
というわけで、昨日は行ってきましたよ、岡山まで。
映画を見に(核爆)
映画自体は14時30分からだったのですが、いつものクセで早くに目が覚めてしまったので、9時30分頃に徳島を出発。一路高松道を経由して岡山に向かいました。 ちょうど坂出ジャンクションのあたりで、後ろから追い上げてくる軽ワンボックスがいて、この車とじゃれ合っていたら(^_^;)、ジャンクションを通り過ぎていたらしく(ちゅど~んっ!)、危うく高知に逝ってしまうところでした(どっか~んっ!) あれ? おかしいなぁ~ と気がついたのはジャンクションを20キロ以上も通り過ぎたあと(滝汗) いったんインターを降りて、乗り直し(^_^;) ただでさえ高速料金高いのに、これでさらに「漢」になってしまいました(涙)
途中、与島PAでトイレ休憩をして、嫁さんからリクエストのあったおみやげ「ままかり」をゲット(^^)/ いえね、今日は嫁さんには「岡山の業者のところに出張してくる」ってことになってたものですから うひゃひゃひゃ(爆)
愛車のインプは久しぶりのロングドライブにご機嫌なのか、とってもいい調子でした。高速道路では覆面パトにちょっかい出してみたりとか(核爆)、たまにフルブーストをテストしてみたり(^_^;)と、のんびりしながらも久しぶりのソロツーリングを満喫しました(^^)
さて、無事に岡山市内に入り、ナビの誘導に従ってシネマ・クレール周辺に到着。事前にWEBでだいたいの位置は確認してきていたので、たしかにこの辺のハズなんだけど・・・どうも映画館らしき建物がないのです(汗) おかしいなぁ~と周囲を見渡してみると、なにやら普通の事務所ビルみたいな建物の玄関先に映画のポスターをいっぱい貼ったところが・・・もしかしてアレっすかぁ??(核爆)
というわけで、片道150キロ、高速料金6500円を払って(実際は道を間違えたからもっとかかってるんだけど)はるばるやってきた目的地の映画館は、とーーってもローカル色豊かで風情のあるものでした(^_^;)
最近はシネコンみたいなところでしか映画って見てなかったので、こういう映画館はほんとに久しぶり。というか、子供の頃に地元にあった映画館でも、もうちょっと大きかったし、これだけ小規模の映画館っていうのは初めてだったので、逆に新鮮でなんだかワクワクしちゃいました(笑)映画が映画ですからねぇ、こういう映画館のほうがむしろ感じが出ますよね(^^)
映画館に到着したのが12時過ぎだったので、まだまだ映画の上映開始までは時間があります。ってことで、お腹もすいてきたし、その辺を散策してみることに。せっかく岡山まで来てるんですからね、観光地を巡らずとも、その地域の空気を体いっぱいに吸い込んでみたいじゃないですか(^_-)
コインパーキングにインプをとめ、トランクから
ストライダ(折りたたみ自転車)を取り出して、さっそくアーケード街やらその周りの町中をノンビリと回ってみることに。
ワタシね~ よその土地とかに来ると、観光地もいいんですけど、こうしてその町の生活エリアを散策するのが妙に好きだったりするんですよね。岡山の町は路面電車が走ってるんですね~ これもワタシにとってはかなり新鮮。なんせ徳島には路面電車はおろか、電車自体が走ってないですからねぇ(ちゅど~んっ!)走ってるのはディーゼル車だけなのですよ、トホホ。
散策しながらランチの場所を探していると、なにやらおいしそうな蕎麦屋さんを発見。ここで昼食を取ることにしました。
中にはいると小さなお店でして、お腹もすいていたことだし「にしん蕎麦大盛り」とキリンビールを注文(笑) で、注文してから気がついたんですよね・・
しまった、月見そばを注文すべきであった!
だってねぇ はるばる見に来た映画が「立喰師列伝」ですもんねぇ(笑) 伝説の立喰師「月見の銀二」よろしく月見で攻めるべきであった~ なんてね(^^)
カウンターに対しては正面を向かず、およそ30度の角度で斜めに構え、重心は片方の足にかけて他方をリラックスさせ、どんぶりの位置は高からず低からず、そばをたぐるにつけ蝴蝶の舞うがごとく胸元を上下する!(核爆)
な~んていう立喰のプロみたいなスキのない食べ方なんてできるはずもなく(苦笑)、普通にハフハフと汗をいっぱいかきながらにしん蕎麦を食べました。お店には常連客さんもけっこう来てて、岡山弁が新鮮で「嗚呼、自分のエリアの外に来てるんだな~」なんて実感できたりしてね(^^)
それからまた周辺を散策。
だいたい時間になってきたので、いざシネマ・クレールへ。入り口で入場券を買って、中にはいると・・・
先客は2人(^_^;)
まぁねぇ~ 平日の昼間だしこんなもんでしょ(苦笑) しかし中に入ってさらにビックリ! これ、100人足らずでいっぱいになりそうです(汗)スクリーンも、150インチぐらいかなぁ? すんごくこぢんまりとしていてステキです(*^_^*) でも音響はちゃんとサラウンドが入っているし、館内は清潔にしてあるので、場末感はあまりなかったですね。
そしていよいよ始まった「立喰師列伝」!
いやはや、映画の内容についてはこの場では多くは語りませんが・・・
こりゃ確かに一般ウケするような映画ちゃいますわ(滝汗) 押井節全開!!!
ってかんじの内容です(^_^;) ワタシはかなり楽しめましたけどね~。「攻殻機動隊」とか「イノセンス」のようなメジャータイトルしか押井作品を知らない人からしたら、押井監督のアングラサイドを映像化した、みたいに感じるかも(爆) 全編モノローグばかりで小難しい単語を並べた解説、モノクローム基調、デジカメで撮影した人物のパーツを紙芝居のように3DのCGで動かせる、という斬新な映像手法を用いた画面、次々と登場する伝説の立喰師たち。。
ワタシはもっと立喰師たちの活躍シーンが表現されるのかと思ったのですが、これはまさしく立喰師という架空のファクターを触媒に、もう一つの昭和史(架空の昭和史)を具現化したドキュメンタリー映画、っていう感じですね。どこまでがほんとでどこまでが虚構なのか、見ていると分からなくなってくる感覚がとってもカイカン(^^)/
見終わったときの、爽快でもなく不快でもなく、悲しくも寂しくも嬉しくもないんだけど、なんだかいつもと違う感覚になっているっていうのが押井作品を見たあとの感覚なんですよね~ 今回の映画でもきっちりとそういう感覚になれました(*^_^*)
もっとも、帰りにインプの中で大塚愛のCDをカーステでかけた瞬間にリアルな世界に戻って来ちゃいましたけど(ちゅど~んっ!)
というわけで、ほんとひさしぶりにソロで遠くまで行って、命の洗濯してきました(^^) たまにはこういうわけのわからんこと、一人でやってみるのもいいですね(*^_^*)
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2006/07/13 03:44:39