、BGMぐらいは流せそうですね(^^)
なんとなくまだ「こんなオモシロイことできるけど、ほんとに実用的に使えるかどうかはちょっと微妙」っていう気がしないでもないですけど、それはそれで・・・こういう新しいリスニングのスタイルってなんだか想像してても楽しいですよね(^^)
こんな新しい体験を提供してくれるMacとiPod・・・やっぱりこれってヒトが音楽に向き合う姿勢を大きく変革した、世紀の大発明なのかも!? なんてふと思っちゃった私なのでした(^^)