
先日、「どこでもMyMac」を実現しようと動き始めて以来、いろいろとMac関係に投資をしているろくむしですが(^_^;) 今回はTimeMachine用のバックアップディスクを購入です。
もともとMacBookに10.6をインストールしたのは、職場のMacBookから自宅のiMacをリモートコントロールできたら便利、っていうところからスタートしてるんですが(MacBookにはこれまで10.4がインストールされていたので、どこでもMyMacは使えなかったのです)、10.6をインストールしたんだから、せっかくだし10.5からのMacOSのエポックメイキングな機能の一つである
「TimeMachine」を運用開始しようと思ったわけです。
TimeMachineというのは、MacOSに10.5から搭載された自動バックアップシステムのことで、(基本的に)外付けHDDに専用のバックアップ領域を設けて、ここに自動的にOSの入っているメインHDDの内容をそっくりそのまま全部バックアップコピーしてくれるという仕組みです。そしてこのTimeMachineというバックアップシステムの優れているところは、バックアップした内容を一定の間隔でどんどんと時系列にため込んでいくというところ。まずTimeMachineの運用開始のときにHDDの中身をフルバックアップしたあとは、変更されたファイルだけをコピーしていくのでバックアップにかかる時間は短くて済むため、ユーザーはバックアップしているときにマシンの負担増で作業が中断するといったこともなく、バックアップしていることをまったく気にかけずにパソコンを使っていられるというのがメリットなんですね。
バックアップの間隔は、過去24時間分については1時間ごと、過去1ヶ月分については1日ごと、それよりも古いデータについては1週間ごとのバックアップ、というふうになっています。この間隔については設定変更はできないようです。
この時系列に積み重ねられたバックアップファイルにより、万が一使っているMacになにか不具合が起こった場合、不具合が起こる前の任意の時点の状態にHDDをまるごと戻してくれる、というわけなんですね。
たとえば、何かのアプリをインストールしたらなんとなく調子が悪くて・・・でも決定的に不具合というわけでもないからとだましだまし使っていたけれど、だんだんと調子が悪くなってきて「やっぱりこりゃあかん!」なんていうことになった場合でも、原因を遡っていきその原因と思われるアプリをインストールする前の時点のHDDの内容に戻す、ということが気軽にできるっていうわけなんですね(^^)
ってことで実際に運用するために新たに1TBのHDDを購入した、というわけです。今回購入したHDDも、先日自宅のテレビ録画用に購入したものとまったく同じバッファローの1TBのUSB接続モデル。某有名巨大オークションサイトではなく、お友達に教えてもらった規模の小さな事務機器メインのオークションサイトで入手しました。外付けHDDとしては格安の9400円でゲットです(^^) 自宅用の地デジ録画用に買ったときは同じモノが8600円だったんだけどな〜(苦笑)
TimeMachineの設定を開始してみると、フルバックアップに必要な容量はどうやら現状で112GBほどのようです。最初にフルバックアップしたあとは、差分ファイルだけをバックアップする形になりますから、このHDDの半分の容量500GBもあったらかなり長期間の分のバックアップが取れそうですから、パーテーションを切って半分はワークディスクに振り分けます(^^)
ここまでセッティングしてからいざ500GBのHDD領域をTimeMachine用として設定して一番最初のバックアップを開始したのですが・・・
お、おっそ〜(>_<)
バックアップ開始してから2時間ほど経過した時点でも、たったの8GB弱しかコピーされてません(苦笑) たぶんこれはバックアップ作業中でもパソコンの使用に支障を来さないようにとCPUやHDDへの負担を減らすためなんだと思いますが・・・それにしても遅い(汗)
でもたしかに、バックアップをしているとは思えないほどにバックアップ中のマシンの速度低下は体感できないほどのレベルに抑えられてますね(^^)
これが10.4時代に使っていたフリーウェアである「CarbonCopyCloner」だと、バックアップが始まったらそりゃもうHDDを占有してしまって速度低下が著しく、バックアップ作業中にはパソコンで何かをする、っていうことがほとんどできないような状況になってましたから、その差は歴然です。
ワタシは今回初めてTimeMachineを使うことにしたワケなんですけども、たしかに時系列で過去のどの時点にでも戻ってHDDを復活させることができるっていうのはとても便利な機能ではありますが、機能説明を見ていると完全に万能というわけでもないようですね。。
このバックアップシステムの不満なところというか、ワタシが欲しい機能がひとつない部分がありまして・・・それは
バックアップディスクから直接Macを起動できない、ってことですね。
バックアップされたHDDのファイルからは直接起動することはできないんです(^_^;)
マシンが何か不具合を起こして起動できなくなってしまった場合には、いったん10.6のOSインストールDVDから起動させてTimeMachineを起動、そこから外付けHDDの任意のバックアップファイルにアクセスしてそれをメインのHDDにリストアしてはじめて過去の任意の時点の内容で起動できるようになる、っていうプロセスになります。
つまり・・・以前にワタシが経験したような状況・・・MacBookのOSが入ったメインのHDDが突如クラッシュしてしまったような場合(汗)、こういうときでも仕事は待ってくれませんよね(>_<) こういうときにTimeMachineを使ったバックアップでは、クラッシュしたHDDをとりあえずそのまま放置して、外付けの予備HDDに起動ディスクを切り替えてやり、メインHDDクラッシュ前の環境そのままで仕事を続けることができる、といったことはできない、ってことになります。
TimeMachineのバックアップの場合には、HDDがクラッシュしたらとにかくメインのHDDを積み替えてからでないと復旧作業はできず、それまでは以前の環境でマシンを起動させることはできないですもんね(汗)
そういうときにCarbonCopyClonerのようなフルバックアップしたクローンディスクを外付けHDDに作成するようなシンプルなバックアップソフトの場合には、外付けHDDに作成されたメインHDDのクローンに切り替えて起動することで、即座にメインHDDがクラッシュする前の状態でMacBookをいつもとまるで変わりない環境で起動してとにかくも作業を続行できる、というメリットがあるわけです。
ってなわけで、そこまで考慮した上で今回は今まで使っていたCarbonCopyClonerでのバックアップHDD(500GBのバッファロー)はそのままとりあえず置いておくことにしました。
このHDDには、今まで通りにCCCを使ってクローンディスクの更新作業を週1回ぐらいの頻度で行っておき、突然のHDDクラッシュに備えておこうかと。
そうすることで、朝イチに突然HDDが死んでしまって仕事ができないっていうようなときにも、このCCCで作成したクローンディスクに切り替えて再起動することでつつがなく仕事ができるようにしておこう、というわけです。
こんだけ2重3重に対策をしておいたら、今までに経験したような「過去の大事なデジタル資産が失われる」とか「急ぎの仕事があるのにMacが使い物にならない」いうことはないでしょう(^^)
ってことで、仕事で使っているMacBookには、さらにまた一つのHDD(2つのパーテーション)が純増ということになり、これまでのFireWire接続の2機のHDD、CCCでのバックアップに使っていた2パーテーションの500GBのHDD、さらにはmobileMeでマウントされるiDiskと自宅のAirMacに接続されている1TBのネット共有ディスク・・・と、なんかとんでもない数のHDDがMacBookに繋がってる状態になってしまいました(爆)
・・・って、こんだけBlogを書いてますけど・・・まだTimeMachineのバックアップファイルは3GB分ぐらいしか進んでないです(爆)
はぁ〜 いつになったら初回のフルバックアップは終わるんだろう。。。(^_^;)