
我が家のご近所にあってお値段も手頃ということもあり、最近よく利用している中華のお店に
「まきもと」というのがありまして(^^) このお店のラーメンは
以前にもしっかり紹介させていただいてるんですけども、このまきもとで先日は
「支那そば」を食べてきました(^o^)
このお店には「中華そば」と「支那そば」の2種類のラーメンがあるんですよ。普通は徳島ラーメンではお店によって「中華そば」という呼び方をするお店と「支那そば」というふうに呼ぶお店の両方があるんですが、どちらもいわば徳島ラーメンであることにはかわりがなく、呼び名が違うだけ、、のはずなんですが・・・このまきもとでは、中華そばと支那そばは明確に区別されているんですよ。こういうパターンは珍しいですよね。
前に紹介したのは「中華そば」のほうでして、そのときに店員さんに聞いたところでは
「どちらもしょうゆ味だけども中華そばはちょっと濃いめで支那そばはちょっとあっさりめ」だとのことでした。
先日行ったときの日替わりランチセットが「ラーメン+焼きめしセット600円」というものだったので、安いのでこれに決定したのですが、前回は中華そばのほうを食べたので今回は支那そばにチャレンジしてみた、というわけです。
ちなみにこのまきもとではラーメン(中華そばでも支那そばでも)は
並で400円です(^^) んでもって
大は500円というリーズナブルな価格がうれしいですよね〜(*^_^*)
ちなみに今回もワタシをはじめ、嫁さんも双子ちゃん達も並ラーメンなのですが・・・長男は1人、大を注文(滝汗) しかも食べ終わるのは一番早いし(>_<) コイツの食欲は今後が恐ろしいですわ(爆)
さてさてワタシが今回、ランチセットを注文したのには安い以外にももうひとつ理由がありましてね・・・それは!
焼きめしについてくるスプーンを包んである紙!(^^)/
これをどうしても画像に収めたかったのです(笑) このスプーンを包んである紙ナプキン・・・懐かしくないですか?(^o^) 幼少の頃によく行っていたデパートの上にある食堂や町の洋食屋さんなんかではこういうスタイルでよくスプーンが出てきましたよね(^^) ホント、このスタイルを未だに守っているお店があるっていうのがなんだか嬉しくてね〜(笑)
さて、新聞なんかを読みながら待っていると出てきた支那そばと焼きめしのセット。今回ワタシがオーダーした支那そばは店員さん曰く「中華そばよりもあっさりめ」とのこと。中華そばの方は前回食べてますけど、そんなに濃い!っていうほどではなくて、どちらかというとシンプルな醤油系の味付けでどことなく懐かしい感じの味だったので、それよりもあっさりめってことはワタシとしては好みではないかもな〜って思いつつのオーダーだったのですが。。。
出てきたラーメンを見ると・・・あら! これはワタシの愛する
小松島ラーメン系のやや白みのかかったスープじゃないですか! これにモヤシと薄切りのチャーシューが一切れ。そして何よりも嬉しくてノスタルジーに浸ってしまったのは、丼の中にしんみりと1枚だけ入れられている
味付け海苔!(^^)/(^^)/(^^)/
これ、ワタシが小さな頃に実家で出前で取っていた
「松本」というお店のラーメンに必ず入っていたトッピングアイテムだったんですよ(笑) 焼きノリではなく、もっと安い、どこにでもあるような味付け海苔(大野海苔なら最高!!)なのです! これがポイントなのですよ(笑)
ただ、小松島ラーメン系の、徳島ラーメンにしてはやや白めなスープと色味としてはよく似てるんですが、白濁せずにやや透明感を残しているところが小松島系の徳島ラーメンとはちょっと違ってるんですよね。ん〜 なんとも微妙なアピアランスを持ったラーメンだなこりゃ・・・。
そして、意を決してひとくち食べてみると・・・
およ!? こ、これは・・・。
あっさりめのしょうゆ味ラーメン?
とんでもない!(^^) こっちのほうが「濃いめの味」だという中華そばよりもずっと深みのあるいい味やないですか!(^^)/(^^)/(^^)/ 透明感の残ったスープは単調なのかと思いきや、化学調味料ではなさそうな天然ダシがしっかりと効いていて、実に深みのあるいい味が出てるんですよ!(^o^) すすった瞬間はたしかにややあっさりとした口当たりなのですが、そこからじわっと広がってくる深みはこのお店のもうひとつのラーメンである中華そばにはないものです。
こりゃ絶対! ワタシ的にはまきもとのラーメンでオススメは「支那そば」の方だ! と自信を持って言えますね〜(^^)
ちょこんと遠慮がちに載っているチャーシュー・・・これはね〜 どこかで食べた味だと思ったんですが・・・思い出しましたよ! ずっと昔にあった「高級カップ中華そば」に入っていたような・・・そう、ビニール袋に別立てにされてお湯を注ぐ直前にビニール袋から取り出して麺の上に載せるような・・・そういう乾燥したチャーシューの味なんです(ちゅど〜んっ!) いや、マズいと言ってるんじゃなくて、これまたそういう懐かしい系の味付けがされてる、っていう意味なんですが(^_^;)
しかしまぁほんとにスープの味にしても味付け海苔にしてもこのチャーシューにしても・・・お店の佇まいに実にマッチした、ノスタルジックなアピアランスと風味を持った懐かしいラーメンですね〜これは(^o^)
ワタシのラーメンにおけるメートル原器は前述の「松本」というお店のラーメンなのですが、このお店のラーメンと比較してしまうとやや奥行きが足らない、というような気はしないでもないのですが、このあたりに深みを留めてカジュアルな感じを演出しているのも「町の洋食屋さん」というスタイルゆえに、これはこれでいいのではないか? なんて強制的にナットクさせられちゃうような面はありますね(^_^;) でも、これはこれで十分にイケてます!
麺もワタシ好みのやや細めでカッチリ目な歯ごたえのある麺。茹ですぎてふにゃついてしまったらいかにも「いろんなメニューの中にいちおうラーメンもありますよ」という感じになってしまうんですけども、決してそうではなくて、ラーメンはうちのカンバンメニューだ! という気迫を感じられるまっとうな麺です。これはかなり評価が高いポイントですね。押さえるべきところはきちんと押さえてある、そんな感じがします。
何かトンガったところがあるわけでもなく、ガッツリ系でもガツン系でもなく、ひとことで形容するならやはり「あっさり」っていうことになるのかも知れないけれど・・・ほっこりとした癒し系の深みのあるスープから醸し出されるその風味は・・・食べているとなんだか冬の日の陽だまりにいるかのような・・・ちょっと肌寒いんだけどもこの瞬間はなんとも芯の部分からじんわりとホカホカしてくるような・・・そんな暖かいものを感じさせてくれるラーメンなのでした(*^_^*)
我が家のご近所でこんなにもリーズナブルでおいしいラーメンが食べられるなんて・・・ワタシは幸せ者です(笑)
そしてセットで付いてきた焼きめし・・・これも、決してチャーハンではなくて「焼きめし」というのがポイントです(爆)このへんの理由についてはすでに前回の「まきもとBlog」に書いてあるので繰り返しませんが(^_^;) ホントにこのまきもとっていうお店、今のような時代には貴重な存在となった、「正統派・町の洋食屋さん」なんですね〜(^^)
奥の席では若い子たちがオムライスを食べてましたよ! おおっ! なんとも大きくて美味しそうなオムライス!(^^)/ オムライスなんてのも洋食屋さんメニューの定番ですよね〜♪ この度はオムライスを頼んでみようかな〜 なんて思いながらお店を出てきたのでした(^^)
このお店の店主さんとはじめとした店員さんたち・・・最近改装してキレイになっているのに、しっかりと保存されているこのノスタルジックな雰囲気は一体!? 計算してこの雰囲気を演出しているのか、それともほんとにナチュラルに生み出されているものなのか?? もしも演出としてこの雰囲気を醸し出しているのだとしたら・・・お店の雰囲気からメニュー構成、そして出てくる料理のディテールや味に至るまでは見事に調和したその懐かしい感触っていうのは見事というほかないですね(汗) きっとこれ、演出ではなく・・・長年ここで営業しているこのお店が持っている天性のものなんだと思います。そしてそれはお店を改装したぐらいで消えてしまうようなヤワなものではないのでしょうね。。
なんだかとっても嬉しいですよ、こういうお店が近くにあるっていうのは。
そしてさらに嬉しいのは、我が家の子供達もこのお店が大好きだということ(^^) こういう感覚をイマドキの子供達もしっかりと持っているんだな、って思えるのが嬉しいじゃないですか。
また今度、家族で休日のお昼に食べに行きたいな〜 なんて思ってたりします。
んでもって、そのときにはぜひ! オムライス!! ですね(笑)